2022.10.23
◇第16回U18・第57回U16陸上大会(10月21日~23日/愛媛・県総合運動公園陸上競技場)
ュニア五輪を兼ねた第16回U18・第57回U16陸上大会の2日目、合わせて20種目の決勝が行われ、U18男子300mで連覇を飾った平川慧(コザ高2沖縄)が32秒85の高校最高をマークするなど7種目で10個の大会新記録が誕生するなど盛況だった。
先日の国体少年A300mで高校歴代5位となる33秒18で2位に食い込んでいた平川。翌週に佐賀で行われた全九州新人の200mを自己ベストの21秒06(-0.6)で制するなど好調を維持し今大会を迎えていた。
「3週連続の試合で、過去イチで過酷なスケジュールでしたが、周囲のサポートもありコンディションを保って挑むことができました。連覇と32秒台を目標にしていたので、それを達成できてうれしい」と、国体でエケ・ジュニア瑠音(北海道栄高3)が作ったばかりの32秒86の高校最高を100分の1秒更新し笑顔が弾けた。
レースは、9レーンに入った平川が、「来年のためにも、つぶれてもいいので最初から突っ込んでいこうと先生とも話していました。大外だったので逃げ切るしかないと、かえって集中できたのがよかった」と話すように、スタート直後から飛び出すと最後の直線に入っても大きな走りで逃げ切り勝ちを収めた。
中3時に全中の代替え試合となった秋の全国中学の400mを制している平川。昨年のインターハイでは1年生ながら400mで3位と活躍。今季は6月のU20日本選手権の400mで47秒05のベストをマークするなど順調なスタートを切ったものの、7月に体調を崩しインターハイは予選敗退。「悔しい思いをした分、気持ちを切らすことなく後半戦で盛り返し、来シーズンにつなげることができて良かった」と激動のシーズンを振り返る。
今回の300mで高校最高をマークするなど200mから400mまでオールマイティにこなす。「来シーズンも種目を絞らず200~400mでベストを更新し、U20、インターハイ、国体のタイトルが取れるよう頑張りたい。まだまだいろいろ弱いので全体的なレベルアップを図り200mでは20秒台を安定して出せるようにすること、400mは46秒台前半で走れるようにしたいです」と力強く意気込みを話した。
U18男子300mハードルではU20日本記録(35秒75)保持者の渕上翔太(東福岡高2)が35秒94の大会新で貫録勝ち。U18女子300mでは予選で38秒42の大会新をマークした瀧野未来(京都橘高2)が38秒70で連覇を達成し、今季はインターハイ400mハードル、国体300mハードルに続き、すべて異なる種目で3つ目の全国タイトルを手にした。
そのほか、この日はU18女子1500mを4分22秒05の大会新で優勝した松本未空(鈴鹿高2)ら三重県勢が3種目を制して存在感を発揮した。
●U18・16大会1日目の優勝者一覧
<U18男子>
300m 平川慧(コザ2沖縄)32秒85=高校最高、大会新
3000m 大場崇義(上伊那農高2長野)8分16秒86
300mH 渕上翔太(東福岡高2福岡)35秒94=大会新
走高跳 永瀬裕大(倉敷商高3岡山)2m10
棒高跳 牧野友哉(成田高2千葉)4m90
走幅跳 木住野幸大(八王子高2東京)7m42(+1.4)
<U18女子>
300m 瀧野未来(京都橘高2京都)38秒70(予選38秒42=大会新)
1500m 松本未空(鈴鹿高2三重)4分22秒05=大会新
300mH 中村真琴(光高3山口)41秒98=大会タイ
走高跳 森崎優希(明星学園高2東京)1m72
砲丸投 坂ちはる(大体大浪商高1大阪)14m31
やり投 櫻井希美(済美2岐阜)53m22
<U16男子>
150m 中村遥斗(萩商工高1山口)16秒27(+2.1)
棒高跳 谷口海斗(中京大中京高1愛知)4m71=大会新
走幅跳 佐々木景亮(今治立花中3愛媛)7m02(+1.1)
円盤投 東琉空(小俣中3三重)42m44
<U16女子>
150m 福岡梓音(中村学園女高1福岡)18秒22(+0.2)
走幅跳 成澤柚日(籔塚本町中3群馬)5m77
砲丸投 小川莉緒(東海中2三重)14m88
円盤投 川村羽海(幕別清陵高1北海道)39m49
