◇10000m記録挑戦競技会(11月20日/東京・国立競技場)
関東学連主催の10000m記録挑戦競技会が11月20日、国立競技場で行われた。
女子10000mに、3000m障害が専門である大東大の吉村玲美(4年)が出場。初10000mの吉村は「33分台を狙っていました」と言い、「5000mまでは余裕を持って走れました」と上位に顔を出していた。
だが、「6000mから7000mで落ちてしまいました。スピードが上がらないという初めての感覚でした」と振り返るようにペースダウン。33分59秒99の15位で、目標の33分台をギリギリで達成した。
「多分、これが最初で最後の10000m」と笑顔を見せた吉村。12月の富士山女子駅伝に向けて「これまでは2区ですが、チーム状況もあって長い距離を走れるように」と出場の目的を明かす。また、本職3000m障害でも「課題は中間から2000mが落ちてしまうところが課題。それが今回も出ました」と改めて課題を明確にしていた。
神奈川・白鵬女高時代にチャレンジしたサンショーで一気に道が開けた吉村。「入学した時に想像していた以上に濃い4年間でした」。大学1年目にドーハ世界選手権、そして今年はオレゴン世界選手権にも出場。学生記録(9分39秒86)も作った。
卒業後は実業団ではなく、スポンサーの支援を受けて「プロランナー」として活動し、国内だけではなく米国オレゴンも拠点とする予定。昨年の東京五輪に出場は叶わなかっただけに、「オリンピックに出たいという気持ちが強くなりました」と、パリ五輪に向けて新たな環境で高みを目指していく。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.24
女子はレムンゴルが2連覇達成 男子はサミュエルがV/全米学生クロカン
2025.11.24
七種競技女王・ホール NFLスター選手と婚約発表 マクローリン・レヴロンらも祝福
2025.11.24
バットクレッティ 今季初V 男子はキプサングがツアー3勝目/WAクロカンツアー
-
2025.11.24
-
2025.11.20
-
2025.11.20
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.24
女子はレムンゴルが2連覇達成 男子はサミュエルがV/全米学生クロカン
11月22日、米国ミズーリ州コロンビアで全米学生クロスカントリー選手権が行われ、女子(6km)はD.レムンゴル(アラバマ大/ケニア)が18分25秒4で連覇を飾った。 レムンゴルはケニア出身の23歳。23年秋にアラバマ大に […]
2025.11.24
七種競技女王・ホール NFLスター選手と婚約発表 マクローリン・レヴロンらも祝福
女子七種競技東京世界選手権金メダリストのA.ホール(米国)が婚約を自身のSNSで発表した。お相手はNFL選手でニューヨーク・ジャイアンツ所属のダリアス・スレイトンさん。「初めて出会った場所で、永遠を誓う」というテキストと […]
2025.11.24
バットクレッティ 今季初V 男子はキプサングがツアー3勝目/WAクロカンツアー
11月23日、世界陸連(WA)クロスカントリーツアー・ゴールド第6戦のアタプエルカ国際クロスがスペイン・アタプエルカで行われ、女子(6.821km)はパリ五輪・東京世界選手権10000m銀メダリストのN.バットクレッティ […]
2025.11.24
円盤投・湯上剛輝が2大会ぶり世界一「やっと取れた」デフリンピック新の58m93
聴覚障害者のスポーツ国際大会、デフリンピックの陸上競技が行われ、男子円盤投の湯上剛輝(トヨタ自動車)が金メダルを獲得した。 64m48の日本記録を持ち、今年の東京世界選手権にも出場した湯上。「理想の展開としては1回目にし […]
2025.11.24
3区で五島莉乃と廣中璃梨佳が熱走!東京世界陸上はじめ「日本代表」たちが力走/クイーンズ駅伝
◇第45回全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝:11月23日/宮城・松島町文化観光交流館前~弘進ゴムアスリートパーク仙台、6区間42.195km) 女子駅伝日本一を懸けた全日本実業団対抗女子駅伝が行われ、「日本代表」 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025