来年1月の箱根駅伝で15年ぶりの総合優勝を狙う早大が8月18、19日の2日間、選抜合宿地の新潟・妙高高原で合同取材会を開いた。
前半のトラックシーズンでは日本インカレで1500mと5000mの2冠に輝いた山口智規(4年)や7月のワールドユニバーシティゲームズ(ユニバ)でハーフマラソン金メダルの工藤慎作(2年)、ルーキーコンビの鈴木琉胤と佐々木哲らの個々の活躍が目立った。
駅伝主将を務める山口は「大学駅伝界の中では一番インパクトを残した大学だと思いますし、自分たちでも勢いのある前半シーズンは送れたと思います」。一方で、前半シーズンはその4人以外は目立った成績を残せず、「夏合宿で底上げという課題にしっかり取り組めればと思っています」と話す。
合宿では特に下級生が元気の良さを示しているといい、「トラックシーズンで名前は出ていないけれど、走らないといけない選手が他と勝負できるようになってほしい」と期待。箱根での総合優勝に向けて、「まずは出雲、全日本でしっかりと先頭争いをしたいです」と目標を語った。
ユニバ金メダルの工藤は「学生ハーフで勝った自分が勝ちきることができた面では大きいと思います」。来冬のマラソン挑戦を見据えつつ、「(三大駅伝で)区間賞を取りたいです」と意気込む。
3000m障害でアジア選手権やユニバに出場した佐々木は「力を発揮できましたし、良いプロセスを踏んでいけた前半シーズンでした」。ケガでユニバを欠場していた鈴木も元気な姿を見せ、「駅伝に間に合わせられるように焦らずにやっていきたいです」と明るい表情で話した。
就任4年目を迎えた花田勝彦駅伝監督は「チーム全体で底上げしていこうという雰囲気を作ってくれています。優勝を目標に掲げている中で、どの駅伝でも優勝にチャレンジできる状態に仕上げていきたいです」と駅伝シーズンをにらんでいた。
今後は妙高高原で合宿を続け、8月下旬からは北海道紋別市で合宿を行う。
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