HOME 国内

2023.02.14

走幅跳・秦澄美鈴が金メダル手に凱旋「初めてのメダルうれしい」屋外で日本記録に「近づけそう」
走幅跳・秦澄美鈴が金メダル手に凱旋「初めてのメダルうれしい」屋外で日本記録に「近づけそう」

アジア室内女子走幅跳で金メダルを獲得した秦澄美鈴

アジア室内選手権の日本代表選手が2月14日、カザフスタン・アスタナから帰国してメダリストが会見に応えた。

女子走幅跳で金メダルを獲得した秦澄美鈴(シバタ工業)。4回目に20年ぶり室内日本新記録となる6m62をマークし、最終6回目には6m64とさらに記録を伸ばした。「(室内日本記録を)2回更新したことよりも、安定していたことと、1回目で6m50を超えられたのが良かったです」と振り返った。その上で、「国際大会のメダルは初めてなのでうれしいです」と笑顔を見せる。

大会前は「体調不良もあった」というが、現地入りしてから「調子が上向いてきたので記録は狙えるかな」という状態だった。この時期に屋外の自己ベスト(6m67)近くまでジャンプしたことで、「今年は自己ベストを跳んで、日本記録(6m86)に近づけそう」と手応えがある。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年はオレゴン世界選手権に出場も、力を発揮できず予選敗退。その経験もあり、「あまりソワソワせず、国内大会のように臨めました」と精神面でも成長した。助走が詰まっていた昨シーズンの反省から、「大きな助走で(踏み切りに)入っていく」意識に変えている。そこも少し形になってきた。

1週間後にタイで招待試合に出場し、その後は豪州で2試合を予定。国内初戦は4月の兵庫リレーカーニバルになる見込みだ。

「アウトドアに期待が持てる試合になりました。世界選手権に出場して予選突破。アジア大会は優勝したいです」

広告の下にコンテンツが続きます

高いレベルで安定してきた秦。女子走幅跳の歴史が動く気配が漂ってきた。

アジア室内選手権の日本代表選手が2月14日、カザフスタン・アスタナから帰国してメダリストが会見に応えた。 女子走幅跳で金メダルを獲得した秦澄美鈴(シバタ工業)。4回目に20年ぶり室内日本新記録となる6m62をマークし、最終6回目には6m64とさらに記録を伸ばした。「(室内日本記録を)2回更新したことよりも、安定していたことと、1回目で6m50を超えられたのが良かったです」と振り返った。その上で、「国際大会のメダルは初めてなのでうれしいです」と笑顔を見せる。 大会前は「体調不良もあった」というが、現地入りしてから「調子が上向いてきたので記録は狙えるかな」という状態だった。この時期に屋外の自己ベスト(6m67)近くまでジャンプしたことで、「今年は自己ベストを跳んで、日本記録(6m86)に近づけそう」と手応えがある。 昨年はオレゴン世界選手権に出場も、力を発揮できず予選敗退。その経験もあり、「あまりソワソワせず、国内大会のように臨めました」と精神面でも成長した。助走が詰まっていた昨シーズンの反省から、「大きな助走で(踏み切りに)入っていく」意識に変えている。そこも少し形になってきた。 1週間後にタイで招待試合に出場し、その後は豪州で2試合を予定。国内初戦は4月の兵庫リレーカーニバルになる見込みだ。 「アウトドアに期待が持てる試合になりました。世界選手権に出場して予選突破。アジア大会は優勝したいです」 高いレベルで安定してきた秦。女子走幅跳の歴史が動く気配が漂ってきた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.18

走高跳・髙橋渚 決勝届かずも「自分らしい跳躍ができた」初舞台を終え五輪への思いが芽生える/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子走高跳予選A組に出場した髙橋渚(センコー)は1m88でグループ11位。総合22位タイで、決勝進出記録の1m97 […]

NEWS 井戸アビゲイル風果200m準決勝23秒15 組8着も日本勢14年ぶりセミファイナルを走り抜く/東京世界陸上

2025.09.18

井戸アビゲイル風果200m準決勝23秒15 組8着も日本勢14年ぶりセミファイナルを走り抜く/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子200m準決勝1組に出場した井戸アビゲイル風果(東邦銀行)は23秒15(-0.1)の8着となり、決勝進出とはな […]

NEWS 5000m・山本有真 予選敗退も今後へ意気込み「次こそはという強い気持ちでがんばっていきたいです」/東京世界陸上

2025.09.18

5000m・山本有真 予選敗退も今後へ意気込み「次こそはという強い気持ちでがんばっていきたいです」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子5000m予選A組に出場した山本有真(積水化学)は15分36秒29の18着で決勝には進めなかった。 「この舞台 […]

NEWS 鵜澤飛羽200m準決勝20秒23で組6着 2017年のサニブラウン以来の決勝逃す/東京世界陸上

2025.09.18

鵜澤飛羽200m準決勝20秒23で組6着 2017年のサニブラウン以来の決勝逃す/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、男子200m準決勝1組の鵜澤飛羽(JAL)は20秒23(-0.1)で6着となり、決勝進出を逃した。 5レーンの鵜澤 […]

NEWS 「もっと強い久保凛を見せたい」17歳で800m初出場 涙の悔しさ胸に成長誓う/東京世界陸上

2025.09.18

「もっと強い久保凛を見せたい」17歳で800m初出場 涙の悔しさ胸に成長誓う/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子800m予選に17歳の久保凛(東大阪大敬愛高3)が出場。2分02秒84の7着で準決勝進出はならなかった。 涙 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top