HOME 駅伝

2022.11.22

第99回箱根駅伝シンポジウム開催!渡辺康幸氏、鈴木健吾らが「花の2区」語り尽くす!
第99回箱根駅伝シンポジウム開催!渡辺康幸氏、鈴木健吾らが「花の2区」語り尽くす!

第99回箱根駅伝シンポジウムが11月22日、読売新聞東京本社で開催された。

広告の下にコンテンツが続きます

3年ぶりに会場に観客を入れて行われた今回のテーマは「経験者が語る花の2区」。

パネリストとして住友電工監督の渡辺康幸氏、摂南大ヘッドコーチの竹澤健介氏、村澤明伸(SGホールディングス)、マラソン日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)の4名が出席し、関東学連駅伝対策委員長の上田誠仁氏(山梨学大顧問)と司会の山本健太アナウンサー(日本テレビ)が、それぞれの箱根駅伝のエピソードを引き出していった。

各校のエースが集う「花の2区」について、渡辺氏は「一番強い選手が集まる区間」と語る。早大3年時には1時間6分48秒の区間新を打ち立てるなど、その圧倒的な強さを示してきた箱根路のスターの言葉に、観客からは納得の声が漏れた。

その渡辺氏から指導を受け、「『一番強いやつが2区に行くんだ』と言われていた」という竹澤氏は、早大1、2年時に2区に出走。「前半の命運を握っている」という重圧をものともせず、2年時には区間賞に輝いた。4年だった2008年には北京五輪にも出場している。

広告の下にコンテンツが続きます

東海大2年時に2区で17人抜きを演じた村澤氏は、1年時から3年連続で2区を担当。「順位を動かせる、チームの流れを修正できるのは2区まで」という気持ちで臨み、2年時には17人抜きを果たして大会最優秀選手に選出された。

神奈川大で2年時から3年連続2区を務めた鈴木は、「チームのエース、チームで一番調子がいい選手が出る区間。往路の優勝争いに入るのか、シード圏内に入るのか、2区の結果がものすごく重要になる」とその重みについて振り返った。3年時に区間賞に輝いている。

その後も「2区の攻略法」をはじめ、さまざまなキーワードとともにシンポジウムが展開され、観客は4人の言葉を一言も聞き逃すまいと熱心に耳を傾けていた。

第99回箱根駅伝は12月10日に16人のチームエントリーが行われ、12月29日の区間エントリーを経て、1月2日の往路、3日の復路(いずれも午前8時スタート)が行われる。

第99回箱根駅伝シンポジウムが11月22日、読売新聞東京本社で開催された。 3年ぶりに会場に観客を入れて行われた今回のテーマは「経験者が語る花の2区」。 パネリストとして住友電工監督の渡辺康幸氏、摂南大ヘッドコーチの竹澤健介氏、村澤明伸(SGホールディングス)、マラソン日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)の4名が出席し、関東学連駅伝対策委員長の上田誠仁氏(山梨学大顧問)と司会の山本健太アナウンサー(日本テレビ)が、それぞれの箱根駅伝のエピソードを引き出していった。 各校のエースが集う「花の2区」について、渡辺氏は「一番強い選手が集まる区間」と語る。早大3年時には1時間6分48秒の区間新を打ち立てるなど、その圧倒的な強さを示してきた箱根路のスターの言葉に、観客からは納得の声が漏れた。 その渡辺氏から指導を受け、「『一番強いやつが2区に行くんだ』と言われていた」という竹澤氏は、早大1、2年時に2区に出走。「前半の命運を握っている」という重圧をものともせず、2年時には区間賞に輝いた。4年だった2008年には北京五輪にも出場している。 東海大2年時に2区で17人抜きを演じた村澤氏は、1年時から3年連続で2区を担当。「順位を動かせる、チームの流れを修正できるのは2区まで」という気持ちで臨み、2年時には17人抜きを果たして大会最優秀選手に選出された。 神奈川大で2年時から3年連続2区を務めた鈴木は、「チームのエース、チームで一番調子がいい選手が出る区間。往路の優勝争いに入るのか、シード圏内に入るのか、2区の結果がものすごく重要になる」とその重みについて振り返った。3年時に区間賞に輝いている。 その後も「2区の攻略法」をはじめ、さまざまなキーワードとともにシンポジウムが展開され、観客は4人の言葉を一言も聞き逃すまいと熱心に耳を傾けていた。 第99回箱根駅伝は12月10日に16人のチームエントリーが行われ、12月29日の区間エントリーを経て、1月2日の往路、3日の復路(いずれも午前8時スタート)が行われる。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.23

箱根駅伝Stories/3度目の山で伝説を作る早大・工藤慎作 スピードに磨き「ストロングポイントとして活躍を」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 中学では当初卓球部を希望 「いよいよ始まるなっていうところで、純粋に […]

NEWS 箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

2025.12.23

箱根駅伝Stories/東京国際大・大村良紀「10区で展開を作っていく走りを」 集大成の舞台で全力を出し切る

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 競技を続けるきっかけは消去法 「大村良紀=10区」、という構図ができ […]

NEWS 箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

2025.12.23

箱根駅伝Stories/自信と屈辱を経てたくましく成長した中大・岡田開成 「自分がゲームチェンジャーになろう」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 武者修行で変わった“基準” 中大・岡田開成(2年)にとって第101回 […]

NEWS ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

2025.12.23

ニューイヤー駅伝「クマ対応」発表 桐生市内一部エリアに出没例 該当区間の中止も

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は12月23日、第70回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の「クマ対応」について発表した。 同大会は群馬県庁スタート・フィニッシュで、前橋市、高崎市、伊勢崎氏、太田市、桐生市をめぐ […]

NEWS 短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

2025.12.23

短距離の竹田一平がスズキを退社「一生の宝物」今後も競技継続 中大2年時にU20代表

スズキは12月末をもって男子短距離の竹田一平が退社・退団すると発表した。 竹田は埼玉県出身の28歳。不動岡高時代は走幅跳や三段跳をメインにしていたが、中大から本格的にスプリントへ。大学2年だった2016年には10秒27を […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top