HOME 中学

2022.08.19

男子砲丸投は石丸大智が圧倒的なパフォーマンスで日本一 14m93の自己新V/福島全中
男子砲丸投は石丸大智が圧倒的なパフォーマンスで日本一 14m93の自己新V/福島全中


◇福島全中(8月18日~21日/福島・県営あづま競技場)

第49回全日本中学校選手権(以下、全中)が18日から始まり、男子砲丸投では石丸大智(西福岡3福岡)が自己新の14m93で優勝を飾った。

広告の下にコンテンツが続きます

今大会最初の決勝種目となった男子砲丸投には35人が出場。その中でも石丸の強さは群を抜いていた。7月の福岡県中学総体で今季中学最高の14m74を放ち、8月の九州大会でも優勝していた石丸は「初めての全国大会でしたが、ランキングでもトップだったし、余裕を持って試合に臨むことができました」と大舞台にもまったく動じることはなかった。

1投目で14m56を投げでトップに立つと、2投目に優勝記録となる14m93をプット。以降もすべての試技で14m台をマークするなど安定した成績を残し、2位には72cmもの大差をつける圧勝劇だった。

「目標は15m台だったのでちょっと悔しいけど、自己ベストでの優勝は率直にうれしいです」とはにかんだ石丸。「1投目に記録を残せたことで、2投目以降に攻めの投げができたのが良かったと思います」と話す。3投目以降は記録を意識したため、やや動きが硬くなったものの、力強い投てきを披露した。

石丸が陸上を始めたのは中学から。小学校の運動会で脚が速かったからと短距離に取り組んでいたが、投てきのセンスを見込まれて砲丸投へと種目を変更した。昨年のベストは12m01と全国的には無名で、石丸本人も「今年は13m00を出して、全中に出場することが目標だった」という。

広告の下にコンテンツが続きます

しかし、冬季に筋力トレーニングを重ねたことで本人が驚くほどの進化を遂げ、4月に13m台、6月に14m台に到達。ついには日本一へと上り詰めた。急激な成長曲線を描く石丸は「次は15mを出して、10月のU16陸上でも優勝したいです」と今後の意気込みを語った。

◇1日目の優勝者
【男子】
砲丸投
石丸大智(西福岡3福岡)   14m93

【女子】
走高跳
鴨田るな(相模原旭2神奈川) 1m63

◇福島全中(8月18日~21日/福島・県営あづま競技場) 第49回全日本中学校選手権(以下、全中)が18日から始まり、男子砲丸投では石丸大智(西福岡3福岡)が自己新の14m93で優勝を飾った。 今大会最初の決勝種目となった男子砲丸投には35人が出場。その中でも石丸の強さは群を抜いていた。7月の福岡県中学総体で今季中学最高の14m74を放ち、8月の九州大会でも優勝していた石丸は「初めての全国大会でしたが、ランキングでもトップだったし、余裕を持って試合に臨むことができました」と大舞台にもまったく動じることはなかった。 1投目で14m56を投げでトップに立つと、2投目に優勝記録となる14m93をプット。以降もすべての試技で14m台をマークするなど安定した成績を残し、2位には72cmもの大差をつける圧勝劇だった。 「目標は15m台だったのでちょっと悔しいけど、自己ベストでの優勝は率直にうれしいです」とはにかんだ石丸。「1投目に記録を残せたことで、2投目以降に攻めの投げができたのが良かったと思います」と話す。3投目以降は記録を意識したため、やや動きが硬くなったものの、力強い投てきを披露した。 石丸が陸上を始めたのは中学から。小学校の運動会で脚が速かったからと短距離に取り組んでいたが、投てきのセンスを見込まれて砲丸投へと種目を変更した。昨年のベストは12m01と全国的には無名で、石丸本人も「今年は13m00を出して、全中に出場することが目標だった」という。 しかし、冬季に筋力トレーニングを重ねたことで本人が驚くほどの進化を遂げ、4月に13m台、6月に14m台に到達。ついには日本一へと上り詰めた。急激な成長曲線を描く石丸は「次は15mを出して、10月のU16陸上でも優勝したいです」と今後の意気込みを語った。 ◇1日目の優勝者 【男子】 砲丸投 石丸大智(西福岡3福岡)   14m93 【女子】 走高跳 鴨田るな(相模原旭2神奈川) 1m63

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.31

過去最高2位の東北福祉大「100%以上の力を発揮」大東大はアクシデントも「冷静に対応できた」 各チームに課題と収穫/富士山女子駅伝

◇全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ、城西大が2時間22分36秒で初 […]

NEWS 逆境はねのけ初優勝の城西大「選手たちの思いが強かった」 ルーキー3人が区間賞/富士山女子駅伝

2025.12.31

逆境はねのけ初優勝の城西大「選手たちの思いが強かった」 ルーキー3人が区間賞/富士山女子駅伝

◇全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝、12月30日/静岡・富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場:7区間43.4km) 学生女子駅伝2大タイトルの一つ、富士山女子駅伝が行われ、城西大が2時間22分36秒で初 […]

NEWS 箱根駅伝 ご当地選手をチェック! 福岡市出身6人が登録 川崎市、新潟市、姫路市、北九州市からも多数エントリー 徳島県から4年ぶり箱根路なるか

2025.12.31

箱根駅伝 ご当地選手をチェック! 福岡市出身6人が登録 川崎市、新潟市、姫路市、北九州市からも多数エントリー 徳島県から4年ぶり箱根路なるか

2026年1月2、3日に開催される第102回箱根駅伝のスタートまであと2日。12月29日には各チームの区間エントリーも発表された。 今回も登録された21チーム336人全員にアンケートを実施。その回答を元に出身地を都道府県 […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」

2025.12.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第64回「駅伝とチームマネジメント~棄権を今後の糧に~」 年の瀬が迫り、その先には箱根駅伝が待 […]

NEWS 今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

2025.12.30

今季の最終決戦を制するのは青学大、駒大、國學院大、中大、早大!? 創価大、帝京大などの5強崩しなるか/箱根駅伝

第102回箱根駅伝は2026年1月2日に往路、3日に復路の全10区間217.1kmで行われる。 前回大会でシード権を獲得した10校と、予選会を突破した10校とオープン参加の関東学生連合チームを合わせた21チームが出場。今 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top