2025.06.30
6月26日から29日、欧州チーム選手権1部がスペイン・マドリードで開催され、男子走幅跳では五輪2連覇中のM.テントグルー(ギリシャ)が今季世界最高の8m46(+1.1)で優勝した。世界選手権はオレゴンで銀、ブダペストでは金メダルを獲得している。27歳のテントグルーは、この大会3度目の優勝となった。
男子走高跳ではJ.シュテフェラ(チェコ)が2m33の自己新V。女子走幅跳はパリ五輪4位のL.イパチーノ(イタリア)が6m92(+0.2)で制した。女子400mでは、400mハードルでブダペスト世界選手権金メダルのF.ボル(オランダ)が49秒48で快勝。
男子800mはパリ五輪5位のM.アタウィ(スペイン)が1分44秒01の大会新で地元優勝を飾った。男子400mでは英国の21歳・S.リアドンが44秒60の自己新で大会記録を打ち立て制した。男子ハンマー投はパリ五輪銅メダルのM.コーハン(ウクライナ)が81m66、女子走高跳は世界記録保持者のY.マフチフ(ウクライナ)が2m00で優勝した。
同大会は欧州の約50ヵ国による国別対抗戦。3つのリーグに分かれて行われ、各種目の順位に応じたポイント制で争われる。今大会ではイタリアが2連覇を果たし、ポーランドが2位、ドイツが3位だった。また、1部下位のウクライナ、フィンランド、リトアニアは2部降格が決定。2部で上位だったベルギー、スロベニア、ノルウェーが1部に昇格する。
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