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2025.08.04

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ライルズ 200mで今季世界最高の19秒63!! 110mHは新鋭・サープが13秒01でV/全米選手権
ライルズ 200mで今季世界最高の19秒63!! 110mHは新鋭・サープが13秒01でV/全米選手権

男子短距離のノア・ライルズ(米国)。写真は23年ブダペスト世界陸上

◇2025全米選手権(7/31~8/3、ユージン)4日目

8月3日、全米選手権の最終日が行われ、男子200mは世界選手権3連覇中のN.ライルズが今季世界最高の19秒63(+0.2)で制した。

今大会、100mの準決勝を棄権して200mに懸けたライルズは、予選を19秒97(+1.7)と余裕の1着。決勝は100m優勝のK.ベドナレクにリードを許したものの、フィニッシュ直前に逆転して200mでは5度目の全米優勝を飾った。ベドナレクは0.04秒差の2位となり、3位には19秒80のR.グレゴリーが入った。

なお、レース後にはライルズの挑発的な行為に対してベドナレクが激高し、ライルズを突き飛ばす場面もあり、一時騒然となった。

男子110mハードルでは、2005年生まれの19歳、J.サープが13秒01(+0.7)の自己新で優勝。昨年のU20世界選手権王者のサープは、今季12秒台をマークするなど好調のC.ティンチを0.02秒差で抑えた。一方、世界選手権3連覇中のG.ホロウェイは準決勝を通過したものの、決勝を棄権した。

男子800mではドーハ世界選手権金メダルのD.ブレイザーが完全復活を印象づける1分42秒16の自己新でV。2位には2008年生まれの16歳、C.ルッケンハウスが1分42秒27で続き、従来のU18世界最高記録(1分43秒37)を1秒以上も塗り替えた。

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男子400mハードルはパリ五輪金メダルのR.ベンジャミンが46秒89と、2位以下に1秒以上の差をつけて圧勝。女子400mハードルでは、今季限りでの引退を表明しているD.ムハンマドが52秒65で2019年以来の全米制覇を果たした。女子円盤投は五輪2連覇中のV.オールマンが71m45で貫禄を見せつけた。

また、男子砲丸投はオレゴン世界選手権銅メダルのJ.アウォトゥンデが22m47の自己新で全米初制覇。一方、パリ五輪銀メダルのJ.コヴァクスが22m07の4位に止まり、世界選手権の代表入りを逃す波乱もあった。

◇2025全米選手権(7/31~8/3、ユージン)4日目 8月3日、全米選手権の最終日が行われ、男子200mは世界選手権3連覇中のN.ライルズが今季世界最高の19秒63(+0.2)で制した。 今大会、100mの準決勝を棄権して200mに懸けたライルズは、予選を19秒97(+1.7)と余裕の1着。決勝は100m優勝のK.ベドナレクにリードを許したものの、フィニッシュ直前に逆転して200mでは5度目の全米優勝を飾った。ベドナレクは0.04秒差の2位となり、3位には19秒80のR.グレゴリーが入った。 なお、レース後にはライルズの挑発的な行為に対してベドナレクが激高し、ライルズを突き飛ばす場面もあり、一時騒然となった。 男子110mハードルでは、2005年生まれの19歳、J.サープが13秒01(+0.7)の自己新で優勝。昨年のU20世界選手権王者のサープは、今季12秒台をマークするなど好調のC.ティンチを0.02秒差で抑えた。一方、世界選手権3連覇中のG.ホロウェイは準決勝を通過したものの、決勝を棄権した。 男子800mではドーハ世界選手権金メダルのD.ブレイザーが完全復活を印象づける1分42秒16の自己新でV。2位には2008年生まれの16歳、C.ルッケンハウスが1分42秒27で続き、従来のU18世界最高記録(1分43秒37)を1秒以上も塗り替えた。 男子400mハードルはパリ五輪金メダルのR.ベンジャミンが46秒89と、2位以下に1秒以上の差をつけて圧勝。女子400mハードルでは、今季限りでの引退を表明しているD.ムハンマドが52秒65で2019年以来の全米制覇を果たした。女子円盤投は五輪2連覇中のV.オールマンが71m45で貫禄を見せつけた。 また、男子砲丸投はオレゴン世界選手権銅メダルのJ.アウォトゥンデが22m47の自己新で全米初制覇。一方、パリ五輪銀メダルのJ.コヴァクスが22m07の4位に止まり、世界選手権の代表入りを逃す波乱もあった。

【動画】全米選手権男子200mをチェック!

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