HOME 世界陸上、海外

2025.09.15

棒高跳デュプランティスが6m30クリア!!今季4度目の世界新、国立の夜空に舞う/東京世界陸上
棒高跳デュプランティスが6m30クリア!!今季4度目の世界新、国立の夜空に舞う/東京世界陸上

東京世界陸上男子棒高跳で世界新をマークしたデュプランティス

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目

東京世界陸上3日目のイブニングセッションが行われ、男子棒高跳のアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)が6m30の世界新記録で3連覇を飾った。

今大会最初の世界新記録は、やはりこの男が生み出した。今季すでに3度、自身の世界記録を塗り替えてきたデュプランティスが、初めて世界を制した東京五輪と同じ、国立の夜空に高々と待った。

広告の下にコンテンツが続きます

6m00に7人もが挑む空前のハイレベルにあって、ただ1人別次元のジャンプを見せ続ける。5m55、5m85、5m95、6m00、6m10をいずれもあっさりと1回でクリア。今季6mジャンプを連発してきたエマノイル・カラリス(ギリシャ)が食い下がったが、デュプランティスは6m15も1回で成功。失敗とパスを繰り返したカラリスが、6m20をクリアできずに優勝が決まる。そしてバーは、人類初の「6m30」へ。

デュプランティスは1回目、2回目ともにクリアしたかに見えたが、わずかにバーが揺れて落ちる惜しい跳躍を連発。そして、最終3回目。今度こそバーは落ちず、その瞬間が訪れた。今年4度目となる世界新記録で3連覇を達成。初めて世界を制したのが21年の東京オリンピックだった。4年の月日を超え、無観客だった国立競技場が満員に埋まり、スタジアムに鳴り響く大歓声を独り占めした。

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)3日目 東京世界陸上3日目のイブニングセッションが行われ、男子棒高跳のアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)が6m30の世界新記録で3連覇を飾った。 今大会最初の世界新記録は、やはりこの男が生み出した。今季すでに3度、自身の世界記録を塗り替えてきたデュプランティスが、初めて世界を制した東京五輪と同じ、国立の夜空に高々と待った。 6m00に7人もが挑む空前のハイレベルにあって、ただ1人別次元のジャンプを見せ続ける。5m55、5m85、5m95、6m00、6m10をいずれもあっさりと1回でクリア。今季6mジャンプを連発してきたエマノイル・カラリス(ギリシャ)が食い下がったが、デュプランティスは6m15も1回で成功。失敗とパスを繰り返したカラリスが、6m20をクリアできずに優勝が決まる。そしてバーは、人類初の「6m30」へ。 デュプランティスは1回目、2回目ともにクリアしたかに見えたが、わずかにバーが揺れて落ちる惜しい跳躍を連発。そして、最終3回目。今度こそバーは落ちず、その瞬間が訪れた。今年4度目となる世界新記録で3連覇を達成。初めて世界を制したのが21年の東京オリンピックだった。4年の月日を超え、無観客だった国立競技場が満員に埋まり、スタジアムに鳴り響く大歓声を独り占めした。

【動画】男子棒高跳 デュプランティスが世界新!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.31

北口榛花、サニブラウンに続いて世界へ羽ばたけ!第12期ダイヤモンドアスリートの募集がスタート

日本陸連は第12期ダイヤモンドアスリートおよびダイヤモンドアスリートNextageの募集を開始した。 2014年にスタートした日本陸連の「ダイヤモンドアスリート」は、「は陸上競技を通じて豊かな人間性を持つ国際人となり、今 […]

NEWS 連覇狙う國學院大、駒大、青学大、中大、創価大を軸に力拮抗! 早大、城西大も有力/全日本大学駅伝

2025.10.31

連覇狙う國學院大、駒大、青学大、中大、創価大を軸に力拮抗! 早大、城西大も有力/全日本大学駅伝

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km) 第57回全日本大学駅伝は11月2日、愛知・熱田神宮西門前から三重・伊勢神宮内宮宇治橋前をつなぐ8区間106.8kmで行われる。 […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子円盤投・東琉空(稲生高3)インターハイ&国スポ2冠 今季高校生相手に無敗のスロワー

2025.10.31

【高校生FOCUS】男子円盤投・東琉空(稲生高3)インターハイ&国スポ2冠 今季高校生相手に無敗のスロワー

FOCUS! 高校生INTERVIEW 東 琉空 Azuma Ruku 稲生3三重 2025年の屋外シーズンも最終盤を迎えました。今回は今季活躍した高校アスリートの中で男子円盤投の東琉空選手(稲生3三重)にフォーカスしま […]

NEWS 【学生長距離Close-upインタビュー】箱根駅伝予選会で好走の中央学大・市川大世 「一つ大きな自信になった」

2025.10.31

【学生長距離Close-upインタビュー】箱根駅伝予選会で好走の中央学大・市川大世 「一つ大きな自信になった」

学生長距離Close-upインタビュー 市川 大世 Ichikawa Taisei 中央学大3年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。53回目は、 […]

NEWS 前回シードの城西大はキムタイを3区へ 立教大はエース・國安広人がアンカー/全日本大学駅伝

2025.10.31

前回シードの城西大はキムタイを3区へ 立教大はエース・國安広人がアンカー/全日本大学駅伝

◇第57回全日本大学駅伝(11月2日/愛知・熱田神宮西門前~三重・伊勢神宮内宮宇治橋前:8区間106.8km) 全日本大学駅伝の区間エントリーが発表された。 前回6位でシード権を獲得した城西大はヴィクター・キムタイ(4年 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top