2024.12.11
健康総合企業の株式会社タニタが12月11日、日本人の健康づくりに貢献した個人・団体を顕彰する「タニタ健康大賞」を発表し、女子やり投のパリ五輪金メダリスト・北口榛花(JAL)が選ばれ、同日に贈賞式に出席した。
「競技中でも絶やさない笑顔、その笑顔のためにはトレーニング、メンタル面において言葉にできない努力をされている」というのが主な選出理由となった。
北口には賞状、目録100万円、トロフィーに加え、副賞として体組成計インナースキャンデュアル「RD-803L」が贈呈された。また、谷田千里代表取締役社長からゴールドの世界最薄ポケッタブルスケール「GRAMIL」が贈呈された。
北口は「健康かどうかわからなくて、このような賞をいただけてビックリ」と笑い、「日本とチェコで食事など環境が違う中で、今年から栄養士さんも(拠点の)チェコに来てもらい、環境をより良くしようと努力した結果、ワンシーズン戦えました」と振り返り、「ガチガチに健康管理するのが得意ではないですが、やれる範囲で続けていきたい」と健康管理を“決意表明”した。
その後、報道陣の取材に応じた北口。食事面だけでなく、ケガをしないための解剖学を基にした姿勢の徹底など、「コンディショニングにはかなり気を遣っているので、そこを評価していただけて感謝しています」と喜びを語る。
すでにトレーニングは再開し、幼少期から行っていた水泳やバドミントンに加え、体操など「さまざまなスポーツをしている」と言い、「基本的なことをやるのが好き。今までになかった発見があるのが楽しいです」と充実の表情を浮かべる。
栄養面では、国内にいる間は栄養士と連絡を取り合いながら、「減量もしているので、写真を撮って送り、お米が何グラム、メインはこのサイズ、など具体的に教えてもらっています」と明かす。今は「毎朝、和菓子を一つだけ食べる」のにハマっているそうだ。
五輪金メダリストとして表彰式ラッシュでもあり、「服装を選ぶのが大変ですが、なるべく違う姿を見せようと努力しています」。この日もアップヘアで競技中とは違うスタイルでキュートな表情を見せた。
また、寒い時期のトレーニングで中高生のアドバイスを求めると「長い靴下を履くこと!」と即答。「意外とやらない人が多くて、(冬でも)くるぶし丈を履いている人が多い。簡単だし意外と足だけでも温まる」と勧めていた。
来年に向けての『一言』を求められ、色紙に『みんなで一緒にもう一度最高の感動を味わいたい!』としたためた北口。東京世界選手権に向けて、「テレビ越しに金メダルを味わうことはできましたが、来年は現地で味わうチャンスがある。また、みなさんと一緒にもう一度最高の感動を味わいたいです。一番の味を知ってしまったので、難しいと思いますが、目指せる位置にいるからこそ言える言葉。来年もまた勝ちたい」と力強く語った。
同賞は創立60周年を迎えた2004年にスタートし、今年で21回目。これまで女子サッカーの澤穂希さんや、レスリングの吉田沙保里さん、プロスキーヤーの三浦雄一郎さん、卓球の水谷隼さん、宇宙飛行士の野口聡一さんらが選ばれている。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.16
競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.16
競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価
愛知県スポーツ顕彰授与式が6月16日に行われ、男子競歩の山西利和(愛知製鋼)がスポーツ功労賞を受賞した。 同賞は愛知県出身、もしくは県内を拠点としている選手に贈られるもので、2月の日本選手権20km競歩で1時間16分10 […]
2025.06.16
砲丸投・大垣尊良ビッグショットなるか 女子短距離は山崎心愛に注目 男子中長距離は吉田星が軸/IH北海道
広島インターハイ(7月25日~29日)を懸けた地区大会が6月に各地で開催される。 インターハイ北海道地区大会は6月17日から20日まで、旭川花咲スポーツ公園陸上競技場で行われる。 広告の下にコンテンツが続きます 昨年、男 […]
2025.06.16
100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた北関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜( […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会