HOME 駅伝、箱根駅伝

2023.01.02

2位・中大22年ぶり好成績!「想定以上に走ってくれた」復路は4年生で勝負かける/箱根駅伝
2位・中大22年ぶり好成績!「想定以上に走ってくれた」復路は4年生で勝負かける/箱根駅伝

2位で往路フィニッシュする中大の阿部(2023年箱根駅伝)

◇第99回箱根駅伝・往路(1月2日:東京・大手町~神奈川・箱根町/5区間107.5km)

第99回箱根駅伝の往路が行われ、中大が2位に入った。中大の2位以上は現監督の藤原正和監督が2年時に5区を務めて往路優勝した77回大会(2001年)以来、実に22年ぶりとなる。

広告の下にコンテンツが続きます

優勝した駒大とは30秒差。「勝たせてやりたかったですが、勝てなかったのは指導者の差」と藤原監督は悔しがる。それこそが、強い中大が戻ってきた証でもある。

往路に送り出した5人とも「想定通り、あるいは想定以上に走ってくれました」(藤原監督)。1区は1年生の溜池一太を配置し、トップから18秒差での区間4位と最高の流れを作る。

「溜池がラストで良い位置をキープしてタスキを渡してくれたらと考えていました。5番前後を想定していましたが、その通りに走ってくれました」

そして、前回1区区間新を打ち立てた吉居大和(3年)の激戦の2区へ。「苦しくて最後までペースが上げられないと思った」。対峙したのは駒大・田澤廉(4年)、青学大・近藤幸太郎(4年)。タスキを受けてスピードを生かして突っ込むと、やや抑え気味に入った田澤を一気に離す。その後は田澤にかわされ、近藤に追いつかれた。そこで崩れないのが吉居の強さ。同じ愛知出身で同じクラブチーム出身の近藤と競りながら田澤を追うと、ラストで強烈なスパートを決めて学生長距離をリードする2人を突き放した。

続く同期の中野翔太も区間賞。「勝負になるところでエースの中野を置いた。エースらしい走りをしてくれた」と指揮官は中野を駅伝の「エース」だと送り出し、その期待に応えてみせた。

4区の吉居駿恭(1年)も区間5位にまとめる。3位でタスキを受けた5区の阿部陽樹(2年)は前回の経験を生かしてひた走る。青学大をかわして2位フィニッシュ。「積極的に走ってくれましたので、十分です」と藤原監督も称える。

30秒差は十分に射程圏内だが、選手層の厚さは駒大に分がある。「頂点を目指しつつ、絶対に3位以内を取りたい。明日は4年生を中心に戦おうと思います。下り(6区)の若林(陽大、4年)で駒大に追いつきたい」。トップ3に入ればこちらも22年ぶり。そして、総合優勝となれば72回大会(1996年)以来、27年ぶりとなる。

