2025.11.08
甲南学園陸上競技部創部100周年記念式典、および記念祝賀会が11月8日、神戸市内のホテルで開催された。
甲南大学、甲南高校・中学校を運営する甲南学園の歴史は1911年の幼稚園創立からスタート。翌年に小学校、1919年に中学校を相次いで創立している。
陸上競技部はその中学校が1923年に7年生高等学校へと発展させた際に創部。今年度で103年目を迎えた。
その間、高等学校時代の1936年に男子ハンマー投代表の松野榮一郎がベルリン五輪に出場。大学卒業生では女子短距離で1997年、99年、03年と3度世界選手権に出場した新井初佳、同走高跳で2007年、13年と2度世界選手権に臨んだ青山幸(現姓・福本)らが世界へと羽ばたいている。
また、現在は100年の歴史をつなぐ男子陸上競技部と、女子陸上競技部の2つの組織として活動しているが、女子陸上競技部は今や学生女子スプリントを牽引する存在に。21年東京五輪4×100mリレーに当時大学1年の青山華依が出場、今年9月の東京世界陸上ではOGの井戸アビゲイル風果(東邦銀行)が200mで準決勝進出、男女混合4×400mリレーでは8位入賞を果たしている。
本来であれば100周年式典は2023年に開催予定だったが、コロナ禍の影響で延期に。この日、2年越しに開催され、現役学生はもちろん200人を超えるOB・OG、関係者が訪れて節目を祝った。
冒頭で大学陸上競技部OB会組織にあたる秀峰会会長の中川透氏が「世界大戦や阪神淡路大震災といった苦難を乗り越え、学生スポーツの火を灯し続けてきました」と語り、「今後も学生たちの活躍を応援し、支援していきたい」と挨拶。
式典はその後、日本陸連前会長の尾縣貢氏からのビデオメッセージ紹介、学校法人甲南学園の長坂悦敬理事長らの祝辞と続き、歴代監督、顧問、秀峰会会長への功労賞贈呈、世界大会出場者への顕彰状授与が行われた。また、2019年からボランティア活動などで関りを持つスペシャルオリンピックス日本・兵庫理事長の三宮秀介氏から男子陸上競技部へ感謝状が授与された。
祝賀会は、甲南学園体育会OB・OG連合会である摂津会の名誉会長で、元ミズノ会長の水野正人氏による乾杯からスタート。学習院陸上競技部後援会の山田吉彦会長からは、大学体育会全体で繰り広げる対校戦において、秩父宮賜杯を冠する陸上対校戦への思いが語られた。
会の終盤には現役学生、渡邉功記監督、三原泰起コーチが登壇。約50人の部員を率いる中尾恭吾主将が「100年の歴史を、次の100年へとつなげられるように」と力強く語ると、会場は大きな拍手に包まれた。
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