3月14日、駒大は2022年度の出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝を制したことを記念した「大学駅伝3冠達成報告会」を都内で行い、大勢の地域住民や駒大ファンが駆けつけた。
会場には今年度限りで退任を発表している大八木弘明監督、藤田敦史ヘッドコーチ、部員58名ら。大八木監督は「皆様の応援のお陰で目標の3冠を達成できました。ありがとうございます。」と感謝の意を口にし、「駒澤から世界へ、(まだどの大学も達成していない)2年連続の3冠、この2つをテーマにしてやっていきます」と話した。
後任として4月から監督に就く藤田コーチは「これまで大八木が培ってきた土台、指導の熱意を引き継ぎ、新たな駒澤大学陸上競技部を作ってまいります」と挨拶した。
4年間エースとして君臨し、昨年はオレゴン世界選手権10000mにも出場した田澤廉(4年)は、4月からトヨタ自動車に所属しつつ、大八木監督と二人三脚で世界を目指す。「(2024年の)パリ五輪までは監督とともに10000mで世界に勝負を挑んでいきます。参加標準記録が27分10秒なので、記録を突破して出たい。そのあとはマラソンで国際大会のメダルを取れるような選手になりたいです」と、今後の意気込みを口にした。
新チームの主将を務める鈴木芽吹(3年)が「次の年度も3冠を目指しています。また1年間チーム全員で努力していきますので、変わらず応援のほど、よろしくお願いいたします」と挨拶。最後はこれまで28年間チームを指導してきた大八木監督が「これからもみなさんに愛される強いチームを作っていきます」と力強く宣言し、締めくくった。
そのほか、ゲストとして長年チームと交流がある音楽プロデューサーの松任谷正隆さん、シンガーソングライターの松任谷由実さん夫妻が登壇して花束を贈呈するシーンや、駒澤大学体育会應援指導部「ブルーペガサス」によるパフォーマンスもあった。
スタッフ・選手へのインタビュアーは同部OB(主務)でタレント・芸人として活動するM高史さんが務めた。
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