2025.08.04
7月末から8月初旬にかけて世界各国で国内選手権が行われた。
8月2日、3日に行われたギリシャ選手権では、男子棒高跳のE.カラリスが世界歴代4位の6m08で優勝した。カラリスはパリ五輪銅メダリストの25歳。今年の世界室内選手権では銀メダルを獲得しており、そのときにマークした自己記録の6m05を3cm更新した。
イタリア選手権の男子砲丸投ではブダペスト世界選手権銀メダルのL.ファッブリが今季世界最高の22m82で制覇。男子走幅跳ではパリ五輪銅メダルで今年の世界室内チャンピオンのM.フルラーニが8m26(±0)で優勝を飾っている。一方、ブダペスト世界選手権金のG.タンベリは2m12の5位タイに止まった。
ブラジル選手権では3種目で南米新記録が誕生。男子100mのE.カルドーソが9秒93(+1.5)と従来の記録を0.03秒更新し、男子やり投ではL.M.ダ・シルバは自身の南米記録を4m以上も塗り替える91m00で優勝した。さらに男子20000m競歩では、パリ五輪銀メダルのC.ボンフィムが1時間18分37秒9で制している。
英国ではブダペスト世界選手権男子100m銅メダルのZ.ヒューズが短距離2冠。100mは9秒94(+2.2)、200mは19秒90(+1.3)で制した。ブダペスト世界選手権男子1500m金メダリスト・J.カーは5000mに出場して13分44秒73で快勝。女子200m(+1.9)はD.アッシャー・スミスが22秒14で優勝し、A.ハントが同タイムで2位に続いた。ハントは100mを11秒02(+1.5)で制している。女子800mはG.ハンター・ベルが1分59秒53でV。男子800mはM.バーギンが1分43秒92で勝った。
ドイツ選手権の女子砲丸投はパリ五輪金メダルのY.オグンレイェが19m29で2連覇を達成。男子やり投はJ.ウェーバーが84m36で制した。女子走幅跳では五輪・世界選手権金メダリストのM.ミハンボが6m82(+1.9)で8度目の優勝を果たしている。
フランス選手権の男子1500mでは、今季リストトップのA.ハブズが3分33秒33で制し、男子三段跳ではM.ラフィンが17m52(+0.3)の自己新で優勝した。男子10000m競歩ではG.ボルディエが今季世界最高の37分23秒99で優勝している。また、男子棒高跳で元世界記録保持者の38歳R.ラヴィレニが、世界選手権参加標準記録に到達する5m82で1位に輝いた。
ハンガリーでは男子ハンマー投パリ五輪銀メダルのB.ハラースが81m94の自己新で貫禄勝ち。リトアニアの男子円盤投では世界記録保持者のM.アレクナが72m15で快勝。スペインの女子10000m競歩では、ブダペスト世界選手権で競歩2冠のM.ペレスが今季世界最高の42分24秒68で圧勝した。ベルギーの女子走高跳ではM.マエスが自己記録を4cm更新する1m97で制した。
【動画】棒高跳で6m08に成功したカラリス
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.19
世界陸上銅の勝木隼人がエントリー 女子は前回Vの谷純花ら/元旦競歩
-
2025.12.19
-
2025.12.19
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2025.12.14
中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝
-
2025.12.14
-
2025.12.14
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.19
世界陸上銅の勝木隼人がエントリー 女子は前回Vの谷純花ら/元旦競歩
東京陸協は26年1月1日に開催される第74回元旦競歩(兼東京選手権競歩)のエントリー選手を発表した。 男子20kmには、9月の東京世界選手権35kmで銅メダルに輝いた勝木隼人(自衛隊体育学校)がエントリー。23年ワールド […]
2025.12.19
箱根駅伝Stories/東海大のスピードスター・兵藤ジュダ リベンジの1区で「やっぱり区間賞がほしい」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 失意から復活、トラックで勢い 前回の箱根駅伝予選会で総合14位に終わ […]
2025.12.19
箱根駅伝Stories/前回の雪辱期する中央学大・市川大世 「区間5位以内を目指して積極的な走りを」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 全日本では4人抜きの力走 3年ぶりに11月の全日本大学駅伝に戻ってき […]
2025.12.19
箱根駅伝Stories/過去最高順位を見据える城西大 強力4年生軸に「アッと驚くような試合がしたい」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 主要区間の経験者残る 前回6位の城西大がチーム最高成績の3位以内を目 […]
2025.12.19
予選会と5000m平均はともに仙台育英トップ 2番手は学法石川 鳥取城北は安定感/全国高校駅伝・データ編男子
男子第76回全国高校駅伝(12月21日/京都・7区間42.195km)に出場する58校を都道府県大会と地区大会で出されたタイムと、5000mのチーム内上位7人の平均タイム(12月上旬判明分)でランキング化した。 男子レー […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