2022.10.31
男子100m日本記録(9秒95)保持者でオリンピック代表の山縣亮太(セイコー)と、昨年の東京五輪4×100mリレー代表のデーデー・ブルーノ(セイコー)が、10月30日に小学生を対象とした陸上教室で講師を務めた。
この日は山縣の母校・慶大で「第2回ALL KEIO陸上祭」が開催。その競技会スタート前の午前と、午後の2回にわたって、所属先のセイコーが主宰している「セイコーわくわくスポーツ教室 陸上編」が実施された。
集まった小学生とウォーミングアップをして身体をほぐすと、変形ダッシュをしたあと、スターティングブロックの使い方を教える山縣とデーデー。ブロックをさわったことがないという子供たちもいるなか、優しい表情を見せながら使い方を伝授していた。
さらに世界大会でも使用されているセイコーの計測機器を用いて50mにもチャレンジ。まずは山縣とデーデーによるデモンストレーションを見せ、「6割くらいでいこう」と話してスタートして、ともに7秒29の同タイムで間近で見た子供たちも「速い!」と興奮していた。
その後は子供たちも50mにチャレンジ。一生懸命の走りでトップ選手と同じ機器でのタイム計測を体験していた。
イベント後に取材に応じた2人。「子供たちがどんなテンションか不安もありましたが良い感じに盛り上がって興味を持ってくれました」と山縣、デーデーは「陸上教室は今日が初めてで緊張していましたが、楽しめましたし勉強になりました」と振り返る。
山縣は昨年の東京五輪後の10月に右膝を手術。今季は試合に出場せず、「走る上で痛みはなく、経過は順調。一段飛ばしはできないので時間をかけていきたい」とパリ五輪に向けて焦らずに復帰に向かっていく構えだ。デーデーは今季やや本来の力を発揮できず「来年の世界選手権100m出場を目指して冬季練習していきたい」と意気込みを語る。
ここから冬季練習に入る中高生へ向けて、山縣は「追い込む時期ですが、グラウンドにいる時間と室内の時間のバランスを大事に」、デーデーは「試合が続いているとできないことを試す期間に」とアドバイスを送った。
前日にも別のイベントでファンと触れ合った山縣は「ファンと一緒に楽しめる機会や、直に触れ合って体験してもらえるようにしていきたい」と語った。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.05.01
-
2024.05.01
-
2024.05.01
-
2024.05.01
-
2024.05.01
2024.04.26
やり投・北口榛花 五輪シーズン初戦へ「結果がどうであれ次につなげられれば」/DL蘇州
-
2024.04.29
-
2024.04.29
2024.04.12
40年以上の人気シューズ”ペガサス”シリーズの最新作!「ナイキ ペガサス 41」が登場!
-
2024.04.26
-
2024.04.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.05.02
世界陸連オフィシャルサポーターの森永製菓が世界リレーを協賛/アメリカでしか手に入らない「Chargel」プレゼントキャンペーンも実施!
森永製菓株式会社は5月2日、世界陸連(WA)が主催する世界リレーバハマ2024(5月4日~5日)への協賛を決定したことを発表した。 森永製菓は1899年創業の食品メーカーで、菓子のほかスポーツ栄養部門にも力を入れ「inゼ […]
2024.05.01
「2023年度中部実業団陸上 of The Year」に赤松諒一と園田世玲奈が選出 特別賞に太田智樹
5月1日、中部実業団連盟は2023年度の「中部実業団陸上 of The Year」受賞者を発表し、男子は走高跳の赤松諒一(西武・プリンスホテルズワールドワイド)、女子は競歩の園田世玲奈(NTN)が選ばれた。 赤松は4月3 […]
2024.05.01
女子5000m・廣中璃梨佳、男子やり投・スミトがセイコーGGPを欠場
日本陸連は5月1日、セイコーゴールデングランプリ陸上2024東京(5月19日/東京・国立競技場)の欠場者を発表し、女子5000mの廣中璃梨佳(日本郵政グループ)が出場しないことが明らかとなった。コンディション不良を理由と […]
Latest Issue 最新号
2024年5月号 (4月12日発売)
パリ五輪イヤー開幕!