5月10日、世界リレーの1日目が行われ、男子4×100mリレー予選に出場した日本は日本歴代8位の37秒84で1着となり、11日の決勝へ進出を決めた。
日本は1走からサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、愛宕頼(東海大)、鵜澤飛羽(JAL)、井上直紀(早大)というオーダー。
昨年のパリ五輪の予選に続く1走となったサニブラウンはスタートから積極的に飛ばして、ほぼトップで中継。2走の愛宕は少し早くスタートしたため、バトンパスでロスがあったものの、スピードに乗ってからは力強い走りを披露した。
3走の鵜澤はスムーズなコーナリングで他国を引き離すとトップで井上に中継。走破タイムの9秒19は予選を通じてトップタイムという激走だった。アンカーを託された井上も後方から追いかけるカナダのA.デグラスの追い上げをまったく寄せつけず。堂々の1着でフィニッシュした。
今回のオーダーはサニブラウン以外が初めての代表でのリレー。平均年齢も22.7歳という若いチームにもかかわらず、世界トップの走りを見せ、11日の決勝へ向けても期待が膨らむ結果となった。
予選では2組の南アフリカが日本と同タイムの37秒84をマーク。37秒86で4組1着の米国までが37秒台となった。
世界リレーは9月の東京世界選手権の予選を兼ねており、上位14ヵ国に出場資格が与えられる。日本は開催国としてすでに出場権を持っている。
【動画】日本が予選を1着で通過!
#世界リレー
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) May 10, 2025
男子4×100mRで今季世界タイ記録をマークした日本🇯🇵の走りをチェック🏃♂️pic.twitter.com/FUDKR0YCV0
男子4×100mR日本歴代10傑
37.43 世界選手権代表(ドーハ) 2019.10. 5 (多田,白石,桐生,サニブラウン) 37.60 五輪代表(リオデジャネイロ) 2016. 8.19 (山縣,飯塚,桐生,ケンブリッジ) 37.71 世界選手権代表(ブダペスト) 2023. 8.25 (坂井,栁田,小池,サニブラウン) 37.78 日本選抜(DLロンドン) 2019. 7.21 (多田,小池,桐生,白石) 37.78 世界選手権代表(ドーハ) 2019.10. 4 (小池,白石,桐生,サニブラウン) 37.78 五輪代表(パリ) 2024. 8. 9 (坂井,サニブラウン,桐生,上山) 37.80 日本選抜(DLロンドン) 2023. 7.23 (坂井,栁田,小池,上山) 37.84 世界リレー代表(広州) 2025. 5.10 (サニブラウン,愛宕,鵜澤,井上) 37.85 日本選抜A(GGP大阪)3 2018. 5.20 (山縣,飯塚,桐生,ケンブリッジ) 38.00 日本代表(GGP大阪) 2019. 5.19 (多田,山縣,小池,桐生)RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.05.09
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.10
男子4×100mR 日本が37秒84の日本歴代8位! 堂々1着通過で11日の決勝へ!/世界リレー
5月10日、世界リレーの1日目が行われ、男子4×100mリレー予選に出場した日本は日本歴代8位の37秒84で1着となり、11日の決勝へ進出を決めた。 日本は1走からサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)、愛宕頼(東海大 […]
2025.05.10
4×100mR予選のオーダー発表! サニブラウン1走、代表初リレーの鵜澤飛羽は3走/世界リレー
5月10日に開幕した世界リレー(中国・広州)で、男子4×100mリレー予選のオーダーが発表された。 予選で3組に出走する日本は、1走にエースのサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)を登録。サニブラウンは昨年のパリ五輪の […]
2025.05.10
やり投・倉田紗優加が60m57で2連覇! 日本歴代10位、学生歴代5位の好記録「やっと出たな」/関東IC
◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)3日目 学校対抗の第104回関東インカレの3日目が行われ、女子1部やり投は倉田紗優加(慶大)が日本歴代10位、学生歴代5位の60m57で2連覇を果 […]
2025.05.10
フロレス・アリエが200m予選全体トップ24秒11 今大会6レース目も「体力がついている」/関東IC
◇第104回関東インカレ(5月8~11日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)3日目 学校対抗の第104回関東インカレの3日目が行われ、女子1部200m予選はフロレス・アリエ(日体大)が24秒11(+0.4)の全体トップで最 […]
2025.05.10
赤松諒一が2m26で2位 女子はマフチフが今季世界最高の2m02 ドーハでバルシム主催の走高跳競技会開催
5月9日にカタールのドーハで走高跳だけの競技会「What Gravity Challenge」が行われ、男子はパリ五輪5位タイの赤松諒一(SEIBU PRINCE)が2m26で2位に入った。 同大会は五輪・世界選手権金メ […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)