HOME 国内

2023.02.19

藤井菜々子が2年ぶり2度目V!世界陸上代表内定得られず「目標を練り直したい」/日本選手権20km競歩
藤井菜々子が2年ぶり2度目V!世界陸上代表内定得られず「目標を練り直したい」/日本選手権20km競歩

女子の日本選手権20km競歩を制した藤井菜々子(エディオン)

◇第106回日本選手権20km競歩(2月19日/兵庫・神戸)

女子20kmは昨年のオレゴン世界選手権6位の藤井菜々子(エディオン)が1時間29分54秒で2年ぶり2回目の優勝を飾った。

スタート直後から前回覇者の岡田久美子(富士通)と一騎打ちとなり、1km4分30秒前後のペースを刻んでいった。5km手前から少しずつ岡田を引き離していった藤井は、5kmを22分22秒、10kmを44分45秒で通過。後半は完全に一人旅となり、雨風が強い悪コンディションの中を突き進んだ。

広告の下にコンテンツが続きます

ブダペスト世界選手権の代表選考が懸かっていたものの、内定に必要な「派遣設定記録(1時間28分30秒)を破っての優勝」という条件を達成できず。「今後の目標は練り直したいと思います。世界陸上に出られたら、(前回の)6位以上の成績を目指したい」と口にした。

岡田は1時間31分21秒で2位。3位には19歳の柳井綾音(立命大)が1時間33分46秒で入った。

次ページ 第106回日本選手権20km競歩女子の上位成績

◇第106回日本選手権20km競歩(2月19日/兵庫・神戸) 女子20kmは昨年のオレゴン世界選手権6位の藤井菜々子(エディオン)が1時間29分54秒で2年ぶり2回目の優勝を飾った。 スタート直後から前回覇者の岡田久美子(富士通)と一騎打ちとなり、1km4分30秒前後のペースを刻んでいった。5km手前から少しずつ岡田を引き離していった藤井は、5kmを22分22秒、10kmを44分45秒で通過。後半は完全に一人旅となり、雨風が強い悪コンディションの中を突き進んだ。 ブダペスト世界選手権の代表選考が懸かっていたものの、内定に必要な「派遣設定記録(1時間28分30秒)を破っての優勝」という条件を達成できず。「今後の目標は練り直したいと思います。世界陸上に出られたら、(前回の)6位以上の成績を目指したい」と口にした。 岡田は1時間31分21秒で2位。3位には19歳の柳井綾音(立命大)が1時間33分46秒で入った。 次ページ 第106回日本選手権20km競歩女子の上位成績

第106回日本選手権20km競歩女子の上位成績

1位 藤井菜々子(エディオン)1時間29分54秒 2位 岡田久美子(富士通)1時間31分21秒 3位 柳井綾音(立命大)1時間33分46秒 4位 内藤未唯(神奈川大)1時間36分58秒 5位 梅野倖子(順大)1時間38分30秒 6位 矢来舞香(千葉興業銀行)1時間39分26秒 7位 杉林 歩(大阪大)1時間39分42秒 8位 立見真央(田子重)1時間40分16秒

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.08

甲南学園陸上競技部創部100周年式典を開催!中尾恭吾主将「次の100年へつなげたい」

甲南学園陸上競技部創部100周年記念式典、および記念祝賀会が11月8日、神戸市内のホテルで開催された。 甲南大学、甲南高校・中学校を運営する甲南学園の歴史は1911年の幼稚園創立からスタート。翌年に小学校、1919年に中 […]

NEWS 女子5000mで山田桃愛が15分33秒70の自己新  3000mで高3・栃尾佳穂9分11秒48/京都陸協記録会

2025.11.08

女子5000mで山田桃愛が15分33秒70の自己新 3000mで高3・栃尾佳穂9分11秒48/京都陸協記録会

11月8日、京都市の東寺ハウジングフィールド西京極で第6回京都陸協記録会が行われ、女子5000mでは山田桃愛(しまむら)が15分33秒70の自己新で全体トップとなった。 山田は埼玉県出身の24歳。小学生時代に発症した骨髄 […]

NEWS 5000m競歩で山田大智が高校新! 従来の記録を10秒近く更新する19分20秒59

2025.11.08

5000m競歩で山田大智が高校新! 従来の記録を10秒近く更新する19分20秒59

11月8日、兵庫県尼崎市の尼崎市記念公園陸上競技場で第6回尼崎中長距離記録会が行われ、男子5000m競歩で山田大智(西脇工高3兵庫)が19分20秒59の日本高校新記録を樹立した。従来の高校記録は住所大翔(飾磨工高/現・富 […]

NEWS 中部・北陸実業団駅伝の区間エントリー発表! 最長4区はトヨタ紡織・西澤侑真、トヨタ自動車・湯浅仁が出場

2025.11.08

中部・北陸実業団駅伝の区間エントリー発表! 最長4区はトヨタ紡織・西澤侑真、トヨタ自動車・湯浅仁が出場

11月8日、中部実業団連盟と北陸実業団連盟は、ニューイヤー駅伝の予選を兼ねた第65回中部・第55回北陸実業団対抗駅伝(11月9日)の区間エントリーを発表した。 中部では、昨年大会新記録で優勝を果たしたトヨタ紡織が4区(1 […]

NEWS 中電工は1区・相葉直紀、6区・北村惇生  中国電力は池田勘汰を6区に起用/中国実業団対抗駅伝

2025.11.08

中電工は1区・相葉直紀、6区・北村惇生 中国電力は池田勘汰を6区に起用/中国実業団対抗駅伝

中国実業団連盟は11月8日、第64回中国実業団対抗駅伝(11月9日)の区間エントリーを発表した。 前回大会で3年ぶりの優勝を果たした中電工は、優勝の立役者となった北村惇生を2年連続でエース区間の6区(19km)に登録した […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top