HOME 国内

2022.11.02

砲丸投・中村太地が現役引退 18年に回転投法で18m85の日本新 「日本記録が投げられたのは、携わっていただいた方々のお陰です」
砲丸投・中村太地が現役引退 18年に回転投法で18m85の日本新 「日本記録が投げられたのは、携わっていただいた方々のお陰です」

ミズノは男子砲丸投の中村太地が現役を引退すると発表した。

茨城県出身の29歳。笠間高時代は円盤投、砲丸投、ハンマー投に取り組み、高3時は円盤投でインターハイと国体で優勝し、ユース五輪にも出場した。

国士大に進学後は日本では数少なかった回転投法を駆使して砲丸投をメインに活躍。卒業後は教育活動指導職員として勤務しながらチームミズノアスレティック所属に。17年5月に自身初の大台となる18m55を投げた。同年7月にはアジア選手権に出場して18m46で5位。これは国外の日本人最高記録として残る。

翌年5月には18m85の日本記録を樹立した。回転投法での日本記録は野沢具隆に続き、日本では2人目。8月からミズノ所属に昇格した。20年以降は17m台にとどまっており、今季は日本選手権7位。最後の主要大会となった栃木国体は8位だった。6日に出場する国士大記録会が現役最後の試合となる。

175cmと小柄ながら、ウエイトトレーニングで鍛えた身体を巧みに使った回転投法で、日本の砲丸投の歴史を動かした一人だった。

中村はミズノを通じ、「日本記録を更新することを目標に、必死に練習に取り組み、2018年5月の大阪セイコー陸上では念願の日本記録を更新することができました。この記録が投げられたのは、今まで携わって頂いた方々のお陰です。本当に感謝しきれません。ありがとうございました」とコメント。今後は教員を目指すという。

■中村太地コメント全文
「今シーズンで、18年間続けてきた陸上競技を引退することを決めました。日本記録を更新することを目標に、必死に練習に取り組み、2018年5月の大阪セイコー陸上では、念願の日本記録を更新することができました。この記録が投げられたのは、今まで携わって頂いた方々のお陰です。本当に感謝しきれません。ありがとうございました。引退後は、教員、指導者の道を歩んでいきたいと思っています。これからも精一杯、色々なことに挑戦していきたいと思います」

ミズノは男子砲丸投の中村太地が現役を引退すると発表した。 茨城県出身の29歳。笠間高時代は円盤投、砲丸投、ハンマー投に取り組み、高3時は円盤投でインターハイと国体で優勝し、ユース五輪にも出場した。 国士大に進学後は日本では数少なかった回転投法を駆使して砲丸投をメインに活躍。卒業後は教育活動指導職員として勤務しながらチームミズノアスレティック所属に。17年5月に自身初の大台となる18m55を投げた。同年7月にはアジア選手権に出場して18m46で5位。これは国外の日本人最高記録として残る。 翌年5月には18m85の日本記録を樹立した。回転投法での日本記録は野沢具隆に続き、日本では2人目。8月からミズノ所属に昇格した。20年以降は17m台にとどまっており、今季は日本選手権7位。最後の主要大会となった栃木国体は8位だった。6日に出場する国士大記録会が現役最後の試合となる。 175cmと小柄ながら、ウエイトトレーニングで鍛えた身体を巧みに使った回転投法で、日本の砲丸投の歴史を動かした一人だった。 中村はミズノを通じ、「日本記録を更新することを目標に、必死に練習に取り組み、2018年5月の大阪セイコー陸上では念願の日本記録を更新することができました。この記録が投げられたのは、今まで携わって頂いた方々のお陰です。本当に感謝しきれません。ありがとうございました」とコメント。今後は教員を目指すという。 ■中村太地コメント全文 「今シーズンで、18年間続けてきた陸上競技を引退することを決めました。日本記録を更新することを目標に、必死に練習に取り組み、2018年5月の大阪セイコー陸上では、念願の日本記録を更新することができました。この記録が投げられたのは、今まで携わって頂いた方々のお陰です。本当に感謝しきれません。ありがとうございました。引退後は、教員、指導者の道を歩んでいきたいと思っています。これからも精一杯、色々なことに挑戦していきたいと思います」

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.07.27

女子走幅跳日本記録保持者・秦澄美鈴 目標は決勝進出「自己ベストを狙っていきたい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 女子走幅跳に出場する秦澄美鈴(住友電工)は「緊張しています」と言いながらも「シーズン初めに比べて調子が上がってい […]

NEWS 混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

2024.07.27

混合競歩代表の川野将虎「自分らしい粘り強い歩きで上位を目指したい」/パリ五輪

パリ五輪・陸上競技に向けて日本代表選手団が7月27日午前、出国前に羽田空港で会見を行い、意気込みを語った。 男女混合競歩リレー代表の川野将虎(旭化成)は前回の東京大会に続くオリンピック。「前回から3年間。一つの集大成」と […]

NEWS 北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

2024.07.27

北口榛花「新たな歴史を作れるよう」田中希実「それではみんなで、よーいどん!」日本代表コメント集/パリ五輪

100年ぶりにフランス・パリを舞台に五輪が開幕した。陸上競技は8月1日から11日までの日程で行われる。開幕に合わせて日本オリンピック委員会(JOC)は日本代表の意気込みコメントを発表した。 2大会連続出場で女子主将を務め […]

NEWS 中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

2024.07.27

中大ルーキー・岡田開成が3000m7分55秒41! U20歴代4位の好タイム

7月26日、中大多摩キャンパス競技場で「Summer Night Run Festival in CHUO」が行われ、男子3000mで岡田開成(中大1)が7分55秒41とU20歴代4位のタイムをマークした。 同大会はこれ […]

NEWS 実業団 VS 大学生! 日本一を決める駅伝大会「EXPO EKIDEN 2025」の出場チーム要件決定

2024.07.26

実業団 VS 大学生! 日本一を決める駅伝大会「EXPO EKIDEN 2025」の出場チーム要件決定

7月26日、朝日放送グループホールディングスは大阪・関西万博開催を記念して実業団と大学生のトップチームがタスキをつなぐ駅伝「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」の大会概要を発表した。 この大 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年8月号 (7月12日発売)

2024年8月号 (7月12日発売)

W別冊付録
パリ五輪観戦ガイド&福岡インターハイ完全ガイド

page top