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2022.09.28

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第25回「山梨の葡萄と不破聖衣来選手~OG三森由佳さんの話を聞いて感じたこと~」


山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます!

第25回「山梨の葡萄と不破聖衣来選手~OG三森由佳さんの話を聞いて感じたこと~」

山梨の秋の味覚は何と言っても葡萄である。

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ピオーネやシャインマスカットなど、甘い水分をたっぷりと含んだ香り高く大粒の葡萄を頬張る時の味わいは至福のひとときだ。

山梨の練習コースはどこを走っても葡萄棚があり、年間を通して農家の方々の献身的な栽培作業を目にすることができる。それだけに、一粒を味わう思いもさらに感慨深いものとなる。

冬枯れの葡萄棚から新芽の季節を経て、小さな葡萄の赤子のような粒がみるみる成長してたわわに実る房となる。収穫を迎えるまでにかける手間ひまは膨大な時間の集積であり、天候や育成状態を見極めながらの慈しみの表れであろう。

J R勝沼ぶどう郷駅近くで葡萄栽培に従事している三森紀之(78歳)さんが「大雨や日照り台風など、思いもよらぬ天候の変化で収穫が台無しになったり、めざした品質が得られなかったりと様々な苦労があるんです」と語ってくれた。

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9月ともなれば収穫した葡萄を地方発送の箱詰めに追われるので、手伝いに帰郷していた佐藤(旧姓・三森)由佳さんにも久しぶりに会うことができた。

彼女は山梨学院大学で数人しかいない女子部員OGでもあり、卒業後は綜合警備保障(ALSOK)に勤務し、女子10km競歩でアトランタ五輪に出場。その後はロンドン・リオデジャネイロと2大会連続で五輪出場を果たしたOBの藤澤勇選手のサポートもした。

現役時代の佐藤(旧姓・三森)由佳さん(左)。日本選手権競歩では山梨学院大在学時の1991年から99年にかけて6度の優勝を飾った

せっせと箱詰め作業をしつつ、「あと1日、2日待てば最高の品質で出荷できると思っていても、天気予報で降雨の予報が出れば泣く泣く早めの収穫をせねばならない時もあるんです」と教えてくれた。そんな心の葛藤や工夫の上で果実を育て収穫してゆくのは、ある意味スポーツの指導現場と同じと思えた。

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山梨に居を構えてこのかた、毎年のように春のサクランボから始まり夏の桃、秋の葡萄などなど季節ごとに「おいしいね!」の感嘆符付きの感想を口に出すが、このような思いが心に宿るとありがたさも一段と増してくる。

秋のシーズン到来とともに今月は日本インカレと関東大学女子駅伝が開催された。

日本インカレは、長距離種目のネット中継の解説を2日前に依頼されて少々驚いたが、選手たちのがんばる姿を映像と音声でお届けできるのであればということでお引き受けした。

男子10000mでは昨年の上田颯汰選手(関学大)に引き続き、関西勢の亀田仁一路選手(関大)が日本人トップ(4位)で駆け抜け、勢いのある熱い走りをお伝えすることができた。

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同大会では、特に女子10000mで優勝することになる不破聖衣来選手(拓大)に注目が集まっていた。

レース前に、ご指導されている五十嵐利治監督からは故障箇所のアキレス腱炎の回復に時間を要し、本格的なランニングができるようになったものの、夏の気温上昇など発汗量も多くなり血液状態(貧血傾向)など万全ではないことをうかがっていた。それでも今の状態をしっかり把握して秋冬のトラック・駅伝シーズンに向けて仕上げてゆくためにも今回の出場を選択したとのことである。

4月に開催された日本学生個人選手権では5000mに出場するも、まだまだ本調子でない姿を見ていただけに、どこまで体調を戻してきたのか、果たして故障は完全に癒えているのだろうか……と不安と心配が交錯する中で放送ブースに入った。

昨年12月に当時日本歴代2位、日本学生新記録の30分45秒21という大記録を出し、駅伝レースでは度々区間記録を大きく更新するなど破竹の勢いであった。それゆえに注目度も高く、多くの方々から激励や声援が届けられる選手になっていた。それだけに走れない日々の悔しさや失望感の大きさは計り知れない。

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故障に苦しみ、悩みの袋が張り裂けるほど心の中で膨らませてきた選手を指導者として観てきただけに、不破選手の心象風景を少しだけ共有することができた。

