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2025.06.17

100mH・石原南菜13秒33の激走!高校歴代2位、U18日本最高で総合Vに貢献 男子総合は東農大二4連覇、4×400mR優勝で締めくくる/IH北関東
100mH・石原南菜13秒33の激走!高校歴代2位、U18日本最高で総合Vに貢献 男子総合は東農大二4連覇、4×400mR優勝で締めくくる/IH北関東

25年インターハイ北関東女子100mHでU18日本最高をマークした石原南菜

◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日

広島インターハイ出場を懸けた北関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜(白鴎大足利2栃木)が高校歴代2位、U18日本最高(一般規格)の13秒33(+1.3)で優勝した。

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中1で全中四種競技を制した逸材は、今季のインターハイ路線は100mハードルと走幅跳に絞って出場。前日に行われた走幅跳では自己新の6m05(+1.5)で2位に入っていた。

100mハードルでは、1ヵ月前の栃木県大会で高2歴代5位の13秒53をマークしている石原。その記録に予選から13秒58(+0.4)と迫ると、準決勝では高校歴代5位タイ、31年ぶり大会新の13秒40(+0.7)まで短縮する。

そして決勝では、5月末の兵庫県大会で井上凪紗(滝川二3)が出した高校記録13秒31にあと0.02秒に迫る激走。前高校記録だった小林歩未(市船橋・千葉/現・テキサス大サンアントニオ校)のU18日本最高(一般規格/13秒34)を0.01秒、松田晏奈(長崎日大・長崎)の高2最高(13秒38)を0.05秒それぞれ上回った。

チームの総合優勝にも貢献した石原。シニアを含めて記録水準が年々上昇するこの種目を、さらに盛り上げていきそうだ。

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学校対抗の男子は東農大二が54.5点で4連覇を達成。2日目の4×100mリレー決勝で失格の悔しさを味わったが、最終種目の4×400mリレーを3分11秒33で制して締めくくった。

男子3000m障害は古賀想太(市前橋3群馬)がただ1人9分を切る8分58秒86で優勝。男子110mハードルは嶋﨑結己(竹園3茨城)が14秒17(+1.4)の好タイムで制した。

女子三段跳は成澤柚日(共愛学園3群馬)が12m10(-0.5)で、前日の走幅跳との2種目制覇を達成。女子4×400mリレーでも伊奈総合(埼玉)3分47秒53で勝ち、4×100mリレーとの2冠に輝いた。女子砲丸投では米川佳里奈(西武台3埼玉)が13m51で2連覇を飾った。

全国インターハイは7月25日から29日に広島・ホットスタッフフィールド広島(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。

◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた北関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜(白鴎大足利2栃木)が高校歴代2位、U18日本最高(一般規格)の13秒33(+1.3)で優勝した。 中1で全中四種競技を制した逸材は、今季のインターハイ路線は100mハードルと走幅跳に絞って出場。前日に行われた走幅跳では自己新の6m05(+1.5)で2位に入っていた。 100mハードルでは、1ヵ月前の栃木県大会で高2歴代5位の13秒53をマークしている石原。その記録に予選から13秒58(+0.4)と迫ると、準決勝では高校歴代5位タイ、31年ぶり大会新の13秒40(+0.7)まで短縮する。 そして決勝では、5月末の兵庫県大会で井上凪紗(滝川二3)が出した高校記録13秒31にあと0.02秒に迫る激走。前高校記録だった小林歩未(市船橋・千葉/現・テキサス大サンアントニオ校)のU18日本最高(一般規格/13秒34)を0.01秒、松田晏奈(長崎日大・長崎)の高2最高(13秒38)を0.05秒それぞれ上回った。 チームの総合優勝にも貢献した石原。シニアを含めて記録水準が年々上昇するこの種目を、さらに盛り上げていきそうだ。 学校対抗の男子は東農大二が54.5点で4連覇を達成。2日目の4×100mリレー決勝で失格の悔しさを味わったが、最終種目の4×400mリレーを3分11秒33で制して締めくくった。 男子3000m障害は古賀想太(市前橋3群馬)がただ1人9分を切る8分58秒86で優勝。男子110mハードルは嶋﨑結己(竹園3茨城)が14秒17(+1.4)の好タイムで制した。 女子三段跳は成澤柚日(共愛学園3群馬)が12m10(-0.5)で、前日の走幅跳との2種目制覇を達成。女子4×400mリレーでも伊奈総合(埼玉)3分47秒53で勝ち、4×100mリレーとの2冠に輝いた。女子砲丸投では米川佳里奈(西武台3埼玉)が13m51で2連覇を飾った。 全国インターハイは7月25日から29日に広島・ホットスタッフフィールド広島(広島広域公園陸上競技場)で開催。各地区大会上位6位までが出場する(※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投は4位まで、混成は3位+各地区4~6位の記録上位5名)。

