◇日本学生個人選手権(6月14日~16日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)3日目
“学生ナンバーワン”を決める日本学生個人選手権の3日目に行われた女子200mは山形愛羽(福岡大)が100mに続いて制して2冠を達成した。23秒53(+1.4)は学生歴代5位、U20日本歴代4位の好記録で、高2以来の自己新だった。
準決勝で追い風参考ながら23秒77(+2.8)をマーク。「高2で出した23秒88のベストが止まっていたので、絶対に更新したい」と決勝のスタートに立った。信岡沙希重コーチと「前半から突っ込んで、120mまでは全速力で走り、最後までキープする」と確認し合ったといい、「最後はすこしたれてしまいました」と反省するも、「100m(11秒41)と200mで自己ベスト更新できて、2冠ができたのでよかったです」と笑顔で6本を走り抜いた。
中学時代から全国を経験し、熊本中央高時代には1年目からインターハイ200mで4位。100m11秒78、200m24秒14を出していた逸材だ。3年時にはインターハイ100m、200m2冠し、鹿児島国体では100mと300mを制した。その3年間を振り返り「本能で走っていた」という。
福岡大に進学してからは、兒玉芽生(ミズノ)や久保山晴菜(今村病院)らと信岡コーチとで、綿密に話し合いながらトレーニングしている姿を見て「ちゃんと考えながら取り組んで、レースごとに修正できるようになりました。先輩たちは一つひとつの動きにも集中している」と刺激的な毎日を過ごしている。
身長154cmは、決して恵まれているとはいえないが、類い稀なピッチが特徴。「世界大会の決勝には小柄な人もいます。小さくても速く走れるというのを見せたいですし、厳しいと言われる日本の女子短距離でもやれるというところを見せたい。個人種目で(世界大会に)出たい」と瞳に力を込める。
次戦は2週間後の日本選手権。「出るからには金メダル、2冠を目指します」。小さな身体に秘める無限の可能性。女子短距離のホープが、堂々と日本選手権の舞台に立つ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
Latest articles 最新の記事
2026.06.13
ハンマー投・村上来花が涙のビッグスロー!日本歴代2位「これを安定させて70mを」室伏超え、1m30cmも自己新/日本選手権
◇第110回日本選手権(6月12~14日/愛知・パロマ瑞穂スタジアム)2日目 名古屋アジア大会代表選考会を兼ねた日本選手権が行われ、女子ハンマー投で村上来花(ゼンリン)が日本歴代2位となる68m18を投げて連覇を達成した […]
2026.06.13
女子長距離・ツェガイがドーピング違反で4ヵ月の出場停止処分 22年、23年世界選手権金メダリスト
陸上競技の不正行為を調査する独立機関アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)は6月12日、東京五輪5000m銅メダリストのグダフ・ツェガイ(エチオピア)にドーピング規則違反があったとして、6月1日から4カ月間の […]
2026.06.13
村上来花がハンマー投日本歴代2位の68m18で快投 自身の持つ大会記録更新で2連覇達成/日本選手権
◇第110回日本選手権(6月12~14日/愛知・パロマ瑞穂スタジアム)2日目 名古屋アジア大会代表選考会を兼ねた日本選手権の2日目が行われ、女子ハンマー投では前回覇者の村上来花(ゼンリン)が日本歴代2位、大会新記録の68 […]
Latest Issue
最新号
2026年7月号 (6月12日発売)
特集 村竹&橋岡&諸田
インターハイ特集!