日本航空は7月5日、パリ五輪に内定したJALアスリート社員の壮行会が東京都大田区のJALスカイミュージアムで開かれた。女子やり投の北口榛花(JAL)、男子110mハードルの村竹ラシッド、フェンシング・エペの加納虹輝の3選手が出席。社員から温かなエールが送られた。
壮行会の後に報道陣の取材に応じた北口。母校や社員からのメッセージに「地元の空港の方々や母校の子どもたちがクリエイティブな動画を作ってくださってうれしかったです。パリに向けて頑張る力になります」とほっこり笑顔を見せる。
2年ぶり優勝を果たした日本選手権から約1週間が経ち、「改善点も見られた」と言う。まずは「練習でしていないことを試合でしないこと」と、3回目でスピードアップしてリズムが崩れたことを挙げる。その上で、「一番は自分の動きたい身体に近づけていくこと。そうでないと記録は出ないことも、ここまでのシーズンで証明されたと思います」と話す。
今回、女子やり投は北口の他に、上田百寧(ゼンリン)と斉藤真理菜(スズキ)と3人フルエントリー。「3人で臨めるのはうれしいですし、決勝新種など、みんなで頑張れたら」と日本の女子やり投の強さを示す構えだ。
五輪に向けて「やるからには金メダル」。そのためには「メダルは65m、金メダルだとそれ以上(の記録)」。この後の残すダイヤモンドリーグ2試合で「その付近まで投げたい。ダイヤモンドリーグは自分が一番スイッチが入る試合。自分の身体のチェックをしたい」と言う。
残りあと1ヵ月ほど。「東京五輪前も万全ではなかったですし、ブダペストの前もなんだかんだトラブルがたくさんあった。また良い方向に変えて、戦えるモードにしたいと思います」。
急がず、焦らず、着実に。「最高の身体の状態で、最高の舞台へ」。日本中からのエールを背に、メダルへの挑戦を続けていく。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.01
Hondaが東京世界陸上のオフィシャルパートナーとして大会公式車両を提供
-
2025.09.01
-
2025.09.01
-
2025.08.31
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
2025.08.25
日本選手権男子400mの結果が訂正 佐藤風雅がレーン侵害で失格から優勝へ 今泉が2位
-
2025.08.27
-
2025.08.31
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.27
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.01
円盤投・ペターションが引退表明 東京五輪銀メダリスト「人生の大部分を占めていた競技を去るのは不思議な気持ち」
男子円盤投の東京五輪銀メダリスト、S.ペターション(スウェーデン)が自身のSNSで引退を表明した。 ペターションは1994年生まれの31歳で、自己記録は22年にマークした70m42。東京五輪ではD.ストールとともにスウェ […]
2025.09.01
カナダのドグラスが2種目代表入り ドイツはミハンボ、ヴェバーら順当に選出 東京世界陸上代表を各国発表
9月13日に開幕する東京世界選手権の代表選手が各国から発表されている。 カナダは男子100m,200mにA.ドグラスが入った。2021年東京五輪の男子200m金メダリスト。今季はやや精彩を欠いているが、100mは昨年のパ […]
2025.09.01
Hondaが東京世界陸上のオフィシャルパートナーとして大会公式車両を提供
Hondaは9月1日、オフィシャルパートナーとして協賛している東京世界選手権で大会公式車両を提供することを発表した。 同社は世界選手権のオフィシャルパートナーを務め、「革新技術を搭載した多様なモビリティを通じて環境・安全 […]
2025.09.01
【女子三段跳】祖父江由佳(守山東中3)12m51=中学最高
8月30日に開催された第46回愛知県ジュニアオリンピックで、女子三段跳の祖父江由佳(守山東中3)が12m51(+1.2)の日本中学最高記録を樹立した。 祖父江は4月の記録会で11m71(+0.1)を跳び、中学歴代5位タイ […]
2025.09.01
千明龍之佑がサンベルクス加入「チームの目標に貢献できるように」
サンベルクスは9月1日付で千明龍之佑の加入を発表した。 千明は2000年生まれの25歳。群馬・東農大二高時代は、高3のインターハイ、国体の5000mでいずれも8位入賞に入賞した。早大入学後は21年の日本選手権では5000 […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99