◇第16回U18・第57回U16陸上大会(10月21日~23日/愛媛・県総合運動公園陸上競技場)
ュニア五輪を兼ねた第16回U18・第57回U16陸上大会の2日目、合わせて20種目の決勝が行われ、U18男子300mで連覇を飾った平川慧(コザ高2沖縄)が32秒85の高校最高をマークするなど7種目で10個の大会新記録が誕生するなど盛況だった。
先日の国体少年A300mで高校歴代5位となる33秒18で2位に食い込んでいた平川。翌週に佐賀で行われた全九州新人の200mを自己ベストの21秒06(-0.6)で制するなど好調を維持し今大会を迎えていた。
「3週連続の試合で、過去イチで過酷なスケジュールでしたが、周囲のサポートもありコンディションを保って挑むことができました。連覇と32秒台を目標にしていたので、それを達成できてうれしい」と、国体でエケ・ジュニア瑠音(北海道栄高3)が作ったばかりの32秒86の高校最高を100分の1秒更新し笑顔が弾けた。
レースは、9レーンに入った平川が、「来年のためにも、つぶれてもいいので最初から突っ込んでいこうと先生とも話していました。大外だったので逃げ切るしかないと、かえって集中できたのがよかった」と話すように、スタート直後から飛び出すと最後の直線に入っても大きな走りで逃げ切り勝ちを収めた。
中3時に全中の代替え試合となった秋の全国中学の400mを制している平川。昨年のインターハイでは1年生ながら400mで3位と活躍。今季は6月のU20日本選手権の400mで47秒05のベストをマークするなど順調なスタートを切ったものの、7月に体調を崩しインターハイは予選敗退。「悔しい思いをした分、気持ちを切らすことなく後半戦で盛り返し、来シーズンにつなげることができて良かった」と激動のシーズンを振り返る。
今回の300mで高校最高をマークするなど200mから400mまでオールマイティにこなす。「来シーズンも種目を絞らず200~400mでベストを更新し、U20、インターハイ、国体のタイトルが取れるよう頑張りたい。まだまだいろいろ弱いので全体的なレベルアップを図り200mでは20秒台を安定して出せるようにすること、400mは46秒台前半で走れるようにしたいです」と力強く意気込みを話した。
U18男子300mハードルではU20日本記録(35秒75)保持者の渕上翔太(東福岡高2)が35秒94の大会新で貫録勝ち。U18女子300mでは予選で38秒42の大会新をマークした瀧野未来(京都橘高2)が38秒70で連覇を達成し、今季はインターハイ400mハードル、国体300mハードルに続き、すべて異なる種目で3つ目の全国タイトルを手にした。
そのほか、この日はU18女子1500mを4分22秒05の大会新で優勝した松本未空(鈴鹿高2)ら三重県勢が3種目を制して存在感を発揮した。
●U18・16大会1日目の優勝者一覧
<U18男子>
300m 平川慧(コザ2沖縄)32秒85=高校最高、大会新
3000m 大場崇義(上伊那農高2長野)8分16秒86
300mH 渕上翔太(東福岡高2福岡)35秒94=大会新
走高跳 永瀬裕大(倉敷商高3岡山)2m10
棒高跳 牧野友哉(成田高2千葉)4m90
走幅跳 木住野幸大(八王子高2東京)7m42(+1.4)
<U18女子>
300m 瀧野未来(京都橘高2京都)38秒70(予選38秒42=大会新)
1500m 松本未空(鈴鹿高2三重)4分22秒05=大会新
300mH 中村真琴(光高3山口)41秒98=大会タイ
走高跳 森崎優希(明星学園高2東京)1m72
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やり投 櫻井希美(済美2岐阜)53m22
<U16男子>
150m 中村遥斗(萩商工高1山口)16秒27(+2.1)
棒高跳 谷口海斗(中京大中京高1愛知)4m71=大会新
走幅跳 佐々木景亮(今治立花中3愛媛)7m02(+1.1)
円盤投 東琉空(小俣中3三重)42m44
<U16女子>
150m 福岡梓音(中村学園女高1福岡)18秒22(+0.2)
走幅跳 成澤柚日(籔塚本町中3群馬)5m77
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