世界陸連コンチネンタルツアー・チャレンジャー大会のシドニー・トラック・クラッシック(豪州)が3月15日に行われ、女子800mに日本記録(1分59秒93)保持者・久保凛(東大阪大敬愛高2)が出場。2分03秒64で4位に入った。
3月8日の東大阪市3月記録会では400m(55秒96)、800m、1500mに出場していたが、800m、1500mは途中棄権だった久保。1月25日の東大阪市1月記録会1500mで4分19秒51を含む2025年3戦目で、実質初の800mレースに臨んだ。
昨年のU20世界選手権800m決勝で同走した地元・豪州のクラウディア・ホリングスワースも出場。この時はホリングスワースが銀メダルで久保は6位だったが、この日も差をつけられる。ホリングスワースが1分59秒30で制し、久保は4秒以上の差をつけられての4位でのフィニッシュとなった。
それでも、U20世界選手権以来となる海外レースで、2分05秒あたりだった昨年のこの時期よりも好タイム。昨年はこの後に快進撃を続け、7月15日の関西学連第1回長距離強化記録会で日本人女子初の2分切りを達成したほか、日本選手権も初制覇。U20世界選手権入賞、インターハイ2連覇と、高校のカテゴリーだけでなくシニアや国際舞台へと活躍の場を広げた。
東京世界選手権、インターハイ3連覇や総合優勝などを掲げる2025年の目標達成へ好スタート切ったと言える。
このほかの日本勢は、男子100mは和田遼(ミキハウス)が10秒16(+2.4)をマークし、パリ五輪4×100mリレー代表の栁田大輝(東洋大)を0.04秒抑えて日本人トップの3位を占めた。栁田は4位、大石凌功(東洋大)は10秒26で6位。
Bレースには山縣亮太(セイコー)が出場し、10秒46(+1.3)で2着。成島陽紀(東洋大)は10秒50で3着だった。
女子やり投の武本紗栄(オリコ)は59m47で3位。400mハードルの男子で森髙颯治朗(近大)が3位(50秒55)、女子でイブラヒム愛紗(成洋産業)が5位(57秒66)に入った。
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