2022.10.22
オレゴン世界選手権男子100mでファイナリストとなったサニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)が、10月22日に生まれ故郷である福岡県で陸上イベントを開催した。
イベントに参加したのは、地元の小学生1年生から6年生までの80人。第一部の「プロのトレーナーによる足を速くするトレーニング講座」の後、第二部でサニブラウンが登場すると、子どもたちからは大拍手と歓声が沸き起こった。トークショーでは子どもたちからの質問にも回答。「緊張する中で、ベストパフォーマンスを出すにはどうしたらいいですか」と聞かれ、「横のレーンの人を気にしないようにしていても、見えてしまうんですけど、なるべくゴールラインしか見ないようにしていますね。誰よりもゴールラインに速く行きたいと思うこと、周りは関係ないと思って、自分のレースに集中することを心がけることといいと思います」とアドバイスした。
イベントの最後には、サプライズとして選ばれた5、6年生と対決。「みんな速くて、最後はちょっと本気を出しちゃいました。これからも失敗することを恐れず、陸上やスポーツを楽しんでほしい」と笑顔で30mを駆け抜けた。
世界選手権では目標だった日本人初の決勝の舞台にも立った。充実感の中でオフを迎えているサニブラウンは、「年が始まるころには、ここまで来られるとは考えていなかったので、びっくりしているけど、よくやったなという1年でもありました。ここ数年はオフの間ももリハビリなどがあって、競技のことから離れられなかったんですが、今年はしっかりリフレッシュできるので、子どもたちと交流できる時間が持ててうれしいです。小さな休みをきちんと取ることが、次にもいいかたちでつながると思います」と束の間の日本滞在を、来シーズンのさらなる飛躍の糧にしようとしていた。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.17
入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
-
2025.09.11
-
2025.09.13
-
2025.09.14
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.17
入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京2025世界陸上財団は9月16日、東京世界陸上の4日目(DAY4)までの総入場者数が30万人を突破したことを発表した。 世界陸上は大会初日、2日目とイブニングセ […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/