◇パリ五輪・陸上競技(8月1日~11日/フランス・パリ)4日目
パリ五輪・陸上競技4日目のモーニングセッション(アフタヌーンセッション)が行われ、男子110mハードル予選4組に出場した泉谷駿介(住友電工)は13秒27(+0.3)で3着を確保し、準決勝進出を決めた。
「ちょっと当てちゃって、もたつきました」と話したように、序盤は1、2台目ともハードルに脚をぶつける出足に。7月20日のダイヤモンドリーグ(DL)・モナコ大会では途中で転倒しており、不安定さが顔をのぞかせる。
だが、「立て直して冷静にいけたのが良かった」と、3台目以降は持ち味の鋭い踏み切り、インターバルランでポジションを上げる。着順通過の3着をしっかりと確保し、2大会連続の準決勝進出を決めた。
昨年のブダペスト世界選手権では、五輪を含む世界大会の同種目で史上初のファイナリストとなり、5位入賞を果たした。それをステップに、今季はDLで海外選手との戦いに明け暮れる日々を過ごしてきた。転倒後、本番までの調整を兼ねて出場した7月21日のトワイライトゲームスで、今季ベストの13秒10をマーク。五輪のファイナルを目指し、状態を整えてきた。
もちろん、まだ予選で「ここからみんな一段階上げてくる」ことはわかっている。それでも、「自分の走りをして、冷静に行ったら(決勝には)行けると思ます」。準決勝までの中2日のインターバルで、「自分をしっかりと見つめて」仕上げていく。
準決勝は日本時間8月8日午前2時05分に行われる。
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