2025.06.18
広島インターハイ(7月25日~29日)を懸けた地区大会が6月に各地で行われる。
インターハイ北信越地区大会(新潟、長野、富山、石川、福井)は6月19日から22日までの4日間、福井県営陸上競技場(9.98スタジアム)で開かれる。5月下旬~6月上旬に行われた県大会などの戦績を踏まえ、注目種目や選手、見どころなどを紹介する。
最注目は男子短距離で今年も活況を呈しており、インターハイさながらの白熱ハイレベルバトルとなりそうだ。100mは昨年のインターハイで1年生ながら2位と健闘し、今年4月のU18アジア選手権を見事に制した清水空跳(星稜2・石川)の実力は群を抜く。
県大会では昨季からフォーム改善の試行錯誤を重ねてきた効果を発揮し、自己新となる10秒20(+1.4)の好タイムをマーク。高校歴代4位、さらには桐生祥秀(日本生命)が同じ高校2年時に樹立したU18日本記録&高2最高記録まで0.01秒に迫る両歴代2位へランクアップした。
来月(4~6日)の日本選手権に出場予定だが、インターハイはもちろん、その前哨戦といえる今大会で好条件が整えば、早くも高校2年時の〝桐生超え〟となるか。
200mでも県大会で自己新となる高校歴代10位タイ、U18日本歴代&高2歴代5位の20秒79(+1.4)の好タイムをマークしたが、2冠を狙うその清水に待ったをかけるのは昨年のインターハイで高校歴代7位、U18日本歴代3位、高2歴代4位の20秒76(+0.1)で2位と気を吐いた佐藤克樹(東京学館新潟3・新潟)だ。
今季はあくまでもインターハイに照準を合わせているだけに、まだ20秒台を出していないが、“全国王者”の称号を見据えた堅実なレースで2連覇を狙う。その強力ライバルコンビを脅かしそうなのが長戸楽心(北陸3・福井)だ。県大会で自己ベストを大幅の0.90秒も更新の20秒97(+2.0)で好調をアピールしている。
スプリント3種目をオールラウンドにこなす橋本頼弥(鵬学園3・石川)も今季存在感を示している。得意の400mは県大会で自己ベストを大幅の0.90秒も更新の47秒02。初の46秒台が目標だ。
そのほか、男子は3000m障害の星野愁(中越3・新潟)も県大会で自己新の9分03秒20で勢いに乗り、初の8分台を目論む。5000m競歩で昨年の国スポ少年共通3位、今年2月のU20選抜大会(10km)2位の井上俊弥(長野日大3・長野)は今季4大会で20分台中盤の安定感を誇り、確実なレースで2連覇を狙う。
女子短距離も必見だ。昨年の全中200m3位、U16大会100m2位の橋本蒼衣(金沢泉丘1・石川)は100mで県大会(11秒93/+1.5)の9日後に出場した県選手権でその自己ベストをさらに11秒85(+0.7)まで更新して波に乗る。
昨年のインターハイの200mを23秒82(+1.1)の自己新で見事に制し、2連覇を見据えている秋澤理沙(東京学館新潟3)は5月上旬に練習で左ハムストリングスを痛めた影響で県大会と同様、やや出力を抑えて確実に6位以内をめざす。400mで今季頭角を現した鎌倉梨々華(佐久長聖2・長野)は県大会で55秒65の自己新をマークし、一気に54秒台が照準だ。
鎌倉がメンバー入りしている4×100m、4×400mの両リレーで2冠を狙う佐久長聖はともに大会記録(46秒15、3分43秒79)の更新がターゲットだ。
女子中長距離も見逃せない。特に3000mの真柴愛里(長野東3・長野)は5000mで高校歴代6位の自己ベスト(15分30秒85)を自信に来月(4~6日)の日本選手権(5000m)の刺激を兼ねて自己ベスト(9分10秒74)の更新を狙う。
そのほか、女子は走幅跳で一昨年、昨年の全中女王・藤本茉優(星稜1)は県大会直前に痛めた踏切りの右足底の状態が気になるが、完全復活となれば、今季2度目の6m台に乗るか。
棒高跳で今季台頭した窪田夏琉(富山商3・富山)、砲丸投で昨年のU18大会4位の川浦もえ(開志国際3・新潟)、円盤投で同7位の北沢真輝(松本国際3・長野)、やり投で同6位の田中結衣(富山北部3・富山)は全国上位を視野にまずは自己ベストの更新を狙う。
七種競技で昨年のU20日本選手権5位の大森玲花(佐久長聖3)には3連覇の期待がかかる。
全国インターハイは7月25日から29日までの5日間、広島・ホットスタッフフィールド陸上競技場(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。
文/永田真樹
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