HOME 国内、大学

2022.09.11

青学大のエース!近藤幸太郎が5000m連覇「すべて勝つつもり」/日本IC
青学大のエース!近藤幸太郎が5000m連覇「すべて勝つつもり」/日本IC

◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)3日目

学生ナンバーワンを決める第91回日本インカレの3日目が行われ、男子5000mで近藤幸太郎(青学大)が13分50秒37で連覇を達成した。

広告の下にコンテンツが続きます

学生最後のトラックシーズンは故障に苦しんだ。箱根駅伝後、左踵を疲労骨折。3月に練習を再開するも、5月に左アキレス腱を負傷して再度、戦線から離脱する。

7月からようやく練習に復帰。3度目の合宿で少しずつスピード練習を取り入れられるようになってきた。しかし「スピードがまだ戻ってきていなかった」と自身の仕上がりに不安もあったという。

今大会は、前回優勝制した時の走りができるかもターゲットの一つにして挑んだ。

「暑くなったら有利だと思っていた」という近藤を天が味方したか、競技場は朝から強い日差しが照りつけ気温も32度を超えていた。

スタートと同時に先頭に飛び出した外国人ランナーにつき、レースを進める。「2000m過ぎにはタイムも身体も余裕があったので、今日は勝ったなと思いました」と笑顔を見せた。

優勝を確信したのは4000m過ぎのこと。ラストスパートをかけたが、外国人選手も反応することができなかった。

13分50秒37のタイムでフィニッシュ。思うように練習ができなかった最終シーズンだったからこそ、2連覇を飾ることができて「一安心しました」と結果を出せたことに安堵した。

高校時代は2度5000mでインターハイに出場しているが、いずれも予選落ち。全国で戦える選手ではなかったが、3年間で土台を作ることができたという。

大学に入ってからの飛躍は「青学で強い仲間と過ごして、勝ち方を覚えたこと」と近藤。間もなく始まる駅伝シーズン。自身を高めてくれた仲間とともに「すべて勝つつもりです。特に箱根駅伝は新記録で優勝したい」と力強く目標を口にする。

文/野田しほり

◇日本インカレ(京都・たけびしスタジアム京都:西京極)3日目 学生ナンバーワンを決める第91回日本インカレの3日目が行われ、男子5000mで近藤幸太郎(青学大)が13分50秒37で連覇を達成した。 学生最後のトラックシーズンは故障に苦しんだ。箱根駅伝後、左踵を疲労骨折。3月に練習を再開するも、5月に左アキレス腱を負傷して再度、戦線から離脱する。 7月からようやく練習に復帰。3度目の合宿で少しずつスピード練習を取り入れられるようになってきた。しかし「スピードがまだ戻ってきていなかった」と自身の仕上がりに不安もあったという。 今大会は、前回優勝制した時の走りができるかもターゲットの一つにして挑んだ。 「暑くなったら有利だと思っていた」という近藤を天が味方したか、競技場は朝から強い日差しが照りつけ気温も32度を超えていた。 スタートと同時に先頭に飛び出した外国人ランナーにつき、レースを進める。「2000m過ぎにはタイムも身体も余裕があったので、今日は勝ったなと思いました」と笑顔を見せた。 優勝を確信したのは4000m過ぎのこと。ラストスパートをかけたが、外国人選手も反応することができなかった。 13分50秒37のタイムでフィニッシュ。思うように練習ができなかった最終シーズンだったからこそ、2連覇を飾ることができて「一安心しました」と結果を出せたことに安堵した。 高校時代は2度5000mでインターハイに出場しているが、いずれも予選落ち。全国で戦える選手ではなかったが、3年間で土台を作ることができたという。 大学に入ってからの飛躍は「青学で強い仲間と過ごして、勝ち方を覚えたこと」と近藤。間もなく始まる駅伝シーズン。自身を高めてくれた仲間とともに「すべて勝つつもりです。特に箱根駅伝は新記録で優勝したい」と力強く目標を口にする。 文/野田しほり

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.19

トップアスリートとの交流会 中島佑気ジョセフ、小池祐貴、栁田大輝、廣中璃梨佳、山本有真も参加/RIKUJOフェスティバル

日本陸連は11月19日、RIKUJOフェスティバル(11月29日/東京・国立競技場)で実施するトップアスリートとのゲスト交流会に新たに参加する選手を発表した。 すでに、13人のアスリートが参加することが発表されているが、 […]

NEWS 全中駅伝に出場する女子48チームが出そろう 3連覇狙う京山をはじめ、大沢野、松橋などが全国切符 櫛形は20回目

2025.11.19

全中駅伝に出場する女子48チームが出そろう 3連覇狙う京山をはじめ、大沢野、松橋などが全国切符 櫛形は20回目

9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 女子は前回の全国大会で2連覇を飾った […]

NEWS 全中駅伝男子・出場チームが決定! 17チームが初出場 塩山は第1回大会以来32年ぶり 京山、三島の全国V経験校も

2025.11.19

全中駅伝男子・出場チームが決定! 17チームが初出場 塩山は第1回大会以来32年ぶり 京山、三島の全国V経験校も

9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 男子は2年前に全国制覇を達成している […]

NEWS マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が神奈川大のアンバサダー就任 「刺激や勇気を届けられる存在でありたい」

2025.11.19

マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が神奈川大のアンバサダー就任 「刺激や勇気を届けられる存在でありたい」

神奈川大は11月19日、男子マラソン日本記録保持者でOBの鈴木健吾が陸上部のアンバサダーに就任したと発表した。 鈴木は箱根駅伝では3年連続で2区を担い、3年時に区間賞を獲得。4年時には東京マラソンで2時間10分21秒で走 […]

NEWS 岡山・京山が今年も男女ともに全国出場! 全中1500m優勝・是枝愛香を擁する内部は26年ぶり/中学駅伝

2025.11.19

岡山・京山が今年も男女ともに全国出場! 全中1500m優勝・是枝愛香を擁する内部は26年ぶり/中学駅伝

12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝の出場を懸けた県大会が、11月14日から16日にかけて、全国10県で行われた。 14日の岡山県大会では、2年前に全国男女優勝、女子は昨年も連覇を飾った京山が圧倒的な継走を披露。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top