名門完全復活へ。「C」の誇りを胸に、復路の5人が走り出す。

次ページ 【動画】5区を疾走する中大の阿部

◇第99回箱根駅伝・往路(1月2日:東京・大手町~神奈川・箱根町/5区間107.5km) 第99回箱根駅伝の往路が行われ、中大が2位に入った。中大の2位以上は現監督の藤原正和監督が2年時に5区を務めて往路優勝した77回大会(2001年)以来、実に22年ぶりとなる。 優勝した駒大とは30秒差。「勝たせてやりたかったですが、勝てなかったのは指導者の差」と藤原監督は悔しがる。それこそが、強い中大が戻ってきた証でもある。 往路に送り出した5人とも「想定通り、あるいは想定以上に走ってくれました」(藤原監督)。1区は1年生の溜池一太を配置し、トップから18秒差での区間4位と最高の流れを作る。 「溜池がラストで良い位置をキープしてタスキを渡してくれたらと考えていました。5番前後を想定していましたが、その通りに走ってくれました」 そして、前回1区区間新を打ち立てた吉居大和(3年)の激戦の2区へ。「苦しくて最後までペースが上げられないと思った」。対峙したのは駒大・田澤廉(4年)、青学大・近藤幸太郎(4年)。タスキを受けてスピードを生かして突っ込むと、やや抑え気味に入った田澤を一気に離す。その後は田澤にかわされ、近藤に追いつかれた。そこで崩れないのが吉居の強さ。同じ愛知出身で同じクラブチーム出身の近藤と競りながら田澤を追うと、ラストで強烈なスパートを決めて学生長距離をリードする2人を突き放した。 続く同期の中野翔太も区間賞。「勝負になるところでエースの中野を置いた。エースらしい走りをしてくれた」と指揮官は中野を駅伝の「エース」だと送り出し、その期待に応えてみせた。 4区の吉居駿恭(1年)も区間5位にまとめる。3位でタスキを受けた5区の阿部陽樹(2年)は前回の経験を生かしてひた走る。青学大をかわして2位フィニッシュ。「積極的に走ってくれましたので、十分です」と藤原監督も称える。 30秒差は十分に射程圏内だが、選手層の厚さは駒大に分がある。「頂点を目指しつつ、絶対に3位以内を取りたい。明日は4年生を中心に戦おうと思います。下り(6区)の若林(陽大、4年)で駒大に追いつきたい」。トップ3に入ればこちらも22年ぶり。そして、総合優勝となれば72回大会(1996年)以来、27年ぶりとなる。 名門完全復活へ。「C」の誇りを胸に、復路の5人が走り出す。 次ページ 【動画】5区を疾走する中大の阿部
5区を疾走する中大の阿部(日テレTwitter)

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.03.04

【動画】名門・東京高陸上部に潜入!部活の雰囲気は!?あのスター選手のレアな様子も

新企画!? ジュニア陸上の練習の様子をお届け。みんながどんな雰囲気で練習しているかをお伝えします! まずは東京高校編! インターハイチャンピオンを輩出し続ける名門は、真剣ながらも和気あいあいとした雰囲気でした! 広告の下 […]

NEWS 【ジュニア陸上】インターハイ王者、日本代表を輩出し続ける超名門・東京高 土手のグラウンド、短い走路の限られた環境で切磋琢磨

2026.03.04

【ジュニア陸上】インターハイ王者、日本代表を輩出し続ける超名門・東京高 土手のグラウンド、短い走路の限られた環境で切磋琢磨

陸上界でその名をとどろかせる、全国屈指の名門校が東京高だ。現行名になったのは1954年だが、その歴史は古く1872(明治5)年に数学者の上野清が“上野塾”を開いたのが学校の起源だ。東京・大田区の多摩川沿いにあることから“ […]

NEWS スタッフ募集のお知らせ

2026.03.04

スタッフ募集のお知らせ

『月刊陸上競技』『月陸Online』では下記の通りスタッフを若干名、募集しています。 陸上が好き!駅伝が好き!陸上・駅伝に携わりたい!雑誌編集やWebコンテンツ制作に興味がある!という方を募集します。一緒に陸上を盛り上げ […]

NEWS 東洋大・栁田大輝が「マン・オブ・ザ・イヤー」に! 陸上界から初の受賞/UNIVAS AWARD

2026.03.04

東洋大・栁田大輝が「マン・オブ・ザ・イヤー」に! 陸上界から初の受賞/UNIVAS AWARD

一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)は、3月2日に大学スポーツ振興に貢献したアスリートやスポーツに関わる学生、団体を表彰する「UNIVAS AWARDS 2025-26」を開催し、男子の個人最優秀選手にあたる「マ […]

NEWS 100mH田中佑美がファッションショーでモデルに!名古屋ウィメンズマラソンのEXPOで

2026.03.04

100mH田中佑美がファッションショーでモデルに!名古屋ウィメンズマラソンのEXPOで

名古屋ウィメンズマラソン大会事務局は、7日(土)に開催されるマラソンEXPOのファッションショーに女子100mハードル東京世界選手権代表の田中佑美(富士通)がモデルとして出演すると発表した。 名古屋ウィメンズマラソン(8 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年3月号 (2月14日発売)

2026年3月号 (2月14日発売)

別府大分毎日マラソン
大阪国際女子マラソン
矢田みくにインタビュー
追跡箱根駅伝

page top