インカレの優勝インタビュー後の総括で、以下のような内容をお話しさせていただいた。

「故障を抱えると、痛みを感じ続ける一日を過ごし、夜を迎える。当然治療やケアを施し、明日になれば痛みが少しで和らいでいてくれることを願いつつ眠りにつく。しかし、朝目覚めた時の起きがけの一歩で、昨夜と変わらぬ痛みを感じた時に落胆する。そんな思いを繰り返す度に、心のエネルギーがどんどん削がれていってしまう。明日は良くなるだろうと思っていた期待が薄れてゆくにつれ、もう治らないのではないかという不安が心を支配するようになる。心のエネルギー残量が少なくなれば、苦しみと不安の袋が膨れ上がる。ドクターやトレーナー指導者や仲間の励ましも心に響かなくなることさえある。そんな状態の自分にさえ嫌気が差してしまう。かくも故障と向き合わなければならぬ日々は、選手にとっても過酷である」

不破さんはそのような外科的な故障を乗り越えてトレーニングを開始していた。

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しかし、その後は貧血などの内科的な問題点を抱えつつも、スピードトレーニングを控えながら、徐々に復帰過程の確認のため、インカレへの出場を大会数日前に決定して挑んだ。

不破選手にとっての座標軸はこのレースを経てどこに印をつけることができたのだろうか。きっと来年のブダペスト世界選手権、そしてパリ五輪へと向かう道標として、力強く書き込むことができたのではないだろうか。

現状把握として出走した内容は十分手応えのあるものであり、故障や不調を乗り越えてきた安堵と喜びの笑顔がそれを物語っていたと解説をしていて感じた。

9月上旬の日本インカレ10000mで優勝した不破聖衣来選手(拓大)

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台風一過の9月25日、3年ぶりに関東大学女子駅伝が千葉印西市周回コースで開催された。この会場で、五十嵐監督からインカレ解説の生理学的内容や心理状況について不破選手に話をしてほしいということだったので、少しお時間をいただき語らせていただいた。

いろいろお話をさせていただいたのだが、最後に不破さんから「解説を聞いて家族がとても安心してくれました。ありがとうございました」とのコメントをもらい、私自身がとても励まされた心持ちになった。

活躍のレベルが上がれば相応の期待を背負うこととなる。常にレースでは好記録&好成績が求められると同時に、その期待に応えようと、選手も指導者も精進を重ねる。

しかしながら、ピークを狙った試合に合わせることも至難の業である。その過程で故障や不調に陥ったり、計画的な段階を追ったトレーニング過程などがあったり……。今後もこのような機会があった時には、丁寧に説明・解説させていただかなければならないと肝に銘じた。

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実は五十嵐監督が正則学園高校に在学していた時、山梨学院大学へとスカウトした思い出がある(実際には亜細亜大に進学)。その後は母校・正則学園の外部コーチや九電工女子陸上部のコーチを経て、2011年からは佐倉アスリート倶楽部の小出義雄監督の下で選手育成に携わってきただけに、今後の選手育成を楽しみにして見守りたい。

不破選手に対しても学生競技者としての成長を願って五十嵐監督が「お願い」と題してTwitterなどで示されていることも十分共感できる。

選手を応援するということは、時に静かに見守るという行為も大切なことである。

先の葡萄園で三森さんは「手をかけて育てる大変さはありますが、果実がどんどん自分の力で根からの養分と、陽の光を浴びてどんどん成長してゆく姿を静かに眺める喜びの時間があるからがんばれるんです」とも語ってくれた。

故障を乗り越え、さらに深く大地に根を張った選手は全国各地にいると思う。そんな君たちの活躍も静かに見守りたい。

上田誠仁 Ueda Masahito/1959年生まれ、香川県出身。山梨学院大学スポーツ科学部スポーツ科学科教授。順天堂大学時代に3年連続で箱根駅伝の5区を担い、2年時と3年時に区間賞を獲得。2度の総合優勝に貢献した。卒業後は地元・香川県内の中学・高校教諭を歴任。中学教諭時代の1983年には日本選手権5000mで2位と好成績を収めている。85年に山梨学院大学の陸上競技部監督へ就任し、92年には創部7年、出場6回目にして箱根駅伝総合優勝を達成。以降、出雲駅伝5連覇、箱根総合優勝3回など輝かしい実績を誇るほか、中村祐二や尾方剛、大崎悟史、井上大仁など、のちにマラソンで世界へ羽ばたく選手を多数育成している。2022年4月より山梨学院大学陸上競技部顧問に就任。
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます!

