HOME ニュース、海外

2022.06.27

男子三段跳のディアスが今季世界最高の17m93wのビッグジャンプ 100m五輪金のジェイコブスはケガから復帰
男子三段跳のディアスが今季世界最高の17m93wのビッグジャンプ 100m五輪金のジェイコブスはケガから復帰


写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT)
今週末は各国で選手権大会が行われ、多数の好記録が生まれた。

24日から26日まで行われたスペイン選手権ではドーハ世界選手権8位のJ.A.ディアスが17m93(+2.5)で優勝。公認では17m87(+1.2)の今季世界最高をマーク、ナショナルレコードを樹立した。ジュニア時代から世界大会で活躍するデイアスは昨年、キューバからスペインに亡命。今年に入ってからスペイン国籍を取得したため、世界陸連のルールで来月のオレゴン世界選手権には出場できない。

広告の下にコンテンツが続きます

また、同日のイタリア選手権では男子100m東京五輪金メダリストのL.M.ジェイコブスが10秒12(+0.9)で制覇。5月に筋肉を負傷して約1ヵ月間、レースから離れていたが無事復帰した。女子走高跳はE.バロルティガラが1m98で勝っている。

同じ日程で行われていた英国選手権では女子100m東京五輪8位のD.ニータが10秒80(+3.9)で勝利。同200mも19年ドーハ世界選手権金のD.アッシャー・スミスを抑えて22秒34 (+3.5)で勝ち、2冠を獲得した。200mでは有効期限内に公認での世界選手権参加標準記録を突破していないが、100mでは出場権を手にしている。英国の女子4×100mリレーは世界選手権で2大会連続で銀メダルを獲得しており、オレゴンでもチームの中心を担うことになりそうだ。

男子800mはM.バージンが1分44秒54で優勝。バージンは今月上旬に今季世界最高の1分43秒52をマークしている。男子100mは追い風2.5mの中行われ、J.アズが9秒90で制覇。2位R.プレスコッドが9秒94、3位Z.ヒューズが9秒97と、参考記録ながら上位3名が9秒台をマークした。

24、25日のスイス選手権は今年の世界室内選手権60m金メダルのカンブンジがナショナルレコードを更新する10秒89(+0.6)の自己新で快勝。22日から26日にかけて行われたカナダ選手権では女子砲丸投のS.ミットンがナショナルレコードの20m33で勝った。

広告の下にコンテンツが続きます

また、ケニアでは世界選手権と英連邦大会のトライアル大会が行われ、男子800mではW.キニヤマルが1分43秒55で優勝。この種目で東京五輪金メダルのE.コリルは800mに出場しなかたが、400mを44秒87でV。世界選手権には400mと800mの代表に決まった。女子800mはM.モラーが自己新の1分57秒45で勝利。400mも50秒84のナショナルレコードで制した。男子500mはN.キメリが13分28秒76で快勝。女子10000mは世界選手権5000m2連覇中のH.オビリが31分49秒55で勝った。

