HOME 駅伝

2022.11.20

立命大・村松灯が今季学生トップの32分27秒29「調子良かった」/10000m記録会
立命大・村松灯が今季学生トップの32分27秒29「調子良かった」/10000m記録会

◇10000m記録挑戦競技会(11月20日/東京・国立競技場)

関東学連主催の10000m記録挑戦競技会が11月20日、国立競技場で行われた。

女子10000mは村松灯(立命大2)が32分27秒29の自己新でトップ。「日本選手権の参加標準記録を狙っていたのでうれしいです」と喜ぶ。来年大会の参加標準記録は未発表だが、今年の標準記録(32分30秒00)を突破したことに手応えをつかんだ。

「調子良く練習ができていました」と村松。入りの1000m3分14秒、2000mは6分30秒と順調に先頭集団で進める。「序盤は余裕を持って走れました」。5000m通過は16分11秒。だが、「途中遅れてしまった」とペースダウンし、先頭も松山大の小松優衣に譲る。それでも「ラスト1000mでペースを上げられて、行けるかも」と脚を動かして、目標達成。「ゴールしてから(32分30秒き切り)がわかりました」とはにかんだ。

32分27秒29は今季の学生トップ。今年は日本インカレ5000m2位で、全日本大学女子駅伝でも3区2位でチームの総合2位に貢献した。2度目の10000mにも「駅伝も走っているので距離への不安もなくなっています」と力強い。中盤の「中だるみ」が課題で、「駅伝でも単独走になることがあるので中盤で引っ張れるような力をつけたい」と話す。

12月の富士山女子駅伝に向けて、「まだ名城大とは力の差はあります。優勝を目指しつつ、来年、再来年と優勝できるようにチャレンジャーとして頑張りたいです。任された区間で区間賞を取ります」と次を見据えていた。

広告の下にコンテンツが続きます
◇10000m記録挑戦競技会(11月20日/東京・国立競技場) 関東学連主催の10000m記録挑戦競技会が11月20日、国立競技場で行われた。 女子10000mは村松灯(立命大2)が32分27秒29の自己新でトップ。「日本選手権の参加標準記録を狙っていたのでうれしいです」と喜ぶ。来年大会の参加標準記録は未発表だが、今年の標準記録(32分30秒00)を突破したことに手応えをつかんだ。 「調子良く練習ができていました」と村松。入りの1000m3分14秒、2000mは6分30秒と順調に先頭集団で進める。「序盤は余裕を持って走れました」。5000m通過は16分11秒。だが、「途中遅れてしまった」とペースダウンし、先頭も松山大の小松優衣に譲る。それでも「ラスト1000mでペースを上げられて、行けるかも」と脚を動かして、目標達成。「ゴールしてから(32分30秒き切り)がわかりました」とはにかんだ。 32分27秒29は今季の学生トップ。今年は日本インカレ5000m2位で、全日本大学女子駅伝でも3区2位でチームの総合2位に貢献した。2度目の10000mにも「駅伝も走っているので距離への不安もなくなっています」と力強い。中盤の「中だるみ」が課題で、「駅伝でも単独走になることがあるので中盤で引っ張れるような力をつけたい」と話す。 12月の富士山女子駅伝に向けて、「まだ名城大とは力の差はあります。優勝を目指しつつ、来年、再来年と優勝できるようにチャレンジャーとして頑張りたいです。任された区間で区間賞を取ります」と次を見据えていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]

NEWS 【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

2025.04.30

【高校生FOCUS】男子競歩・山田大智(西脇工高)インターハイで昨夏の雪辱誓う 高校記録更新にも挑戦

FOCUS! 高校生INTERVIEW 山田大智 Yamada Daichi 西脇工高3兵庫 2025年シーズンが本格的に始まり、高校陸上界では記録会、競技会が次々と開かれています。その中で好記録も生まれており、男子50 […]

NEWS 5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

2025.04.30

5.3静岡国際、パリ五輪代表の坂井隆一郎、200m世界陸上標準突破の水久保漱至らが欠場

5月3日に行われる静岡国際のエントリーリストが更新され、現時点で欠場届を提出した選手が判明した。 男子100mはパリ五輪代表の坂井隆一郎(大阪ガス)が欠場。坂井は4月13日の出雲陸上で脚を痛め、29日の織田記念の出場も見 […]

NEWS 26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

2025.04.30

26年ブダペスト開催の「世界陸上アルティメット選手権」やり投・北口榛花が出場権獲得

世界陸連(WA)は4月29日、2026年に新設する「世界陸上アルティメット選手権」の大会500日前を受け、昨年のパリ五輪の金メダリストに出場資格を与えることを発表した。女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)も含 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top