HOME 国内

2022.08.20

世界陸上代表・秦澄美鈴が貫禄V!6m40オーバー2本そろえ「まとめられた」/福井ナイトゲームズ
世界陸上代表・秦澄美鈴が貫禄V!6m40オーバー2本そろえ「まとめられた」/福井ナイトゲームズ

◇Athlete Night Games in FUKUI2022(8月20日/福井県営9.98スタジアム)

今年で4回目の開催となった、Athlete Night Games in FUKUI2022の女子走幅跳は秦澄美鈴(シバタ工業)が優勝した。

オレゴン世界選手権代表の貫禄を見せたのが秦。15時頃に降った大雨の影響で競技が1時間後ろ倒しに。ウォーミングアップなども含めて、試技中も降ったりやんだりと難しいコンディションとなった。

それでも1回目に6m49(+0.2)をマークすると、2回目ファウルのあとは3回目に6m12(+0.2)。最終(※全4回)跳躍でも6m48(+0.1)とジャンプし、2位に42cm差をつける圧巻のパフォーマンスで日本代表の力を見せた。

帰国後、初の試合。「記録を狙っていこうという変な硬さはありませんでした」と言い、今季ずっとテーマにしていたように「1本目から大事に。この1本しかないぞという気持ちで臨んだ」と、しっかり記録を残した。

世界選手権では持ち味を発揮できず予選敗退。「少し落ち込みましたが、しっかり休んできました」。そういった調整の中でも「まとめられた」と及第点を与える。

広告の下にコンテンツが続きます

今季は9月の全日本実業団対抗や10月の栃木国体に出場予定。日本トップジャンパーが再び世界の舞台に挑戦するために、まずは長く動いていない池田久美子が持つ日本記録6m86の更新が不可欠だろう。

◇Athlete Night Games in FUKUI2022(8月20日/福井県営9.98スタジアム) 今年で4回目の開催となった、Athlete Night Games in FUKUI2022の女子走幅跳は秦澄美鈴(シバタ工業)が優勝した。 オレゴン世界選手権代表の貫禄を見せたのが秦。15時頃に降った大雨の影響で競技が1時間後ろ倒しに。ウォーミングアップなども含めて、試技中も降ったりやんだりと難しいコンディションとなった。 それでも1回目に6m49(+0.2)をマークすると、2回目ファウルのあとは3回目に6m12(+0.2)。最終(※全4回)跳躍でも6m48(+0.1)とジャンプし、2位に42cm差をつける圧巻のパフォーマンスで日本代表の力を見せた。 帰国後、初の試合。「記録を狙っていこうという変な硬さはありませんでした」と言い、今季ずっとテーマにしていたように「1本目から大事に。この1本しかないぞという気持ちで臨んだ」と、しっかり記録を残した。 世界選手権では持ち味を発揮できず予選敗退。「少し落ち込みましたが、しっかり休んできました」。そういった調整の中でも「まとめられた」と及第点を与える。 今季は9月の全日本実業団対抗や10月の栃木国体に出場予定。日本トップジャンパーが再び世界の舞台に挑戦するために、まずは長く動いていない池田久美子が持つ日本記録6m86の更新が不可欠だろう。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.12.12

日本GPシリーズチャンピオンは福部真子と筒江海斗!種目別800mは落合晃&久保凛の高校日本記録保持者コンビがV、女子1500m田中希実が4連覇

日本グランプリ(GP)シリーズ2024のシリーズチャンピオンが発表され、男子は400mハードルの筒江海斗(ST-WAKO)、女子は100mハードルの福部真子(日本建設工業)と、ともにパリ五輪のハードル種目代表が初の栄冠に […]

NEWS 青学大・原晋監督 連覇へ「山で区間新を出せる準備」チームの雰囲気「単なる仲良しクラブじゃない」

2024.12.12

青学大・原晋監督 連覇へ「山で区間新を出せる準備」チームの雰囲気「単なる仲良しクラブじゃない」

第101回箱根駅伝に出場する前回王者の青学大が、東京の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。その後、会見が開かれて報道陣の取材に応えた。 原監督が掲げた恒例の作戦名は「あいたいね大作戦」。 […]

NEWS 青学大がキャンパスで箱根駅伝壮行会 太田蒼生「俺が箱根を勝たせてやる」残り3週間で体調管理徹底で臨む構え

2024.12.12

青学大がキャンパスで箱根駅伝壮行会 太田蒼生「俺が箱根を勝たせてやる」残り3週間で体調管理徹底で臨む構え

第101回箱根駅伝に出場する前回王者の青学大が、東京の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 関係者だけでなく、学生やファンなどが見守るなか、一部授業のある選手以外が一人ひとりあいさつ。主 […]

NEWS 世界陸連が6つの世界記録を承認 川野将虎が男子35km初代世界記録保持者に

2024.12.12

世界陸連が6つの世界記録を承認 川野将虎が男子35km初代世界記録保持者に

12月11日、世界陸連は5月から10月にかけて誕生した世界記録を正式に承認したことを発表した。 10月27日の日本選手権35km競歩(山形・高畠)で、川野将虎(旭化成)が樹立した2時間21分47秒も世界記録として認定。同 […]

NEWS 月刊陸上競技2025年1月号

2024.12.12

月刊陸上競技2025年1月号

Contents W別冊付録 箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望 大会報道 福岡国際マラソン 吉田祐也 日本歴代3位の激走 涙の復活劇 全日本実業団対抗女子駅伝 JP日本郵政グループ 4年ぶりV 地域実業団駅伝 中学 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年12月号 (11月14日発売)

2024年12月号 (11月14日発売)

全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会

page top