HOME 国内

2023.02.04

青木益未60mHで8秒11自身の日本記録に届かず「物足りない」冬季はケガなく順調/日本選手権室内
青木益未60mHで8秒11自身の日本記録に届かず「物足りない」冬季はケガなく順調/日本選手権室内

2023年日本選手権室内女子60mHを制した青木益未

◇日本選手権・室内競技(2月4、5日/大阪城ホール)

第106回日本選手権・室内競技の初日が2月4日に行われ、女子60mハードルにこの記録の日本記録(8秒05)を持つ青木益未(七十七銀行)が出場した。

予選はやや重さがありつつも8秒16でトップ通過。決勝は8秒11とタイムを短縮して優勝したものの、「寺田(明日香)選手や福部(真子)選手がいない中で勝つのは前提として、7秒台で走りたかったです」と悔しがった。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年は100mハードルで4月に12秒86の日本新を樹立。しかし、その後はアキレス腱痛に悩まされた。オレゴン世界選手権で準決勝に進出したものの、9月の全日本実業団対抗選手権では、目の前で福部が12秒73という日本記録を樹立。「3週間オフを取ったのですが、シーズン最後のレースに大差負けをして、悔しくてゆっくり休めませんでした」とモヤモヤが募った。

その霧は完全には晴れないが、「去年のレースを全部見て、自分の強みであるスピードを生かす」と原点を確認。加えて、「課題だったハードル技術を克服するためにハードルドリルを多めに取り入れてきました」。まだ「あまり変わりはなかったかも」と言うものの「いつもより1ヵ月ほど早いレースで、調整をしていないにしてはまずまず」と青木。冬季は「ケガなく練習できました」と言い、「今仕上げたらシーズンで“カラカラ”になるので」とはやる気持ちを抑える。

アジア室内(カザフスタン)のため2日後に離日。帰国後は「もう一度、冬季を積むつもりで」トレーニングして、屋外シーズンインへ向かっていく。「まずは参加標準記録(12秒78)を切りたい」とブダペスト世界選手権の出場権をつかみにいく。「3週間のオフが1年に1回の楽しみなので、今年は気持ちよく休めるようなシーズンにします」と笑った。

広告の下にコンテンツが続きます
◇日本選手権・室内競技(2月4、5日/大阪城ホール) 第106回日本選手権・室内競技の初日が2月4日に行われ、女子60mハードルにこの記録の日本記録(8秒05)を持つ青木益未(七十七銀行)が出場した。 予選はやや重さがありつつも8秒16でトップ通過。決勝は8秒11とタイムを短縮して優勝したものの、「寺田(明日香)選手や福部(真子)選手がいない中で勝つのは前提として、7秒台で走りたかったです」と悔しがった。 昨年は100mハードルで4月に12秒86の日本新を樹立。しかし、その後はアキレス腱痛に悩まされた。オレゴン世界選手権で準決勝に進出したものの、9月の全日本実業団対抗選手権では、目の前で福部が12秒73という日本記録を樹立。「3週間オフを取ったのですが、シーズン最後のレースに大差負けをして、悔しくてゆっくり休めませんでした」とモヤモヤが募った。 その霧は完全には晴れないが、「去年のレースを全部見て、自分の強みであるスピードを生かす」と原点を確認。加えて、「課題だったハードル技術を克服するためにハードルドリルを多めに取り入れてきました」。まだ「あまり変わりはなかったかも」と言うものの「いつもより1ヵ月ほど早いレースで、調整をしていないにしてはまずまず」と青木。冬季は「ケガなく練習できました」と言い、「今仕上げたらシーズンで“カラカラ”になるので」とはやる気持ちを抑える。 アジア室内(カザフスタン)のため2日後に離日。帰国後は「もう一度、冬季を積むつもりで」トレーニングして、屋外シーズンインへ向かっていく。「まずは参加標準記録(12秒78)を切りたい」とブダペスト世界選手権の出場権をつかみにいく。「3週間のオフが1年に1回の楽しみなので、今年は気持ちよく休めるようなシーズンにします」と笑った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.17

青森山田10年連続男女V 男子は2時間5分27秒で31回目の都大路 女子は1時間10分08秒で33連覇/青森県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた青森県高校駅伝が10月17日、青森市の新青森県総合運動公園陸上競技場を発着点とする周辺周回コースで行われ、青森山田が10年連続の男女Vを遂げた。男子(7区間42.195km)は2時間5分27秒 […]

NEWS 花巻東がオール区間賞で4連覇 男子は一関学院2時間9分53秒で2年連続34回目のV/岩手県高校駅伝

2025.10.17

花巻東がオール区間賞で4連覇 男子は一関学院2時間9分53秒で2年連続34回目のV/岩手県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた岩手県高校駅伝が10月16日、花巻市特設高校駅伝コースで行われ、女子(5区間21.0975km)は花巻東が1時間13分13秒で4年連続16回目の優勝を果たした。男子(7区間42.195km)は […]

NEWS 後藤大樹が300mH再びU18日本新の35秒44! 中盤にアクシデント「34秒台を目標にしていた」/U18・16大会

2025.10.17

後藤大樹が300mH再びU18日本新の35秒44! 中盤にアクシデント「34秒台を目標にしていた」/U18・16大会

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)1日目 U18・U16大会の第1日目が行われ、U18男子300mハードル決勝は後藤大樹(洛南高1京都)が35秒44で優勝し、 […]

NEWS 日本陸連キャリア支援プログラムの第6期受講生が決定 佐々木哲、大西勧也ら9名

2025.10.17

日本陸連キャリア支援プログラムの第6期受講生が決定 佐々木哲、大西勧也ら9名

日本陸連は10月17日、主に大学アスリートを対象としたキャリアサポート支援の「ライフスキルトレーニングプログラム」の第6期受講生を発表した。 今回決まった受講生は9名。男子3000m障害で今年のアジア選手権4位に入賞した […]

NEWS ヴィンセント、池田耀平が故障のため欠場 近藤、飯田、森井らも調整不良のためキャンセル/東京レガシーハーフ

2025.10.17

ヴィンセント、池田耀平が故障のため欠場 近藤、飯田、森井らも調整不良のためキャンセル/東京レガシーハーフ

10月19日に行われる東京レガシーハーフマラソンの主催者は10月17日、招待選手の男子でイェゴン・ヴィンセント(Honda)、池田耀平(Kao)が欠場することを発表した。いずれも故障が理由という。 このほか、エリート男子 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top