HOME 国内

2023.02.05

三段跳学生記録持つ船田茜理13m27「冬季の成果出せた」今季も変わらず自己ベストを狙っていく/日本選手権室内
三段跳学生記録持つ船田茜理13m27「冬季の成果出せた」今季も変わらず自己ベストを狙っていく/日本選手権室内

2023年日本選手権室内女子三段跳を制した船田茜理

◇日本選手権・室内競技(2月4、5日/大阪城ホール)

第106回日本選手権・室内競技の初日が2月4日に行われ、女子三段跳は学生記録(13m81)を持つ船田茜理(武庫川女大)が13m27で優勝した。

「記録を出すのが遅れてしまいました」と船田。1回目12m85、2回目13m05、3回目ファウルだった。4回目に13m05を跳ぶと、最後に13m27を跳んで13m18だった髙島真織子(九電工)を逆転した。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年は13m07で3位。そこから1ヵ月早い時期ということもあって、「13m50を跳べればラッキーかなという感じだったので、まぁまぁだったと思います」とホッとした様子を浮かべる。

冬季練習の延長ということで、跳躍練習はほとんどしていない。「今日は助走の確認」と言い、「冬季の成果を確認できました」と納得していた。

昨年、学生記録、日本歴代2位まで飛躍を遂げた船田。それでも、常に目標に掲げるのは勝負や国際大会より「自己ベストの更新」。この春、卒業後は同大の大学院へ。「自分には三段跳しかない」と語る大好きなトリプルジャンプを極めていく。

広告の下にコンテンツが続きます

◎女子棒高跳は諸田がV

女子棒高跳は諸田実咲(栃木スポ協)は4m20で優勝。続く室内日本記録となる4m34は2回目に惜しい跳躍を見せるも失敗に終わった。

「練習でも4m30を跳んでいたので、最低でも自己ベスト(4m30)を跳びたかった」と悔やむ。それでも、「ケガなく冬季ができているので、屋外で安定して4m30を跳んでいきたい」と前を向いた。

次ページ 日本選手権・室内1日目の優勝者

◇日本選手権・室内競技(2月4、5日/大阪城ホール) 第106回日本選手権・室内競技の初日が2月4日に行われ、女子三段跳は学生記録(13m81)を持つ船田茜理(武庫川女大)が13m27で優勝した。 「記録を出すのが遅れてしまいました」と船田。1回目12m85、2回目13m05、3回目ファウルだった。4回目に13m05を跳ぶと、最後に13m27を跳んで13m18だった髙島真織子(九電工)を逆転した。 昨年は13m07で3位。そこから1ヵ月早い時期ということもあって、「13m50を跳べればラッキーかなという感じだったので、まぁまぁだったと思います」とホッとした様子を浮かべる。 冬季練習の延長ということで、跳躍練習はほとんどしていない。「今日は助走の確認」と言い、「冬季の成果を確認できました」と納得していた。 昨年、学生記録、日本歴代2位まで飛躍を遂げた船田。それでも、常に目標に掲げるのは勝負や国際大会より「自己ベストの更新」。この春、卒業後は同大の大学院へ。「自分には三段跳しかない」と語る大好きなトリプルジャンプを極めていく。 ◎女子棒高跳は諸田がV 女子棒高跳は諸田実咲(栃木スポ協)は4m20で優勝。続く室内日本記録となる4m34は2回目に惜しい跳躍を見せるも失敗に終わった。 「練習でも4m30を跳んでいたので、最低でも自己ベスト(4m30)を跳びたかった」と悔やむ。それでも、「ケガなく冬季ができているので、屋外で安定して4m30を跳んでいきたい」と前を向いた。 次ページ 日本選手権・室内1日目の優勝者

日本選手権・室内1日目の優勝者

・男子 60mH 高山峻野(ゼンリン) 7秒64 ・女子 60mH 青木益未(七十七銀行) 8秒11 棒高跳 諸田実咲(栃木スポ協) 4m20 三段跳 船田茜理(武庫川女大) 13m27

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.17

110mH村竹ラシッド「人生でこんなに悔しい経験はない」メダルまであと少し「陸上は難しい」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。 昨年のパリ五輪と同じ […]

NEWS 走高跳・赤松諒一「攻めた助走はできた」世界大会3連続入賞の8位タイには「悔しい気持ちが大きい」/東京世界陸上

2025.09.16

走高跳・赤松諒一「攻めた助走はできた」世界大会3連続入賞の8位タイには「悔しい気持ちが大きい」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝の赤松諒一(SEIBU PRINCE)が、2m24で8位入賞を果たした。 8位タイだった前回大会、 […]

NEWS 3000m障害三浦龍司とケニア選手との接触は妨害にあたらず 日本陸連が審判長に上訴も認められず/東京世界陸上

2025.09.16

3000m障害三浦龍司とケニア選手との接触は妨害にあたらず 日本陸連が審判長に上訴も認められず/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 日本陸連は16日、男子3000m障害決勝で三浦龍司(SUBARU)とエドマンド・セレム(ケニア)がフィニッシュ直前に接触した件について、審判長に抗議したものの、妨害にはあ […]

NEWS 中島佑気ジョセフが91年の高野進以来の400mファイナリストに!「目標を達成できて本当に幸せ」/東京世界陸上

2025.09.16

中島佑気ジョセフが91年の高野進以来の400mファイナリストに!「目標を達成できて本当に幸せ」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、男子400m準決勝で中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒53をマークし、2着で決勝進出を果たした。 34年前、旧国立 […]

NEWS 110mH村竹ラシッドが堂々5位!パリに続く入賞、悔し涙にも「何年かかってでもメダルを取りたい」/東京世界陸上

2025.09.16

110mH村竹ラシッドが堂々5位!パリに続く入賞、悔し涙にも「何年かかってでもメダルを取りたい」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。 フィニッシュの瞬間、 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top