第99回箱根駅伝にオープン出場として編成された関東学生連合チームの合同取材が11月20日に国立競技場で行われた。
連合チームは10月15日に行われた予選会で敗退した大学のうち、外国籍選手を除く個人成績上位で箱根駅伝に出場経験のない選手の中から選考・編成。スタッフは連合チーム入りした大学の予選会上位から選考されている。
今回の連合チームを率いるのは予選会12位だった中央学大の川崎勇二監督。これまで全体で集まる機会はなく、これが初のお披露目だった。選手間では毎週オンラインでのミーティングを行って絆を深めており、スタッフを含めた全体ミーティングも一度だけ実施したという。
今後の区間決めについて川崎監督は「(10月の)予選会の成績を重視する」と明言。「明日(11月21日)までにそれぞれの希望区間を提出するよう伝えているので、それを見て区間配置やどんなレースにしていくかを決めていきます」と説明した。
チームの主将を務めるのは育英大の新田颯(4年)。予選会では連合チーム内トップの成績を残しており、本戦では1区を希望している。予選会2番手の流経大の長谷川瑠(2年)は3区、同日行われた10000m記録挑戦競技会で8組4着だった予選会3番手の橋本章央(芝浦工大3)が山上りの5区を志願。このあたりの予選会上位選手は希望通りの区間に配置される見込みだ。
今後は感染症対策等を鑑み、合宿や全員が集まっての練習会は実施しない方針だという。「それぞれの大学で強化を進めてもらい、オンラインでのミーティングを重ねながらチームを作っていきます」(川崎監督)。
前回大会ではシードライン(10位)まで1分39秒と迫る14位相当と健闘した学生連合チームが、今回も年明けの箱根路で存在感を発揮しそうだ。
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