インターハイ北関東大会優勝者一覧をチェック!

●男子 100m 菅野翔唯(東農大二2群馬) 10秒34(-0.3)=大会新 200m 野田七星(川口市立3埼玉) 21秒33(-1.5) 400m 笠間尚輝(東農大二2群馬) 48秒09 800m 根ヶ山蓮(埼玉栄3埼玉) 1分52秒33 1500m 古賀想太(市前橋3群馬) 3分53秒65 5000m 馬場柚(埼玉栄2埼玉) 14分12秒05=大会新 110mH 嶋﨑結己(竹園3茨城) 14秒17(+1.4) 400mH 佐賀秀馬(江戸川取手3茨城) 52秒32 3000m障害 古賀想太(市前橋3群馬) 8分58秒86 5000m競歩 原田泰知(前橋東3群馬) 21分40秒89 4×100mR 茨城キリスト(茨城) 40秒81 4×400mR 東農大二(群馬) 3分11秒33 走高跳 桑名樹(本庄一2埼玉) 2m03 棒高跳 小川塁士(前橋育英1群馬) 4m60 走幅跳 猪狩悠人(立教新座3埼玉) 7m34(+2.0) 三段跳 カトラル・リュウ・マイケル(作新学院2栃木) 14m94(-1.6) 砲丸投 庄子高栄(西武台2埼玉) 15m70 円盤投 板山恵太朗(西武台3埼玉) 45m81 ハンマー投 大谷内陵(川口工3埼玉) 60m26 やり投 大塚元稀(水戸工3茨城) 65m23 八種競技 竹島龍児(早大本庄3埼玉) 5169点 学校対抗 東農大二(群馬) 54.5点 [adinserter block="4"] ●女子 100m 田中里歩(伊奈総合3埼玉) 11秒82(-0.4) 200m 柴田弥聖(茨城キリスト3茨城) 24秒26(-0.4) 400m 柴田弥聖(茨城キリスト3茨城) 55秒33 800m 長島彩音(宇都宮文星女2栃木) 2分11秒79 1500m 杉森由萌(中央中等3群馬) 4分20秒94=大会新 3000m シュブルチェック・アンナ(牛久2茨城) 9分12秒48 100mH 石原南菜(白鴎大足利2栃木) 13秒33(+1.3)=U18日本新、大会新 400mH 鈴木香凛(白鴎大足利2栃木) 60秒58 5000m競歩 内山由菜(本庄東3埼玉) 23分16秒38=大会新 4×100mR 伊奈総合(埼玉) 46秒01 4×400mR 伊奈総合(埼玉) 3分47秒53 走高跳 渡邊栞里(作新学院2栃木) 1m70 棒高跳 渡邊紗莱(大宮東3埼玉) 4m00 走幅跳 成澤柚日(共愛学園3群馬) 6m11(+1.1) 三段跳 成澤柚日(共愛学園3群馬) 12m10(-0.5) 砲丸投 米川佳里奈(西武台3埼玉) 13m51 円盤投 藤田結愛(東洋大牛久3茨城) 44m40 ハンマー投 藤田結愛(東洋大牛久3茨城) 51m31=大会新 やり投 須永莉子(桶川3埼玉) 49m98 七種競技 山形美由紀(国際学院2埼玉) 4717点 学校対抗 白鴎大足利(栃木) 68点

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