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2022.10.08

世界選手権代表のディーン元気が圧巻の80mスロー 初開催の300mHは紺野稜真と瀧野未来が制す/栃木国体
世界選手権代表のディーン元気が圧巻の80mスロー 初開催の300mHは紺野稜真と瀧野未来が制す/栃木国体


◇第77回栃木国体(10月6~10日/宇都宮市・カンセキスタジアムとちぎ)2日目

3年ぶりの開催となった国体が栃木県宇都宮市で開かれ、大会2日目は男女13種目で決勝が行われた。

前日に続いて雨が降り続き、最高気温が13.5度と厳しいコンディション。記録面では低調となったが、各種目で好勝負が展開された。

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成年男子やり投ではオレゴン世界選手権9位のディーン元気(兵庫・ミズノ)が登場。1投目に72m89を放ちトップに立つと、その後も記録を伸ばし、5投目には80m04をスロー。2位に5m以上の大差をつけて貫禄勝ちを納めた。成年男子800mは今季薄田健太郎(神奈川・筑波大M2)が終盤に抜け出し、1分49秒84でV。成年女子砲丸投では郡菜々佳(新潟・新潟アルビレックスRC)が15m55で優勝を飾った。

中高生が出場する少年の部では、8月の徳島インターハイの勝者たちが強さを発揮。少年男子A100mの関口裕太(新潟・東京学館新潟高3) 、少年男子共通800mの大野聖登(秋田・秋田工高3)、少年女子A砲丸投の奥山琴未(岡山・岡山商大附高3)、少年女子共通3000mのK.カロライン(鹿児島・神村学園2)、少年共通走高跳の森﨑優希(東京・明星学園高2)がインターハイに続き勝利を収めた。

また、今大会からの新種目となった少年Aの男女300mハードルでも、インターハイ400mハードルチャンピオンの紺野稜真(山形・九里学園高3)と瀧野未来(京都・京都橘高2)が初代優勝者に輝いている。

一方、少年女子共通走幅跳では高校1年生でU20世界選手権代表の近藤いおん(東京・城西高1)が5回目に6m07(+2.5)を跳び、インターハイ女王の松村琴都(愛知・瑞陵高2)を逆転。殊勲の優勝を果たした。また、少年女子A100mでは先村若奈(山口・高川学園高2)が12秒11(-0.9)で1位。小学時代から全国大会で活躍してきたスプリンターが初の日本一に輝いた。

大会3日目の7日には、16種目で決勝が行われる。

●2日目の優勝者
<男子>
成年800m   薄田健太郎(神奈川・筑波大M2)  1分49秒84
成年やり投   ディーン元気(兵庫・ミズノ)   80m04
少年A100m  関口裕太(新潟・東京学館新潟高3) 10秒63(+0.3)
少年A300mH 紺野稜真(山形・九里学園高3)   36秒13
少年A走幅跳  中村大空(群馬・東農大二高3)   7m56(+0.9)
少年共通800m 大野聖登(秋田・秋田工高3)    1分50秒75
<女子>
成年砲丸投   郡菜々佳(新潟・新潟アルビレックスRC) 15m55
少年A100m  先村若奈(山口・高川学園高2)   12秒11(-0.9)
少年A300mH 瀧野未来(京都・京都橘高2)    42秒03
少年A砲丸投  奥山琴未(岡山・岡山商大附高3) 14m58
少年共通3000m K.カロライン(鹿児島・神村学園2)8分56秒79
少年共通走高跳 森﨑優希(東京・明星学園高2)   1m74
少年共通走幅跳 近藤いおん(東京・城西高1)    6m07(+2.5)

◇第77回栃木国体(10月6~10日/宇都宮市・カンセキスタジアムとちぎ)2日目 3年ぶりの開催となった国体が栃木県宇都宮市で開かれ、大会2日目は男女13種目で決勝が行われた。 前日に続いて雨が降り続き、最高気温が13.5度と厳しいコンディション。記録面では低調となったが、各種目で好勝負が展開された。 成年男子やり投ではオレゴン世界選手権9位のディーン元気(兵庫・ミズノ)が登場。1投目に72m89を放ちトップに立つと、その後も記録を伸ばし、5投目には80m04をスロー。2位に5m以上の大差をつけて貫禄勝ちを納めた。成年男子800mは今季薄田健太郎(神奈川・筑波大M2)が終盤に抜け出し、1分49秒84でV。成年女子砲丸投では郡菜々佳(新潟・新潟アルビレックスRC)が15m55で優勝を飾った。 中高生が出場する少年の部では、8月の徳島インターハイの勝者たちが強さを発揮。少年男子A100mの関口裕太(新潟・東京学館新潟高3) 、少年男子共通800mの大野聖登(秋田・秋田工高3)、少年女子A砲丸投の奥山琴未(岡山・岡山商大附高3)、少年女子共通3000mのK.カロライン(鹿児島・神村学園2)、少年共通走高跳の森﨑優希(東京・明星学園高2)がインターハイに続き勝利を収めた。 また、今大会からの新種目となった少年Aの男女300mハードルでも、インターハイ400mハードルチャンピオンの紺野稜真(山形・九里学園高3)と瀧野未来(京都・京都橘高2)が初代優勝者に輝いている。 一方、少年女子共通走幅跳では高校1年生でU20世界選手権代表の近藤いおん(東京・城西高1)が5回目に6m07(+2.5)を跳び、インターハイ女王の松村琴都(愛知・瑞陵高2)を逆転。殊勲の優勝を果たした。また、少年女子A100mでは先村若奈(山口・高川学園高2)が12秒11(-0.9)で1位。小学時代から全国大会で活躍してきたスプリンターが初の日本一に輝いた。 大会3日目の7日には、16種目で決勝が行われる。 ●2日目の優勝者 <男子> 成年800m   薄田健太郎(神奈川・筑波大M2)  1分49秒84 成年やり投   ディーン元気(兵庫・ミズノ)   80m04 少年A100m  関口裕太(新潟・東京学館新潟高3) 10秒63(+0.3) 少年A300mH 紺野稜真(山形・九里学園高3)   36秒13 少年A走幅跳  中村大空(群馬・東農大二高3)   7m56(+0.9) 少年共通800m 大野聖登(秋田・秋田工高3)    1分50秒75 <女子> 成年砲丸投   郡菜々佳(新潟・新潟アルビレックスRC) 15m55 少年A100m  先村若奈(山口・高川学園高2)   12秒11(-0.9) 少年A300mH 瀧野未来(京都・京都橘高2)    42秒03 少年A砲丸投  奥山琴未(岡山・岡山商大附高3) 14m58 少年共通3000m K.カロライン(鹿児島・神村学園2)8分56秒79 少年共通走高跳 森﨑優希(東京・明星学園高2)   1m74 少年共通走幅跳 近藤いおん(東京・城西高1)    6m07(+2.5)

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