◇アジア選手権(5月27日~31日/韓国・クミ)2日目
2年に一度開かれるアジア選手権が行われ、男子400mは前回王者・佐藤拳太郎(富士通)が45秒50で2大会連続メダルの銀、佐藤風雅(ミズノ)は45秒59で5位に入った。
前回大会は佐藤拳が45秒00、佐藤風が45秒13と、当時日本歴代2位、5位タイの好タイムでワン・ツー・フィニッシュを成し遂げた“ダブル佐藤”。佐藤拳が7レーン、佐藤風が4レーンから落ち着いたレースを見せた。
300m通過時点で8人がほとんど差のない展開。そこから5レーンのA.I.Y.イブラヒム(カタール)が一気に突き抜け、45秒33でVフィニッシュを果たした。佐藤拳、佐藤風ともに終盤に猛追を見せてメダルラインに飛び込み、佐藤拳がメダルラインと0.05秒先着。佐藤風は2大会連続メダルにあと0.02秒届かなかった。
佐藤拳は2連覇を逃したことに「弱いな、というのが一番。自分のレースができればラストでかわせたと思うので、まだまだです」と振り返る。
一方で、今季は左足アキレス腱痛などもあり、5月18日のセイコーゴールデングランプリがシーズンインだった(45秒76/3位)。予選(46秒58)、準決勝(46秒19)と「自分の400mを確認しながらレースを進めた」流れで、「3本目でシーズンベストが出せたのは良かった」と一定の評価。今後は「これに満足せず、日本選手権で思い通りのレースができるようにしたい」と前を向く。
2年前はアジアを大きなステップとして、ブダペスト世界選手権の予選で32年ぶりに日本記録を塗り替える44秒77へとつなげ、準決勝もファイナルにあと一歩まで迫る力走を見せた。昨年のパリ五輪ではリーダーとして、2分58秒33のアジア新記録での6位入賞を牽引。今年もアジアから、地元・東京の世界選手権へとつなげていく。
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