写真/Mochizuki Jiro(Agence SHOT) 今週末は各国で選手権大会が行われ、多数の好記録が生まれた。 24日から26日まで行われたスペイン選手権ではドーハ世界選手権8位のJ.A.ディアスが17m93(+2.5)で優勝。公認では17m87(+1.2)の今季世界最高をマーク、ナショナルレコードを樹立した。ジュニア時代から世界大会で活躍するデイアスは昨年、キューバからスペインに亡命。今年に入ってからスペイン国籍を取得したため、世界陸連のルールで来月のオレゴン世界選手権には出場できない。 また、同日のイタリア選手権では男子100m東京五輪金メダリストのL.M.ジェイコブスが10秒12(+0.9)で制覇。5月に筋肉を負傷して約1ヵ月間、レースから離れていたが無事復帰した。女子走高跳はE.バロルティガラが1m98で勝っている。 同じ日程で行われていた英国選手権では女子100m東京五輪8位のD.ニータが10秒80(+3.9)で勝利。同200mも19年ドーハ世界選手権金のD.アッシャー・スミスを抑えて22秒34 (+3.5)で勝ち、2冠を獲得した。200mでは有効期限内に公認での世界選手権参加標準記録を突破していないが、100mでは出場権を手にしている。英国の女子4×100mリレーは世界選手権で2大会連続で銀メダルを獲得しており、オレゴンでもチームの中心を担うことになりそうだ。 男子800mはM.バージンが1分44秒54で優勝。バージンは今月上旬に今季世界最高の1分43秒52をマークしている。男子100mは追い風2.5mの中行われ、J.アズが9秒90で制覇。2位R.プレスコッドが9秒94、3位Z.ヒューズが9秒97と、参考記録ながら上位3名が9秒台をマークした。 24、25日のスイス選手権は今年の世界室内選手権60m金メダルのカンブンジがナショナルレコードを更新する10秒89(+0.6)の自己新で快勝。22日から26日にかけて行われたカナダ選手権では女子砲丸投のS.ミットンがナショナルレコードの20m33で勝った。 また、ケニアでは世界選手権と英連邦大会のトライアル大会が行われ、男子800mではW.キニヤマルが1分43秒55で優勝。この種目で東京五輪金メダルのE.コリルは800mに出場しなかたが、400mを44秒87でV。世界選手権には400mと800mの代表に決まった。女子800mはM.モラーが自己新の1分57秒45で勝利。400mも50秒84のナショナルレコードで制した。男子500mはN.キメリが13分28秒76で快勝。女子10000mは世界選手権5000m2連覇中のH.オビリが31分49秒55で勝った。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.29

【高校生FOCUS】走高跳・中村佳吾(関大北陽高)「プレッシャーがあったほうが跳べる」

FOCUS! 高校生INTERVIEW 中村佳吾 Nakamura Keigo 関大北陽3大阪 毎月恒例掲載の高校生FOCUSは、男子走高跳の中村佳吾選手(関大北陽3大阪)に2025年を締めくくってもらいます。7月の広島 […]

NEWS インフル乗り越えた大東大・外園監督「出場できることに感謝」名城大・米田監督「総合力で勝ち切る」/富士山女子駅伝

2025.12.29

インフル乗り越えた大東大・外園監督「出場できることに感謝」名城大・米田監督「総合力で勝ち切る」/富士山女子駅伝

12月30日に開催される2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の前日会見と開会式が、29日に静岡県富士市内で行われた。 会見には城西大の赤羽周平監督、大東大の外園隆監督、名城大の米田勝朗監督、東北福祉大の冠木雅 […]

NEWS 全日本女王・城西大の赤羽監督は初Vへ「100%が出せれば見えてくる」立命大・杉村監督「この布陣で連覇を」/富士山女子駅伝

2025.12.29

全日本女王・城西大の赤羽監督は初Vへ「100%が出せれば見えてくる」立命大・杉村監督「この布陣で連覇を」/富士山女子駅伝

12月30日に開催される2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の前日会見と開会式が、29日に静岡県富士市内で行われた。 会見には城西大の赤羽周平監督、大東大の外園隆監督、名城大の米田勝朗監督、東北福祉大の冠木雅 […]

NEWS 【箱根駅伝区間エントリー】全日本王者・駒大は6区に3度目となる伊藤蒼唯! 主将・山川拓馬、エース・佐藤圭汰らは補欠

2025.12.29

【箱根駅伝区間エントリー】全日本王者・駒大は6区に3度目となる伊藤蒼唯! 主将・山川拓馬、エース・佐藤圭汰らは補欠

第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)の区間エントリーが12月29日に発表された。 全日本大学駅伝を制し、3年ぶりの優勝を狙う駒大は前回経験者4人を登録。1区は伊勢路でも同区間で区間4位と好走した小山翔也(3年) […]

NEWS 【箱根駅伝区間エントリー】悲願の初Vへ國學院大は2区に主将・上原琉翔! ルーキー・髙石樹が5区 野中恒亨らは補欠

2025.12.29

【箱根駅伝区間エントリー】悲願の初Vへ國學院大は2区に主将・上原琉翔! ルーキー・髙石樹が5区 野中恒亨らは補欠

第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)の区間エントリーが12月29日に発表された。 出雲駅伝を制し、悲願の初優勝を狙う國學院大は2区に主将の上原琉翔(4年)を登録。1区には前回6区の嘉数純平(4年)、4区には出雲 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top