◇第99回箱根駅伝・復路(1月3日:神奈川・箱根町~東京・大手町/5区間109.6km)
第99回箱根駅伝の復路が行われ、6区は駒大の伊藤蒼唯(1年)が区間賞を獲得した。
当日変更で大八木弘明監督が自信を持って送り出したルーキーが快走を見せる。「緊張とワクワクが半分半分でスタートしました」と伊藤。芦之湯で中大との差を43秒に広げると、大平台では51秒にまで広げる。「大平台からきついときいていたので踏ん張ろうと思っていました」という伊藤は、さらに連覇を狙う青学大とは4分27秒差をつけた。
「小涌園までは良い感じで下れたが、脚に来るコースでした」と振り返るように、後半はやや苦しい表情になったが、一度は詰められた中大と再び差を広げ、最後までしっかりとした足取りで小田原中継所へ飛び込んだ。
1年生では最高記録、区間歴代11位となる58分22秒で走破。大八木監督は「よくやった!」と声が飛んだ。2位の中大と47秒差、3位の早大とは4分59秒の差をつけた伊藤。「自分の走りができました」と充実の表情を浮かべ、同校初の3冠へ向けて大きな流れを作った。
伊藤は島根県出雲市出身。出雲工高から進学した。10000mで28分28秒15をマークするなど好調だったが3大駅伝はこれがデビュー戦となる。
区間2位に中大の若林陽大(4年)が入り、同3位は早大の北村光(3年)だった。
次ページ 箱根駅伝2023 6区区間上位成績
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.26
早稲田大学競走部がボディケアカンパニーのファイテンとサポート契約を締結
-
2025.12.26
-
2025.12.25
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.21
早大が来春入部選手発表!高校駅伝1区激闘の増子陽太、新妻、本田がそろって加入!
2025.12.21
【大会結果】第76回全国高校駅伝・男子(2025年12月21日)
-
2025.12.21
-
2025.12.20
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.26
瀬古利彦氏と渡辺康幸氏がトークショー!第102回箱根駅伝に向けて優勝は?見どころは?「5強」だけど「わからない」
「第102回箱根駅伝見どころ先取り!スペシャルトークショー」が12月26日、新宿・京王百貨店のミズノ「第102回箱根駅伝オフィシャルグッズショップ」で行われ、瀬古利彦氏(DeNAアスレティックスエリートアドバイザー)と渡 […]
2025.12.26
宮古島大学駅伝に青学大、國學院大、中大など箱根出場の14校参加! ダイジェスト放送も実施予定
「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2026」の実行委員会は12月26日、来年2月8日に実施する大会要項を発表した。 今回で6回目を迎える大会。前回発表よりも出場校が追加され、来年1月の箱根駅伝で3連覇を狙う青学大、宮古島で2 […]
2025.12.26
早稲田大学競走部がボディケアカンパニーのファイテンとサポート契約を締結
ボディケアカンパニーのファイテン株式会社は12月25日、早稲田大学競走部とボディケアサポートを目的とするスポンサーシップ契約を締結したことを発表した。 早稲田大学競走部は1914年に創部し、2024年に創部110周年を迎 […]
2025.12.26
編集部コラム「令和7年の大会取材」
攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]
2025.12.25
名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定
日本陸連は12月25日までに来年の名古屋アジア大会の派遣設定記録と、選考要項にかかる参考競技会について公開した。 来年9月19日から10月4日まで行われるアジア大会。日本開催は1994年の広島以来、32年ぶりとなる。陸上 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳
