HOME 高校

2022.11.15

駅伝でも活躍した元・世界クロカン代表の小野裕幸氏が来春から母校・前橋育英高の指導者に就任
駅伝でも活躍した元・世界クロカン代表の小野裕幸氏が来春から母校・前橋育英高の指導者に就任

05年、07年、13年の世界クロスカントリー選手権日本代表で、箱根駅伝や全日本実業団対抗駅伝などでも活躍した小野裕幸氏が、来年4月から母校の前橋育英高(群馬)に教員として赴任し、陸上部の駅伝監督に就任することがわかった。

小野氏は現在36歳。前橋育英高時代の04年埼玉国体少年A5000mで6位に入賞したほか、翌年2月の千葉国際クロスカントリーでも4位に入り、3月の世界クロスカントリー選手権の日本代表にも選出された。

順大進学後は1年次から箱根駅伝に出場。2年では2区も経験し、チームの総合優勝に貢献した。3年では5区に出走するも終盤で低血糖状態となり、途中棄権となったが、最終学年では再び5区を走り、区間2位と好走した。

広告の下にコンテンツが続きます

大学卒業後は日清食品グループに入社し、10年には全日本実業団対抗駅伝でチーム初優勝のフィニッシュテープを切ったほか、13年に3度目の世界クロカンに出場。15年には日本選手権5000m4位に入るなど数々の実績を残した。19年に現役を退いてからは、慶大のコーチを務めていた。

前橋育英高は1962年創立の私立校。サッカー部や野球部とともに陸上部も強豪高として知られ、インターハイなどで多くの入賞者を輩出している。駅伝は過去4度の都大路出場を果たしているが、14年を最後に全国から遠ざかっていた。

小野氏の恩師でもあり、現在チームを指導する安達友信監督は、「選手としての経験を生徒たちに伝えてほしいです。駅伝で、もっと上を目指すチームとなるきっかけとなってほしいですね」と期待を寄せている。

05年、07年、13年の世界クロスカントリー選手権日本代表で、箱根駅伝や全日本実業団対抗駅伝などでも活躍した小野裕幸氏が、来年4月から母校の前橋育英高(群馬)に教員として赴任し、陸上部の駅伝監督に就任することがわかった。 小野氏は現在36歳。前橋育英高時代の04年埼玉国体少年A5000mで6位に入賞したほか、翌年2月の千葉国際クロスカントリーでも4位に入り、3月の世界クロスカントリー選手権の日本代表にも選出された。 順大進学後は1年次から箱根駅伝に出場。2年では2区も経験し、チームの総合優勝に貢献した。3年では5区に出走するも終盤で低血糖状態となり、途中棄権となったが、最終学年では再び5区を走り、区間2位と好走した。 大学卒業後は日清食品グループに入社し、10年には全日本実業団対抗駅伝でチーム初優勝のフィニッシュテープを切ったほか、13年に3度目の世界クロカンに出場。15年には日本選手権5000m4位に入るなど数々の実績を残した。19年に現役を退いてからは、慶大のコーチを務めていた。 前橋育英高は1962年創立の私立校。サッカー部や野球部とともに陸上部も強豪高として知られ、インターハイなどで多くの入賞者を輩出している。駅伝は過去4度の都大路出場を果たしているが、14年を最後に全国から遠ざかっていた。 小野氏の恩師でもあり、現在チームを指導する安達友信監督は、「選手としての経験を生徒たちに伝えてほしいです。駅伝で、もっと上を目指すチームとなるきっかけとなってほしいですね」と期待を寄せている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.18

26年7月に第1回U23アジア選手権開催が決定! アジア跳躍選手権も実施予定

アジア陸上競技評議会(AAC)は、2026年7月9日から12日の日程で、第1回U23アジア選手権を中国・オルドスで開催することを発表した。 陸上競技では、U18やU20など年齢別の競技会が実施されており、U20カテゴリー […]

NEWS 中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

2025.12.18

中大・吉居駿恭主将「一番恩返しできるのが優勝」 溜池一太は初マラソン意向も「箱根だけしか考えていない」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 主将の吉居駿恭(4年)は「昨年の11月中旬くらいに(総合優勝の)目標を立てました。昨年の全日本の結 […]

NEWS 3年ぶりV奪還狙う駒大 藤田敦史監督「課題だった選手層に自信がある」大八木総監督、現状は「80点」/箱根駅伝

2025.12.18

3年ぶりV奪還狙う駒大 藤田敦史監督「課題だった選手層に自信がある」大八木総監督、現状は「80点」/箱根駅伝

第102回箱根駅伝に出場する駒大が18日、オンラインで合同会見を開いて藤田敦史監督、大八木弘明総監督が出席した。 これまで8度の箱根駅伝総合優勝を誇る駒大。だが、2022年度に出雲駅伝、全日本大学駅伝と合わせて3冠を果た […]

NEWS 30年ぶり箱根駅伝総合Vへ中大が合同取材! 夏場の走り込みに手応え 藤原正和監督「調子の上昇曲線が非常に高い」

2025.12.18

30年ぶり箱根駅伝総合Vへ中大が合同取材! 夏場の走り込みに手応え 藤原正和監督「調子の上昇曲線が非常に高い」

第102回箱根駅伝で30年ぶりとなる総合優勝を狙う中大が12月18日、東京・八王子市の多摩キャンパスで合同取材を開いた。 藤原正和駅伝監督は「新チームになってから総合優勝という目標を定めてやってきました。残り半月は地に足 […]

NEWS 山梨学大元顧問の秋山勉さんが死去 創部から強豪への土台を築く、東農大で箱根駅伝4度出走

2025.12.18

山梨学大元顧問の秋山勉さんが死去 創部から強豪への土台を築く、東農大で箱根駅伝4度出走

山梨学大の元顧問で駅伝チームの始動から携わった秋山勉さんが12月17日、心室頻拍のため亡くなった。85歳だった。 秋山さんは山梨県甲府市出身で、山梨農林高時代に全国高校駅伝(1956年/第7回)で4区を走った実績がある。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top