◇全国高校総体(インターハイ、7月25日~29日/広島・ホットスタッフフィールド広島)2日目
広島インターハイの2日目が行われ、男子100m決勝(3組タイムレース)は3組の清水空跳(星稜2石川)が10秒00(+1.7)の高校新記録で優勝した。
スタジアムが一気にそして大きく沸き上がった。「本当に10秒00という自分でも今。衝撃のタイムなんです。1台乗り越えゼロというのを見ることができてうれしいです」と清水は言葉を弾ませる。
7月上旬の日本選手権では予選で10秒19と自己記録を0.01秒更新して準決勝に進んだが、決勝には届かなかった。「自分にはまだ壁があるんだなと感じました。その壁を乗り越えたい」。その思いで、3週間調整し、「体調管理もあとか完全な状態」に乗り込んできた。
3組の清水が走る前に、1組で同学年の菅野翔唯(東農大二・群馬)が追い風参考ながら10秒06(+2.4)をマーク。それを見て「自分はやらないといけない使命が降りてきました」と言う。
菅野が記録を出したことで、火がついた。「最終組で追い込まれる状況っていうものがあっての、このタイムだと思います」。
大幅自己ベストで自身も驚くタイムとなったが、冷静に振り返ってもいる。「前半は完璧だったんですけど、後半頑張り過ぎたことで、ちょっと身体がついてこない部分がありました」と言う。「そこをもっとついてくるようにして、9秒台に近づけたいです」と清水。日本人高校生がまだ到達していない領域へ、さらに成長を期していた。
【動画】驚愕の高校新!清水空跳が10秒00をマークした男子100mのレース!
【男子100mで10秒00の高校新✨】
— スポーツブル【公式】 (@sportsbull_jp) July 26, 2025
✅インターハイ100m 決勝
星稜・ #清水空跳 が桐生祥秀の記録を更新
日本高校新記録となる10秒00で優勝を果たした🥇
インハイ.tvでは全競技無料ライブ配信中🎥https://t.co/KO1OBJASY9#インハイ #インターハイ pic.twitter.com/X2Do25vQdM
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.11
青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]
2025.12.11
箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]
2025.12.10
【箱根駅伝エントリー】登録選手336人が決定 最多出身高は13年ぶりの駅伝名門校! 都道府県別では埼玉が2年連続トップ
第102回箱根駅伝のチームエントリーが12月10日に行われ、今回も1チーム16人、21チーム計336人が選手登録された。 登録選手を出身高校別に見ると、佐久長聖高(長野)が13人で最多となった。続いて、洛南高(京都)が1 […]
2025.12.10
前回6位の城西大・櫛部静二監督「アッと驚く試合を」 20年連続シード東洋大・酒井俊幸監督「誰が出ても粘りながら」/箱根駅伝
第102回箱根駅伝の記者発表会が12月10日、都内で行われ、出場校の監督が意気込みを語った。 前回6位の城西大は16人のエントリーの半数を4年生が占めた。櫛部静二監督は「ここ数年、この4年生の力によって、城西大としては上 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025