HOME 海外

2022.08.08

テボゴ100mでU20世界新の9秒91!U20世界選手権は8種目で大会新記録
テボゴ100mでU20世界新の9秒91!U20世界選手権は8種目で大会新記録


写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)

8月1日~6日、U20世界選手権がコロンビア・カリで開催され、2つのU20世界記録と、8種目で大会新記録が生まれた。

大会2日目の男子100mでL.テボゴ(ボツワナ)が9秒91(+0.8)のU20世界新で優勝。従来のU20世界記録はT.ブロメル(米国)の9秒97(14年)。テボゴはすでに今年4月に9秒96で走ったがU20世界記録として承認されず、その後も9秒94をマークしていたがU20世界記録としては未承認で、今回その記録をさらに上回った。テボゴは昨年のU20世界選手権でも100mで金メダル、200mでは銀メダルを獲得しており、今年のオレゴン世界選手権では100mで準決勝に進出している。

女子4×100mリレーはジャマイカ(S.コール、ティナ・クレイトン、K.ヒル、ティア・クレイトン)が42秒59のU20世界新で制した。従来の記録は同国の42秒94(21年)。ジャマイカU20チームは今年4月に42秒58をマークしているが、ドーピング検査の不備でU20世界記録としては承認されなかった。上記2種目のU20世界記録の承認は進行中である。

女子100mはティア・クレイトンが10秒95(-0.1)、女子100mハードルはヒルが12秒77(+0.2)でいずれも大会新V。両者は4×100mリレーとの二冠を果たした。男子200mはB.A.アフリファー(イスラエル)が大会新の19秒96(-1.0)で勝利。テボゴも同タイムながら2位となった。

女子800mはR.ウィリス(米国)が1分59秒13、女子1500mでは16歳のB.ハイロム(エチオピア)が4分04秒27とそれぞれ大会新で制覇した。男女混合4×400mリレーでは米国が3分17秒69の大会新で勝ち、インドが3分17秒76のU20アジア新で2位に続いた。

フィールドでは男子三段跳と女子やり投で大会記録が誕生。男子三段跳は昨年のU20世界選手権銀のJ.ヒバート(ジャマイカ)が17m27(±0)で勝利。女子やり投はA.ヴィラゴス(セルビア)が63m52の大会新で大会連覇を飾った。

次回のU20世界選手権は2024年にリマ(ペルー)で開催される。

写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT) 8月1日~6日、U20世界選手権がコロンビア・カリで開催され、2つのU20世界記録と、8種目で大会新記録が生まれた。 大会2日目の男子100mでL.テボゴ(ボツワナ)が9秒91(+0.8)のU20世界新で優勝。従来のU20世界記録はT.ブロメル(米国)の9秒97(14年)。テボゴはすでに今年4月に9秒96で走ったがU20世界記録として承認されず、その後も9秒94をマークしていたがU20世界記録としては未承認で、今回その記録をさらに上回った。テボゴは昨年のU20世界選手権でも100mで金メダル、200mでは銀メダルを獲得しており、今年のオレゴン世界選手権では100mで準決勝に進出している。 女子4×100mリレーはジャマイカ(S.コール、ティナ・クレイトン、K.ヒル、ティア・クレイトン)が42秒59のU20世界新で制した。従来の記録は同国の42秒94(21年)。ジャマイカU20チームは今年4月に42秒58をマークしているが、ドーピング検査の不備でU20世界記録としては承認されなかった。上記2種目のU20世界記録の承認は進行中である。 女子100mはティア・クレイトンが10秒95(-0.1)、女子100mハードルはヒルが12秒77(+0.2)でいずれも大会新V。両者は4×100mリレーとの二冠を果たした。男子200mはB.A.アフリファー(イスラエル)が大会新の19秒96(-1.0)で勝利。テボゴも同タイムながら2位となった。 女子800mはR.ウィリス(米国)が1分59秒13、女子1500mでは16歳のB.ハイロム(エチオピア)が4分04秒27とそれぞれ大会新で制覇した。男女混合4×400mリレーでは米国が3分17秒69の大会新で勝ち、インドが3分17秒76のU20アジア新で2位に続いた。 フィールドでは男子三段跳と女子やり投で大会記録が誕生。男子三段跳は昨年のU20世界選手権銀のJ.ヒバート(ジャマイカ)が17m27(±0)で勝利。女子やり投はA.ヴィラゴス(セルビア)が63m52の大会新で大会連覇を飾った。 次回のU20世界選手権は2024年にリマ(ペルー)で開催される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.09.07

順大・澤木啓祐氏が名誉総監督を退任 本人の申し出を受け

9月6日、順天堂大学スポーツ健康科学部はホームページに「順天堂大学陸上競技部に関する報道について」と題したリリースを公開。同大学陸上部名誉総監督の澤木啓祐氏が退任することが発表された。 この件は、一部報道で同大学陸上部指 […]

NEWS ヤマダホールディングスが10月のプリンセス駅伝欠場を発表

2024.09.06

ヤマダホールディングスが10月のプリンセス駅伝欠場を発表

9月6日、ヤマダホールディングスは10月20日に開催予定の第10回全⽇本実業団対抗⼥⼦駅伝予選会(プリンセス駅伝)を欠場することを発表した。 チームは11月の全⽇本実業団対抗⼥⼦駅伝(クイーンズ駅伝)での上位入賞を目標に […]

NEWS チェベトが女子5000mで14分09秒52 男子1500mはヌグセがインゲブリグトセンを抑える/DLチューリヒ

2024.09.06

チェベトが女子5000mで14分09秒52 男子1500mはヌグセがインゲブリグトセンを抑える/DLチューリヒ

9月5日、ダイヤモンドリーグ(DL)第13戦のヴェルトクラッセ・チューリッヒがスイス・チューリヒで開催され、女子5000mでは、パリ五輪金メダルのB.チェベト(ケニア)が今季世界最高、パフォーマンス世界歴代7位の14分0 […]

NEWS 田中希実25歳初レース5000m14分49秒95で東京世界陸上の標準突破!!やり投・ディーン3位で初ファイナルへ/DLチューリヒ

2024.09.06

田中希実25歳初レース5000m14分49秒95で東京世界陸上の標準突破!!やり投・ディーン3位で初ファイナルへ/DLチューリヒ

世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)シリーズ最終戦となる第14戦・チューリヒ大会(スイス)が9月6日に行われ、女子5000mの田中希実(New Balance)が14分49秒95で7位に入った。この記録で、来年の東京世 […]

NEWS 女子マラソン・ウガンダ代表のチェプテゲイが死去 五輪から1ヵ月経たぬうちの惨劇に悲しみ広がる

2024.09.05

女子マラソン・ウガンダ代表のチェプテゲイが死去 五輪から1ヵ月経たぬうちの惨劇に悲しみ広がる

ウガンダのオリンピック委員会(UOC)は9月4日、パリ五輪女子マラソン代表のレベッカ・チェプテゲイが死去したことを発表した。 チェプテゲイは9月2日、トレーニング先のケニアにおいて交際相手の男と口論となった末に、男からガ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年9月号 (8月9日発売)

2024年9月号 (8月9日発売)

速報 パリ五輪
大盛況 福岡IH
久保凛 日本新特集!

page top