2024.11.10
第317回日体大長距離競技会兼第12回NITTAIDAI Challenge Gamesが11月10日、神奈川県横浜市の同大学陸上競技場で行われ、NCG男子5000mでは佐久長聖高(長野)勢が好走。濵口大和(3年)が高校歴代4位の13分31秒62で駆け抜け、佐々木哲(3年)が自身初の13分台となる13分40秒02をマークした。
小雨が降る中でのレース。濵口と佐々木は大学の留学生や実業団所属の外国籍ランナーと同じ組で競り合った。序盤からやや牽制し、集団のまま展開。1000mを2分42秒(記者手元)、3000mを8分11秒(同)で通過し、高校の先輩・吉岡大翔(現・順大)が2年前に打ち立てた高校記録(13分22秒99)のペースから遅れたが、濵口はラストのスプリント勝負まで先頭に食らいついた。
濵口は昨年出した自己ベスト13分38秒40を6秒78更新。佐々木はこれまでのベストが昨年出した14分03秒51だっただけに、大幅自己新となる。佐々木が13分台をマークしたことで、今季の佐久長聖は5000mの自己ベストで13分台を持つ選手が5人に。この組では、フェリックス・ムティアニ(山梨学院高2)が13分42秒54をマークしている。
この前に行われた30組では、椙山一颯(九州学院高3熊本)が自己新の13分47秒73で高校生トップ。さらに、栗村凌(学法石川高2福島)が高2歴代7位の13分48秒32、高2最高記録(13分34秒60)を持つ増子陽太(学法石川高2)が13分49秒95をマークし、篠和真(佐久長聖高3)が13分58秒00で駆け抜けた。
また、29組では吉田星(東海大札幌高1北海道)が高1歴代6位の14分02秒45でフィニッシュ。28組では三浦清史(札幌山の手高3北海道)が自己新の13分56秒97をマークしている。
男子5000m 高校歴代10傑をチェック!
13.22.99 吉岡大翔(佐久長聖3長野) 2022.11.13 13.28.78 折田壮太(須磨学園3兵庫) 2023. 9.24 13.31.19 佐藤圭汰(洛南3京都) 2021.10. 3 13.31.62 濵口大和(佐久長聖2長野) 2024.11.10 13.34.20 飯田翔大(出水中央3鹿児島) 2023.11.25 13.34.59 山口竣平(佐久長聖3長野) 2023.11.25 13.34.60 増子陽太(学法石川2福島) 2024. 4.13 13.34.74 石田洸介(東農大二3群馬) 2020. 9.27 13.35.16 山口智規(学法石川3福島) 2021.11.14 13.36.57 伊藤大志(佐久長聖3長野) 2020.11.15男子5000m 高1&高2の各歴代10傑をチェック!
■1年 13.50.27 吉岡大翔(佐久長聖・長野) 2020.11.15 13.54.16 増子陽太(学法石川・福島) 2023.11.12 13.58.93 遠藤日向(学法石川・福島) 2014.12. 7 13.59.55 山口智規(学法石川・福島) 2019.11.17 14.00.55 羽生拓矢(八千代松陰・千葉) 2013.11.17 14.02.45 吉田星(東海大札幌・北海道) 2024.11.10 14.04.41 新妻遼己(西脇工・兵庫) 2023. 9.24 14.04.92 田澤廉(青森山田・青森) 2016.12. 4 14.06.75 長屋匡起(佐久長聖・長野) 2020.11.15 14.06.99 佐藤悠基(佐久長聖・長野) 2002.12. 1 ■2年 13.34.60 増子陽太(学法石川・福島) 2024. 4.13 13.38.40 濵口大和(佐久長聖・長野) 2023. 9.24 13.38.96 吉岡大翔(佐久長聖・長野) 2021.10. 3 13.44.64 新妻遼己(西脇工・兵庫) 2024. 9.15 13.45.86 北村聡(西脇工・兵庫) 2002.10.23 13.46.21 長嶋幸宝(西脇工・兵庫) 2021.12. 5 13.48.32 栗村凌(学法石川・福島) 2024.11.10 13.49.81 山口智規(学法石川・福島) 2020.11.29 13.50.51 遠藤日向(学法石川・福島) 2015. 7. 5 13.50.67 吉田圭太(世羅・広島) 2015.10.17
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.16
競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.16
競歩・山西利和が愛知県スポーツ功労賞を受賞!20km競歩世界記録樹立が評価
愛知県スポーツ顕彰授与式が6月16日に行われ、男子競歩の山西利和(愛知製鋼)がスポーツ功労賞を受賞した。 同賞は愛知県出身、もしくは県内を拠点としている選手に贈られるもので、2月の日本選手権20km競歩で1時間16分10 […]
2025.06.16
砲丸投・大垣尊良ビッグショットなるか 女子短距離は山崎心愛に注目 男子中長距離は吉田星が軸/IH北海道
広島インターハイ(7月25日~29日)を懸けた地区大会が6月に各地で開催される。 インターハイ北海道地区大会は6月17日から20日まで、旭川花咲スポーツ公園陸上競技場で行われる。 広告の下にコンテンツが続きます 昨年、男 […]
2025.06.16
100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東
◇インターハイ北関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた北関東地区大会の最終日の4日目が行われ、女子100mハードルで石原南菜( […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会