第25回「山梨の葡萄と不破聖衣来選手~OG三森由佳さんの話を聞いて感じたこと~」

山梨の秋の味覚は何と言っても葡萄である。 ピオーネやシャインマスカットなど、甘い水分をたっぷりと含んだ香り高く大粒の葡萄を頬張る時の味わいは至福のひとときだ。 山梨の練習コースはどこを走っても葡萄棚があり、年間を通して農家の方々の献身的な栽培作業を目にすることができる。それだけに、一粒を味わう思いもさらに感慨深いものとなる。 冬枯れの葡萄棚から新芽の季節を経て、小さな葡萄の赤子のような粒がみるみる成長してたわわに実る房となる。収穫を迎えるまでにかける手間ひまは膨大な時間の集積であり、天候や育成状態を見極めながらの慈しみの表れであろう。 J R勝沼ぶどう郷駅近くで葡萄栽培に従事している三森紀之(78歳)さんが「大雨や日照り台風など、思いもよらぬ天候の変化で収穫が台無しになったり、めざした品質が得られなかったりと様々な苦労があるんです」と語ってくれた。 9月ともなれば収穫した葡萄を地方発送の箱詰めに追われるので、手伝いに帰郷していた佐藤(旧姓・三森)由佳さんにも久しぶりに会うことができた。 彼女は山梨学院大学で数人しかいない女子部員OGでもあり、卒業後は綜合警備保障(ALSOK)に勤務し、女子10km競歩でアトランタ五輪に出場。その後はロンドン・リオデジャネイロと2大会連続で五輪出場を果たしたOBの藤澤勇選手のサポートもした。 現役時代の佐藤(旧姓・三森)由佳さん(左)。日本選手権競歩では山梨学院大在学時の1991年から99年にかけて6度の優勝を飾った せっせと箱詰め作業をしつつ、「あと1日、2日待てば最高の品質で出荷できると思っていても、天気予報で降雨の予報が出れば泣く泣く早めの収穫をせねばならない時もあるんです」と教えてくれた。そんな心の葛藤や工夫の上で果実を育て収穫してゆくのは、ある意味スポーツの指導現場と同じと思えた。 山梨に居を構えてこのかた、毎年のように春のサクランボから始まり夏の桃、秋の葡萄などなど季節ごとに「おいしいね!」の感嘆符付きの感想を口に出すが、このような思いが心に宿るとありがたさも一段と増してくる。 秋のシーズン到来とともに今月は日本インカレと関東大学女子駅伝が開催された。 日本インカレは、長距離種目のネット中継の解説を2日前に依頼されて少々驚いたが、選手たちのがんばる姿を映像と音声でお届けできるのであればということでお引き受けした。 男子10000mでは昨年の上田颯汰選手(関学大)に引き続き、関西勢の亀田仁一路選手(関大)が日本人トップ(4位)で駆け抜け、勢いのある熱い走りをお伝えすることができた。 同大会では、特に女子10000mで優勝することになる不破聖衣来選手(拓大)に注目が集まっていた。 レース前に、ご指導されている五十嵐利治監督からは故障箇所のアキレス腱炎の回復に時間を要し、本格的なランニングができるようになったものの、夏の気温上昇など発汗量も多くなり血液状態(貧血傾向)など万全ではないことをうかがっていた。それでも今の状態をしっかり把握して秋冬のトラック・駅伝シーズンに向けて仕上げてゆくためにも今回の出場を選択したとのことである。 4月に開催された日本学生個人選手権では5000mに出場するも、まだまだ本調子でない姿を見ていただけに、どこまで体調を戻してきたのか、果たして故障は完全に癒えているのだろうか……と不安と心配が交錯する中で放送ブースに入った。 昨年12月に当時日本歴代2位、日本学生新記録の30分45秒21という大記録を出し、駅伝レースでは度々区間記録を大きく更新するなど破竹の勢いであった。それゆえに注目度も高く、多くの方々から激励や声援が届けられる選手になっていた。それだけに走れない日々の悔しさや失望感の大きさは計り知れない。 故障に苦しみ、悩みの袋が張り裂けるほど心の中で膨らませてきた選手を指導者として観てきただけに、不破選手の心象風景を少しだけ共有することができた。 インカレの優勝インタビュー後の総括で、以下のような内容をお話しさせていただいた。 「故障を抱えると、痛みを感じ続ける一日を過ごし、夜を迎える。当然治療やケアを施し、明日になれば痛みが少しで和らいでいてくれることを願いつつ眠りにつく。