HOME 高校

2025.02.16

10km男子は玉春汰造がVでインターハイの雪辱!女子は奥野紗が全国2冠/U20選抜競歩
10km男子は玉春汰造がVでインターハイの雪辱!女子は奥野紗が全国2冠/U20選抜競歩

U20選抜競歩を制した玉春(左)と奥野

◇第36回U20選抜競歩大会(2月16日/兵庫県神戸市・六甲アイランド付設コース)

10kmで争われたU20の男子は玉春汰造(西脇工高3兵庫)が41分04秒で優勝。2位に35秒差をつける完勝だった。「最初から最後まで周囲を気にせず、自分の歩きができました」。昨年のインターハイは予選を組トップ通過ながら、決勝は失格と悔しさを味わった玉春。「反則を取られないように」と意識しつつ歩き、「40分台が出なかったのは悔しいですが、優勝できて良かった」とホッと胸をなで下ろす。

春からは鈴木雄介氏がコーチを務める新潟食料農業大へ。「世界で活躍できるように頑張ります。しっかり速いペースで歩けるようになりたい」と目標を語った。

女子は昨年のインターハイ5000m競歩Vの奥野紗(浪速高3大阪)が47分13秒で2冠を達成した。U20世界選手権にも出場した奥野。「今回は優勝が目標だったのでタイムは意識していませんでした」。前半は「落ち着いて入り、6kmくらいからじわじわ上げました」とレースを支配した。

父・奥野浩氏が競歩コーチ、兄の達(明大)も競歩選手という“競歩一家”に育ち、中学時代は中距離を専門としていたが、高校からは「気がついたら歩いていました」と笑う。今も父の指導を受けている。高校を卒業し、春からは関大へ。「インカレ優勝を目指していきます」と目を輝かせていた。

◇第36回U20選抜競歩大会(2月16日/兵庫県神戸市・六甲アイランド付設コース) 10kmで争われたU20の男子は玉春汰造(西脇工高3兵庫)が41分04秒で優勝。2位に35秒差をつける完勝だった。「最初から最後まで周囲を気にせず、自分の歩きができました」。昨年のインターハイは予選を組トップ通過ながら、決勝は失格と悔しさを味わった玉春。「反則を取られないように」と意識しつつ歩き、「40分台が出なかったのは悔しいですが、優勝できて良かった」とホッと胸をなで下ろす。 春からは鈴木雄介氏がコーチを務める新潟食料農業大へ。「世界で活躍できるように頑張ります。しっかり速いペースで歩けるようになりたい」と目標を語った。 女子は昨年のインターハイ5000m競歩Vの奥野紗(浪速高3大阪)が47分13秒で2冠を達成した。U20世界選手権にも出場した奥野。「今回は優勝が目標だったのでタイムは意識していませんでした」。前半は「落ち着いて入り、6kmくらいからじわじわ上げました」とレースを支配した。 父・奥野浩氏が競歩コーチ、兄の達(明大)も競歩選手という“競歩一家”に育ち、中学時代は中距離を専門としていたが、高校からは「気がついたら歩いていました」と笑う。今も父の指導を受けている。高校を卒業し、春からは関大へ。「インカレ優勝を目指していきます」と目を輝かせていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.01

アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

アディダス ジャパンは、未来のスポーツ環境を支えるためのグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」を5月12日~25日まで開催することを発表した。5月12日の計測開 […]

NEWS 水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top