◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)8日目
オレゴン世界陸上8日目のイブニングセッションに行われた男子棒高跳予選。5大会連続出場の30歳・山本聖途(トヨタ自動車)は5m65をクリアしたものの、次の5m75を跳べずに予選敗退となった。
6月の日本選手権はまさかの「記録なし」となったものの、ワールドランキングにより出場権を得た。「今大会に向けて調子を上げていけた」と話すように、最初の高さである5m30と次の5m50は1回でクリア。次の5m65も2回目に成功させ、6位入賞を果たした2013年以来の決勝進出へ期待は高まった。
しかし、今大会は予選で5m75を12人がクリア。13年大会は5m55で決勝進出を決めていただけに、「レベルが高かった」と山本。5m75も3回目は「今日イチの跳躍だった」と自身で振り返るほどのジャンプだったが、わずかに身体が触れて成功はならなかった。
1992年3月生まれで、同学年には短距離の飯塚翔太(ミズノ)やマラソンの大迫傑(Nike)、やり投・ディーン元気(ミズノ)、走高跳・戸邉直人(JAL)ら国際大会常連の選手たちが多くそろう「プラチナ世代」のひとり。その中でも一番乗りで世界選手権入賞を達成し、2012年ロンドン五輪から一度も欠かさず五輪・世界選手権の代表をつかんできた。
今年3月で30歳となり、ベテランと言われるような年齢に差し掛かってきたが、まだまだ競技への情熱は燃えたぎっている。今後は2024年のパリ五輪をターゲットにし、「それまではフランスを拠点にしていく。次は決勝に行きます」と、早くも次へと目線を切り替えていた。

RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.08.24
東京世界陸上がハローキティとコラボグッズ発売 人気キャラクターが陸上に挑戦
2025.08.23
【男子400mH】家入俊太(東福岡高3)49秒74=高校歴代2位
2025.08.23
長距離指導者の川越学氏が63歳で急逝 資生堂、エディオンで監督歴任 競歩の藤井も指導
-
2025.08.22
-
2025.08.22
2025.08.19
15年ぶりの箱根総合優勝へ 早大駅伝主将・山口智規「夏合宿で底上げを」 妙高で合同取材会
2025.08.16
100mH・福部真子12秒73!!ついに東京世界選手権参加標準を突破/福井ナイトゲームズ
-
2025.08.19
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.08.24
東京世界陸上がハローキティとコラボグッズ発売 人気キャラクターが陸上に挑戦
TBSは8月23日、公式SNSを更新し、東京世界陸上とサンリオによるコラボ映像を公開した。ハローキティをはじめとした人気キャラクターとコラボした映像となっている。 人気キャラクターが陸上に挑戦する姿を公開。シナモロールが […]
2025.08.23
【男子400mH】家入俊太(東福岡高3)49秒74=高校歴代2位
第80回九州選手権第1日は8月23日、大分・クラサスドーム大分で行われ、男子400mハードルで家入俊太(東福岡高3)が高校歴代2位となる49秒74をマークした。 家入は姪浜中3年時に全中400mB決勝進出。東福岡高では1 […]
2025.08.23
長距離指導者の川越学氏が63歳で急逝 資生堂、エディオンで監督歴任 競歩の藤井も指導
女子長距離を中心にトップ選手を指導してきた川越学氏が、8月22日に脳卒中のため亡くなったことがわかった。63歳だった。 鹿児島県出身の川越氏は、現役時代は鹿児島南高、早大で活躍。箱根駅伝では2度の優勝を果たし、日本インカ […]
2025.08.23
100m・ジェファーソンが10秒76V 砲丸投・ジャクソンが大会新 マリングスが円盤投初優勝/DLブリュッセル
世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第14戦・ブリュッセル大会(ベルギー)が8月22日に行われ、女子100m(-0.2)はパリ五輪銅メダルのM.ジェファーソン(米国)が10秒76で優勝した。 ジェファーソンは現 […]
2025.08.23
5000m田中希実が14分37秒19!自己4番目の好記録で世界陸上へ弾み 走高跳・真野は4位タイ/DLブリュッセル
世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第14戦・ブリュッセル大会(ベルギー)が8月22日に行われ、女子5000mに田中希実(New Balance)が出場。14分37秒19の9位だった。 田中は第2集団の後方でレ […]
Latest Issue
最新号

2025年9月号 (8月12日発売)
衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99