2025.08.15
第52回全日本中学校選手権が8月17日~20日の4日間、沖縄県総合運動公園競技場で開催される。女子は10種目が行われ、男子同様注目の選手がそろった。
男子展望はこちら
連覇目指す今村と北村 800mは2年生・中西が好調
女子は100mハードルで前回優勝の今村好花(太宰府東3福岡)が主役候補だ。7月に中学記録を0.14秒も更新する13秒28を3度マーク。史上3人目の連覇を目指す全中ではタイムより順位が重要となるが、条件次第ではさらなる記録更新の可能性を秘める。
同種目では100mで11秒86の記録を持つ酒井麻帆(アスリートジャパン3岡山)や向かい風で13秒72をマークしている門田怜奈(第二砂町3東京)が上位候補に挙がる。
200mの北村環奈(桔梗が丘3三重)も前回に続く日本一を目指す。全中にピークを合わせるため春先は25秒台が続いたが、7月に24秒70の自己タイで走ると、8月の東海大会で24秒46(+0.8)とベスト記録を大きく更新している。一方、昨年のU16大会150mで入賞しているバログン・イズミ(千住ジュニア2東京)の走りにも注目が集まりそうだ。
100mは大喜多胡乃(豊中十一3大阪)が11秒83で今季中学リストトップに立つ。山崎璃桜(シュブスタンス3福岡)、酒井菜夏(北鳴3石川)、岡嶋莉子(入船3千葉)と11秒台スプリンターがしのぎを削る。
800mでは2年生の中西彩葉(京山・岡山)が、昨年の石原万結(現・仙台育英高)に続く、チーム連覇を目指す。また、2年前の優勝者・人見仁菜(足寄3北海道)もケガから復調の兆しを漂わせている。1500mは是枝愛香(内部3三重)と原梨珠(赤穂3長野)が4分27秒台のベストで並び、今季リスト3位以下を大きく引き離している。
4×100mリレーは美濃加茂ジュニア(岐阜)とシュブスタンス(福岡)のクラブチームが47秒台と優勝を狙っている。
フィールド種目はいずれも混戦模様。走高跳は今季1m70以上を跳んでいるのが京谷桃羽(流山南部2)と吉田灯織(茂原3)の千葉勢。だが、関東大会では同じ千葉の佐藤妃莉(臼井南3)が優勝した。このほか、地区大会を制している石井美優(江井島3兵庫)や祖父江萌生(中村3高知)などが上位をうかがう。
走幅跳は小畑千愛(河北3和歌山)が近畿大会で5m89を跳ぶなど好調。スピードに自信を持つ間遥花(社2福井)や5m84をマークしている新坂空亜(日野一3東京)にも注目だ。
砲丸投では上出舞華(高蔵寺3愛知)が今季ただ1人15mオーバーとなっているが、東海大会では上出を抑えて藤原茉央(白子3三重)が勝利した。再戦となる全中ではどのような展開になるだろうか。
四種競技の渡邉結愛(市場3神奈川)、矢野夏音(旭東3大阪)はすでに3000点オーバー。清水琴心(AKS TC3千葉)や野口咲彩(鶴ヶ島藤3埼玉)を含めた選手たちが日本一を目指す。
競技の様子は大会の公式YouTubeチャンネルで連日配信される予定となっている。
連覇目指す今村と北村 800mは2年生・中西が好調
女子は100mハードルで前回優勝の今村好花(太宰府東3福岡)が主役候補だ。7月に中学記録を0.14秒も更新する13秒28を3度マーク。史上3人目の連覇を目指す全中ではタイムより順位が重要となるが、条件次第ではさらなる記録更新の可能性を秘める。 同種目では100mで11秒86の記録を持つ酒井麻帆(アスリートジャパン3岡山)や向かい風で13秒72をマークしている門田怜奈(第二砂町3東京)が上位候補に挙がる。 200mの北村環奈(桔梗が丘3三重)も前回に続く日本一を目指す。全中にピークを合わせるため春先は25秒台が続いたが、7月に24秒70の自己タイで走ると、8月の東海大会で24秒46(+0.8)とベスト記録を大きく更新している。一方、昨年のU16大会150mで入賞しているバログン・イズミ(千住ジュニア2東京)の走りにも注目が集まりそうだ。 100mは大喜多胡乃(豊中十一3大阪)が11秒83で今季中学リストトップに立つ。山崎璃桜(シュブスタンス3福岡)、酒井菜夏(北鳴3石川)、岡嶋莉子(入船3千葉)と11秒台スプリンターがしのぎを削る。 800mでは2年生の中西彩葉(京山・岡山)が、昨年の石原万結(現・仙台育英高)に続く、チーム連覇を目指す。また、2年前の優勝者・人見仁菜(足寄3北海道)もケガから復調の兆しを漂わせている。1500mは是枝愛香(内部3三重)と原梨珠(赤穂3長野)が4分27秒台のベストで並び、今季リスト3位以下を大きく引き離している。 4×100mリレーは美濃加茂ジュニア(岐阜)とシュブスタンス(福岡)のクラブチームが47秒台と優勝を狙っている。 フィールド種目はいずれも混戦模様。走高跳は今季1m70以上を跳んでいるのが京谷桃羽(流山南部2)と吉田灯織(茂原3)の千葉勢。だが、関東大会では同じ千葉の佐藤妃莉(臼井南3)が優勝した。このほか、地区大会を制している石井美優(江井島3兵庫)や祖父江萌生(中村3高知)などが上位をうかがう。 走幅跳は小畑千愛(河北3和歌山)が近畿大会で5m89を跳ぶなど好調。スピードに自信を持つ間遥花(社2福井)や5m84をマークしている新坂空亜(日野一3東京)にも注目だ。 砲丸投では上出舞華(高蔵寺3愛知)が今季ただ1人15mオーバーとなっているが、東海大会では上出を抑えて藤原茉央(白子3三重)が勝利した。再戦となる全中ではどのような展開になるだろうか。 四種競技の渡邉結愛(市場3神奈川)、矢野夏音(旭東3大阪)はすでに3000点オーバー。清水琴心(AKS TC3千葉)や野口咲彩(鶴ヶ島藤3埼玉)を含めた選手たちが日本一を目指す。 競技の様子は大会の公式YouTubeチャンネルで連日配信される予定となっている。 全中陸上LIVEチャンネル【公式】RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」
2025.12.30
城西大が2冠達成!2区・本間香が区間新、順位下げるも7区で再逆転/富士山女子駅伝
-
2025.12.30
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.30
名城大が4位 主将・米澤「みんなのお陰でやりきれた」連覇狙った立命大は5位/富士山女子駅伝
◇2025富士山女子駅伝(12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ城西大が2時間22分36秒で初優勝を飾った。城西 […]
2025.12.30
2年ぶりV奪還へトヨタ自動車・鈴木芽吹「レース全体で自分の力を発揮」 2週間前に痛みも/ニューイヤー駅伝
◇第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km) 元日に開催される全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
