HOME 国内、大学

2022.09.20

110mH小池綾がU20日本歴代7位の13秒78「全国で注目される存在に」/関東新人
110mH小池綾がU20日本歴代7位の13秒78「全国で注目される存在に」/関東新人

9月17日から19日の3日間、第33回関東学生新人が神奈川・相模原ギオンスタジアムで開催された。台風の影響が懸念されたが、2、3日目は荒天となったものの無事に終了した。

2日目に行われた男子110mハードル決勝は、小池綾(法大1)が13秒78(+1.9)で優勝。U20日本歴代7位の好記録だった。

「手応えはなかった」という小池。スタートは鹿田真翔(順大1)が飛び出すが、それに引っ張られるように「スピードに乗れた」という小池も、苦手の前半からしっかりとついて行く。

広告の下にコンテンツが続きます

191cmの長身を生かして中盤以降に抜け出した小池。後半は「身体が起きてしまって詰めが甘かった」と振り返るものの、これまでのベスト13秒90を大幅に更新した。「自己ベストとなる13秒8台に入ればと思っていたので(78は)ビックリ。勝ち切れたのも良かったです」と笑顔を見せる。

中学時代に四種競技で全中優勝しているように関係者から注目を集め、大阪・大塚高時代には走高跳でも2m05のベストを持つ逸材。今春に法大に進学してからは「ハードルを中心に」取り組んでいる。

ハードルの基礎から取り組み、「抜き脚を横ではなく高く引きつけられるようになりました」と成長を感じている。まだまだ細身で課題もたっぷり。「冬はまずスピードをつけることと、ウエイトトレーニングで身体を作っていきたいです」。

同期にはインターハイで高校記録を作った西徹朗(早大)などハイレベルな選手がそろうだけではなく、大学ハードル界にもオレゴン世界選手権代表の村竹ラシッド(順大)ら、そうそうたる顔ぶれがいる。「来年は13秒6~5台を狙いたい。大学の間に全国でも注目される選手になって上位で戦いたいです」。また一人、楽しみなハードラーが法大から名乗りを上げた。

9月17日から19日の3日間、第33回関東学生新人が神奈川・相模原ギオンスタジアムで開催された。台風の影響が懸念されたが、2、3日目は荒天となったものの無事に終了した。 2日目に行われた男子110mハードル決勝は、小池綾(法大1)が13秒78(+1.9)で優勝。U20日本歴代7位の好記録だった。 「手応えはなかった」という小池。スタートは鹿田真翔(順大1)が飛び出すが、それに引っ張られるように「スピードに乗れた」という小池も、苦手の前半からしっかりとついて行く。 191cmの長身を生かして中盤以降に抜け出した小池。後半は「身体が起きてしまって詰めが甘かった」と振り返るものの、これまでのベスト13秒90を大幅に更新した。「自己ベストとなる13秒8台に入ればと思っていたので(78は)ビックリ。勝ち切れたのも良かったです」と笑顔を見せる。 中学時代に四種競技で全中優勝しているように関係者から注目を集め、大阪・大塚高時代には走高跳でも2m05のベストを持つ逸材。今春に法大に進学してからは「ハードルを中心に」取り組んでいる。 ハードルの基礎から取り組み、「抜き脚を横ではなく高く引きつけられるようになりました」と成長を感じている。まだまだ細身で課題もたっぷり。「冬はまずスピードをつけることと、ウエイトトレーニングで身体を作っていきたいです」。 同期にはインターハイで高校記録を作った西徹朗(早大)などハイレベルな選手がそろうだけではなく、大学ハードル界にもオレゴン世界選手権代表の村竹ラシッド(順大)ら、そうそうたる顔ぶれがいる。「来年は13秒6~5台を狙いたい。大学の間に全国でも注目される選手になって上位で戦いたいです」。また一人、楽しみなハードラーが法大から名乗りを上げた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.26

【学生長距離Close-upインタビュー】全日本大学駅伝1区区間賞の志學館大・中村晃斗 「結果にこだわっていきたい」

学生長距離Close-upインタビュー 中村 晃斗 Nakamura Akito 志學館大3年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。54回目は、志 […]

NEWS 熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

2025.11.26

熊本信愛女学院高の元監督・山口和也さん死去 五輪1万m7位・川上優子さん、世界陸上マラソン4位・飛瀬貴子さんらを指導

熊本信愛女学院高(熊本)の元陸上競技部監督で、長年多くのランナーを育てた山口和也さんが11月23日、病気のため亡くなった。71歳。 1980年に同校に赴任した山口さん。当時の日本女子長距離は黎明期であったが、山口さんは高 […]

NEWS 世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

2025.11.26

世界クロカンU20代表選考会エントリー確定 インターハイ&国スポV新妻遼己や本田桜二郎ら 女子は細見芽生、真柴愛里

日本陸連は11月26日、第46回世界クロスカントリー選手権(2026年1月10日/米国・タラハシー)の男女U20日本代表代表選考会(11月30日/京都)の確定エントリーリストを発表した。 男子は当初エントリーしていた24 […]

NEWS パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

2025.11.26

パリ五輪4×400mR金のウィルソンが地元のメリーランド大に進学決定

男子短距離のQ.ウィルソン(米国)がメリーランド大へ入学することが発表された。 ウィルソンは2008年生まれの17歳。23年ごろから400mで頭角を現し、同年の米国室内選手権で優勝するなど注目を浴びた。今年6月には400 […]

NEWS 男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2025.11.26

男子3000m障害・ジャガーが現役引退 リオ五輪銀、ロンドン世界陸上銅など活躍 「別れの時が来た」

2016年リオ五輪の男子3000m障害で銀メダルに輝いたE.ジャガー(米国)が引退を表明した。 ジャガーは35歳。ジュニア時代には中長距離でU20世界選手権1500m7位などの成績を収め、シニアでは3000m障害で世界的 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top