◇オレゴン世界陸上(7月15日~24日/米国・オレゴン州ユージン)4日目
オレゴン世界陸上4日目のイブニングセッションに行われた男子走高跳決勝。大会2連覇中、昨年の東京五輪でも金メダルを手にしたムタズ・エッサ・バルシム(カタール)が2m37で貫録の優勝を飾った。
まさに「王者」としての実力を示す圧倒的なシリーズだった。最初の高さ2m19をただ1人パス。2m24から跳び始めると、2m27、2m30、2m33、2m35へと上がるバーをすべて一発でクリアする。
東京五輪でバルシムとともに史上初の同時金メダルとなったジャンマルコ・タンベリ(イタリア)が2m33どまり。韓国のウー・サンヒョクが2m35を2回目にクリアして食い下がったが、バルシムは2m37も鮮やかに1回で越えて勝負あり。ウーが2m37を1回失敗した後にパスをし、2m39に挑んで逆転を狙ったがクリアならず。バルシムは2m39をパスした後、大会新の2m42に1回だけ挑戦した後に競技を終えた。
2010年の世界ジュニア選手権を2m30で制してから、世界のハイジャンプをリードしてきた。2014年には世界歴代2位の2m43をクリア。その後、踏み切り脚の左足首を手術する大ケガを負ったが、見事に復活して19年の地元ドーハ世界陸上を制覇した。さらに、昨年に念願の五輪初タイトルを手にし、名実ともに現役最高のジャンパーになった。
今季は5月に2試合しただけだったが、大試合にピタリ調整。この日の2m37の跳躍は、2m40台の高さがあった。31歳となり、心身ともに充実。今が全盛期と言えるかもしれない。
■男子走高跳上位成績
1位 ムタズ・エッサ・バルシム(カタール) 2m37
2位 禹相赫(韓国) 2m35
3位 アンドリー・プロツェンコ(ウクライナ)2m33
4位 ジャンマルコ・タンベリ(イタリア) 2m33
5位 シェルビー・マキューアン(米国) 2m30
6位 ジャンゴ・ロヴェット(カナダ) 2m27
7位 ルイス・エンリケ・ザヤス(キューバ) 2m27
8位 真野友博(九電工) 2m27
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