◇第99回箱根駅伝・往路(1月2日:東京・大手町~神奈川・箱根町/5区間107.5km)
第99回箱根駅伝の往路が行われ、中大が2位に入った。中大の2位以上は現監督の藤原正和監督が2年時に5区を務めて往路優勝した77回大会(2001年)以来、実に22年ぶりとなる。
優勝した駒大とは30秒差。「勝たせてやりたかったですが、勝てなかったのは指導者の差」と藤原監督は悔しがる。それこそが、強い中大が戻ってきた証でもある。
往路に送り出した5人とも「想定通り、あるいは想定以上に走ってくれました」(藤原監督)。1区は1年生の溜池一太を配置し、トップから18秒差での区間4位と最高の流れを作る。
「溜池がラストで良い位置をキープしてタスキを渡してくれたらと考えていました。5番前後を想定していましたが、その通りに走ってくれました」
そして、前回1区区間新を打ち立てた吉居大和(3年)の激戦の2区へ。「苦しくて最後までペースが上げられないと思った」。対峙したのは駒大・田澤廉(4年)、青学大・近藤幸太郎(4年)。タスキを受けてスピードを生かして突っ込むと、やや抑え気味に入った田澤を一気に離す。その後は田澤にかわされ、近藤に追いつかれた。そこで崩れないのが吉居の強さ。同じ愛知出身で同じクラブチーム出身の近藤と競りながら田澤を追うと、ラストで強烈なスパートを決めて学生長距離をリードする2人を突き放した。
続く同期の中野翔太も区間賞。「勝負になるところでエースの中野を置いた。エースらしい走りをしてくれた」と指揮官は中野を駅伝の「エース」だと送り出し、その期待に応えてみせた。
4区の吉居駿恭(1年)も区間5位にまとめる。3位でタスキを受けた5区の阿部陽樹(2年)は前回の経験を生かしてひた走る。青学大をかわして2位フィニッシュ。「積極的に走ってくれましたので、十分です」と藤原監督も称える。
30秒差は十分に射程圏内だが、選手層の厚さは駒大に分がある。「頂点を目指しつつ、絶対に3位以内を取りたい。明日は4年生を中心に戦おうと思います。下り(6区)の若林(陽大、4年)で駒大に追いつきたい」。トップ3に入ればこちらも22年ぶり。そして、総合優勝となれば72回大会(1996年)以来、27年ぶりとなる。
名門完全復活へ。「C」の誇りを胸に、復路の5人が走り出す。
次ページ 【動画】5区を疾走する中大の阿部
【✨第99回 #箱根駅伝『往路』🏃♂️ 】 ただいま日本テレビ系で生中継📡
最後まで目が離せない👀#中央大学 の #阿部陽樹 選手が #青山学院大学 の #脇田幸太朗 選手を抜き去り、2位に浮上✨番組HPでもLIVE配信中‼️https://t.co/cAwyor2cMe pic.twitter.com/UjXKBgRhn3— 箱根駅伝番組公式 (@hakone_ntv) January 2, 2023
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.10.13
月刊陸上競技2026年11月号
2026.10.12
2026.10.08
走高跳・髙橋渚がデサントとアドバイザリー契約「ともにさらなる高みを目指し、挑戦を続ける」
2026.10.12
2026.10.08
走高跳・髙橋渚がデサントとアドバイザリー契約「ともにさらなる高みを目指し、挑戦を続ける」
2026.10.05
ロサンゼルス五輪マラソン代表懸けたMGCのコース発表!名古屋城、テレビ塔をめぐるコースに
2026.09.18
Latest articles 最新の記事
2026.10.13
月刊陸上競技2026年11月号
Contents 名古屋アジア大会 熱闘譜 アジアの頂上決戦 32年ぶり日本開催 男子マイル 有終飾る完勝劇 諸田実咲 殊勲の初金メダル ~ 「まだ限界は見えていない」 三浦龍司 威風堂々 ~ 「ステップアップのための土 […]
2026.10.13
ハンマー投・村上来花ら名古屋アジア大会代表、超高校級の選手たちが青森に集結!/あおもり国スポ
◇第80回国民スポーツ大会・陸上競技(10月15~19日/青森・新青森県総合運動公園陸上競技場) 80回目を迎えた国スポが青森で行われる。陸上競技は10月15日から19日までの5日間で実施。2019年9月に運用が開始され […]
2026.10.13
“理想”に近い早大が強さ示すV! 全日本、箱根見据え「3冠への道はそんなに近くはない」/出雲駅伝
◇第38回出雲駅伝(10月12日/6区間45.1km:島根・出雲大社正面鳥居前スタート、出雲ドームフィニッシュ) 学生駅伝シーズンの幕開けを告げる出雲駅伝が行われ、早大が2時間5分56秒の大会新記録で16年ぶり3回目の優 […]
2026.10.13
駒大ルーキー・鈴木大翔がデビュー戦で1区区間賞! 「臨機応変に対応できて良かった」/出雲駅伝
◇第38回出雲駅伝(10月12日/6区間45.1km:島根・出雲大社正面鳥居前スタート、出雲ドームフィニッシュ) 学生駅伝シーズンの幕開けを告げる出雲駅伝が行われ、早大が2時間5分56秒の大会新記録で16年ぶり3回目の優 […]
2026.10.12
ダイヤモンドリーグ 2027年の日程が決定!! 5月7日に開幕 ファイナルは8月25日、26日
世界陸連(WA)は10月12日に、2027年のダイヤモンドリーグ(DL)の日程と開催地を発表した。 DLは陸上競技の世界最高峰シリーズとして、例年15試合前後が行われる。各大会の順位に応じてポイントが付与され、シーズン最 […]
Latest Issue
最新号

2026年11月号 (10月14日発売)
アジア大会総特集
駅伝プレビュー

