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2025.06.27

編集部コラム「あぁ、インフィールドビブス」
編集部コラム「あぁ、インフィールドビブス」

毎週金曜日更新!?
★月陸編集部★
攻め(?)のアンダーハンド
リレーコラム🔥
毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ!
陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。
編集スタッフが週替りで綴って行きたいと思います。
暇つぶし程度にご覧ください!

第294回「あぁ、インフィールドビブス(船越陽一郎)

5月の終わりの方にアジア選手権の取材に韓国へ行って参りました。国内の大会では、インフィールドに入って当たり前の様に撮影出来ていますが海外の大会ではインフィールドに入って撮影する事はなかなか難しいのです。

このアジア選手権は、アジア陸連主催 インフィールドに入れるスチールカメラは全体で12人でして、その内の6人は現地(韓国)のカメラマン 後の6人が海外のカメラマンといった感じでございます。その海外の6人から1枠が日本に割り当てられるのですが、日本陸連のオフィシャルに割り当てられてしまいましたので、さあ大変です!

インフィールドビブスを着用することにより、インフィールドに入って撮影をおこなえるのですが、そのビブスが手に入らない。それでも何とかしようとフォトマネージャーに何とかならないかと何度もお願いしますが、枠が増えるといった事はなく 他の国がビプスを必要としない時間帯に借りるといった方法しかなく非常に厳しい撮影となりました。

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アウトフィールドでも撮れなくはないのですが、投てきそれもハンマー・円盤等の網の中でおこなわれる競技に関しましては壊滅的に撮れませんでした。それで、その時間帯だけでも入りたかったのです。

フォトマネージャーの方は女性だったのですが、何度も何度もしつこくお願いしていましたので、彼女からすれば私は ほぼストーカーだったのかもしれません。全然 英語も喋れないくせに詰め寄ってくる。口を開けば「ビブスが欲しい」しか言わない。自分のことながら かなりヤバイ奴でございました。

途中からあまり目も合わせてくれなくなった様に感じました・・・。香港のメディアが途中から取材を終えて帰ったので、そちらのビブスを日本の通信社のカメラマンの方とシェアしていただきまして何とか乗り越える事が出来ました。この方には本当に感謝しかありません。

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最終日に撮影が終了しまして、フォトマネージャーにインフィールドビブスを返却に行ったのですが、そこで彼女に「ちょっと待ってて」と言われまして、待っておりました。彼女が戻ってきまして「このビブス あげるわ」と言われました。

そういう事では無いんけどなぁ と心の中で思いながらも彼女は、私がよっぽどビブスを好きで好きでたまらない人間と思っていたのか、それとも皮肉を込めてなのかわかりませんが、勝手に彼女からの敬意だと思う事にしました。真意はわかりません。と言いますか、知りたくないです。

それにしても、6人は少なすぎると思いませんか?
20人くらい入ったって大丈夫なんじゃないかと私個人としては思うのですが・・・。

船越陽一郎(ふなこし・よういちろう)
月刊陸上競技写真部
1974年12月生まれ 172cm ○0kg 福岡県春日市出身
小学生の時に身体が弱く 喘息持ちだったため、鍛えるためにラグビーを始め「走れば治る」が口癖のドSのコーチに肉体改造される。大学までラグビーを続けるも卒業と同時に引退。何を思ったか社会人でボクシングを始める。戦績 3戦3敗(3KO負け) 秘密兵器の左フックを編み出すも、秘密のまま引退。なんじゃかんじゃあって現在に至る。

過去の編集部コラムはこちら

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5月の終わりの方にアジア選手権の取材に韓国へ行って参りました。国内の大会では、インフィールドに入って当たり前の様に撮影出来ていますが海外の大会ではインフィールドに入って撮影する事はなかなか難しいのです。 このアジア選手権は、アジア陸連主催 インフィールドに入れるスチールカメラは全体で12人でして、その内の6人は現地(韓国)のカメラマン 後の6人が海外のカメラマンといった感じでございます。その海外の6人から1枠が日本に割り当てられるのですが、日本陸連のオフィシャルに割り当てられてしまいましたので、さあ大変です! インフィールドビブスを着用することにより、インフィールドに入って撮影をおこなえるのですが、そのビブスが手に入らない。それでも何とかしようとフォトマネージャーに何とかならないかと何度もお願いしますが、枠が増えるといった事はなく 他の国がビプスを必要としない時間帯に借りるといった方法しかなく非常に厳しい撮影となりました。 アウトフィールドでも撮れなくはないのですが、投てきそれもハンマー・円盤等の網の中でおこなわれる競技に関しましては壊滅的に撮れませんでした。それで、その時間帯だけでも入りたかったのです。 フォトマネージャーの方は女性だったのですが、何度も何度もしつこくお願いしていましたので、彼女からすれば私は ほぼストーカーだったのかもしれません。全然 英語も喋れないくせに詰め寄ってくる。口を開けば「ビブスが欲しい」しか言わない。自分のことながら かなりヤバイ奴でございました。 途中からあまり目も合わせてくれなくなった様に感じました・・・。香港のメディアが途中から取材を終えて帰ったので、そちらのビブスを日本の通信社のカメラマンの方とシェアしていただきまして何とか乗り越える事が出来ました。この方には本当に感謝しかありません。 最終日に撮影が終了しまして、フォトマネージャーにインフィールドビブスを返却に行ったのですが、そこで彼女に「ちょっと待ってて」と言われまして、待っておりました。彼女が戻ってきまして「このビブス あげるわ」と言われました。 そういう事では無いんけどなぁ と心の中で思いながらも彼女は、私がよっぽどビブスを好きで好きでたまらない人間と思っていたのか、それとも皮肉を込めてなのかわかりませんが、勝手に彼女からの敬意だと思う事にしました。真意はわかりません。と言いますか、知りたくないです。 それにしても、6人は少なすぎると思いませんか? 20人くらい入ったって大丈夫なんじゃないかと私個人としては思うのですが・・・。
船越陽一郎(ふなこし・よういちろう) 月刊陸上競技写真部 1974年12月生まれ 172cm ○0kg 福岡県春日市出身 小学生の時に身体が弱く 喘息持ちだったため、鍛えるためにラグビーを始め「走れば治る」が口癖のドSのコーチに肉体改造される。大学までラグビーを続けるも卒業と同時に引退。何を思ったか社会人でボクシングを始める。戦績 3戦3敗(3KO負け) 秘密兵器の左フックを編み出すも、秘密のまま引退。なんじゃかんじゃあって現在に至る。
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