しかし、朝目覚めた時の起きがけの一歩で、昨夜と変わらぬ痛みを感じた時に落胆する。そんな思いを繰り返す度に、心のエネルギーがどんどん削がれていってしまう。明日は良くなるだろうと思っていた期待が薄れてゆくにつれ、もう治らないのではないかという不安が心を支配するようになる。心のエネルギー残量が少なくなれば、苦しみと不安の袋が膨れ上がる。ドクターやトレーナー指導者や仲間の励ましも心に響かなくなることさえある。そんな状態の自分にさえ嫌気が差してしまう。かくも故障と向き合わなければならぬ日々は、選手にとっても過酷である」 不破さんはそのような外科的な故障を乗り越えてトレーニングを開始していた。 しかし、その後は貧血などの内科的な問題点を抱えつつも、スピードトレーニングを控えながら、徐々に復帰過程の確認のため、インカレへの出場を大会数日前に決定して挑んだ。 不破選手にとっての座標軸はこのレースを経てどこに印をつけることができたのだろうか。きっと来年のブダペスト世界選手権、そしてパリ五輪へと向かう道標として、力強く書き込むことができたのではないだろうか。 現状把握として出走した内容は十分手応えのあるものであり、故障や不調を乗り越えてきた安堵と喜びの笑顔がそれを物語っていたと解説をしていて感じた。 9月上旬の日本インカレ10000mで優勝した不破聖衣来選手(拓大) 台風一過の9月25日、3年ぶりに関東大学女子駅伝が千葉印西市周回コースで開催された。この会場で、五十嵐監督からインカレ解説の生理学的内容や心理状況について不破選手に話をしてほしいということだったので、少しお時間をいただき語らせていただいた。 いろいろお話をさせていただいたのだが、最後に不破さんから「解説を聞いて家族がとても安心してくれました。ありがとうございました」とのコメントをもらい、私自身がとても励まされた心持ちになった。 活躍のレベルが上がれば相応の期待を背負うこととなる。常にレースでは好記録&好成績が求められると同時に、その期待に応えようと、選手も指導者も精進を重ねる。 しかしながら、ピークを狙った試合に合わせることも至難の業である。その過程で故障や不調に陥ったり、計画的な段階を追ったトレーニング過程などがあったり……。今後もこのような機会があった時には、丁寧に説明・解説させていただかなければならないと肝に銘じた。 実は五十嵐監督が正則学園高校に在学していた時、山梨学院大学へとスカウトした思い出がある(実際には亜細亜大に進学)。その後は母校・正則学園の外部コーチや九電工女子陸上部のコーチを経て、2011年からは佐倉アスリート倶楽部の小出義雄監督の下で選手育成に携わってきただけに、今後の選手育成を楽しみにして見守りたい。 不破選手に対しても学生競技者としての成長を願って五十嵐監督が「お願い」と題してTwitterなどで示されていることも十分共感できる。 選手を応援するということは、時に静かに見守るという行為も大切なことである。 先の葡萄園で三森さんは「手をかけて育てる大変さはありますが、果実がどんどん自分の力で根からの養分と、陽の光を浴びてどんどん成長してゆく姿を静かに眺める喜びの時間があるからがんばれるんです」とも語ってくれた。 故障を乗り越え、さらに深く大地に根を張った選手は全国各地にいると思う。そんな君たちの活躍も静かに見守りたい。
上田誠仁 Ueda Masahito/1959年生まれ、香川県出身。山梨学院大学スポーツ科学部スポーツ科学科教授。順天堂大学時代に3年連続で箱根駅伝の5区を担い、2年時と3年時に区間賞を獲得。2度の総合優勝に貢献した。卒業後は地元・香川県内の中学・高校教諭を歴任。中学教諭時代の1983年には日本選手権5000mで2位と好成績を収めている。85年に山梨学院大学の陸上競技部監督へ就任し、92年には創部7年、出場6回目にして箱根駅伝総合優勝を達成。以降、出雲駅伝5連覇、箱根総合優勝3回など輝かしい実績を誇るほか、中村祐二や尾方剛、大崎悟史、井上大仁など、のちにマラソンで世界へ羽ばたく選手を多数育成している。2022年4月より山梨学院大学陸上競技部顧問に就任。

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