HOME ニュース、国内

2022.06.23

田中希実が1000mで日本新の2分37秒33「1500mのレースのイメージに直結する」/ホクレンDC
田中希実が1000mで日本新の2分37秒33「1500mのレースのイメージに直結する」/ホクレンDC

◇ホクレン・ディスタンスチャレンジ2022:20周年記念大会(6月22日・北海道深川市)

ホクレン・ディスタンスチャレンジ2022の「20周年記念大会」が北海道深川市で行われ、女子1000mには、同種目の日本記録を持つ田中希実(豊田自動織機)が出場した。

すでに1500mと5000mの2種目で今夏のオレゴン世界選手権出場を決めている田中は、日本選手権で2位だった800mでの出場も見えてきている。今回、シミラーイベント(ワールドランキング集計対象となるサブ種目のこと)として行われる1000mの結果次第では、48のターゲットナンバー(出場枠内)に入ってくる可能性があった。

1000mのターゲットタイムは田中の持つ日本記録(2分37秒72)。入りの400mは、ペースメーカーの正司瑠奈(環太平洋大)が引っ張り、60秒7で通過した。600mは1分33秒3とややペースが落ちたが、そこから800m日本選手権覇者の塩見綾乃(岩谷産業)との一騎打ちになると、ペースアップを図り、一気に塩見を引き離した(※ラップタイムは、実況による)。そして、自身が昨年8月にマークした記録を0秒39上回り、2分37秒33の日本新記録を打ち立てた。

しかし、「2分35秒ぐらいで走りたかった」と、田中に満足はなかった。「ラスト1周でいかにペースを落とさずに走り切れるかがテーマでしたが、そこまでで余裕が持てていなかったので、ラストは脚が止まってしまいました」と課題を口にする。

広告の下にコンテンツが続きます

反省の言葉ばかりが目立ったが、もちろん収穫もある。特にハイペースで序盤を進められたことを収穫に挙げていた。

「今年は日本選手権も勝負を意識していて、速いペースで入るレースをそんなにしてこなかったので、世界の1500mの入りに近いペースを今季初めて経験できました。それは1500mのレースのイメージに直結するんじゃないかなと思います」

海外のレースの結果次第となるが、800mでも世界選手権出場に少し近づいたレースになった。

なお、田中は直後に行われた1500mのペースメーカーも買って出て、チームメイトの後藤夢らをアシスト。今後もホクレン・ディスタンスチャレンジを経てオレゴンへ向かう予定だ。

文・写真/和田悟志

◇ホクレン・ディスタンスチャレンジ2022:20周年記念大会(6月22日・北海道深川市) ホクレン・ディスタンスチャレンジ2022の「20周年記念大会」が北海道深川市で行われ、女子1000mには、同種目の日本記録を持つ田中希実(豊田自動織機)が出場した。 すでに1500mと5000mの2種目で今夏のオレゴン世界選手権出場を決めている田中は、日本選手権で2位だった800mでの出場も見えてきている。今回、シミラーイベント(ワールドランキング集計対象となるサブ種目のこと)として行われる1000mの結果次第では、48のターゲットナンバー(出場枠内)に入ってくる可能性があった。 1000mのターゲットタイムは田中の持つ日本記録(2分37秒72)。入りの400mは、ペースメーカーの正司瑠奈(環太平洋大)が引っ張り、60秒7で通過した。600mは1分33秒3とややペースが落ちたが、そこから800m日本選手権覇者の塩見綾乃(岩谷産業)との一騎打ちになると、ペースアップを図り、一気に塩見を引き離した(※ラップタイムは、実況による)。そして、自身が昨年8月にマークした記録を0秒39上回り、2分37秒33の日本新記録を打ち立てた。 しかし、「2分35秒ぐらいで走りたかった」と、田中に満足はなかった。「ラスト1周でいかにペースを落とさずに走り切れるかがテーマでしたが、そこまでで余裕が持てていなかったので、ラストは脚が止まってしまいました」と課題を口にする。 反省の言葉ばかりが目立ったが、もちろん収穫もある。特にハイペースで序盤を進められたことを収穫に挙げていた。 「今年は日本選手権も勝負を意識していて、速いペースで入るレースをそんなにしてこなかったので、世界の1500mの入りに近いペースを今季初めて経験できました。それは1500mのレースのイメージに直結するんじゃないかなと思います」 海外のレースの結果次第となるが、800mでも世界選手権出場に少し近づいたレースになった。 なお、田中は直後に行われた1500mのペースメーカーも買って出て、チームメイトの後藤夢らをアシスト。今後もホクレン・ディスタンスチャレンジを経てオレゴンへ向かう予定だ。 文・写真/和田悟志

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.08.31

200m鵜澤飛羽が初壮行会「こんなに熱がこもっているチームない」日本最速のオタク、漫画アニメ愛止まらず

JALは8月31日、9月の東京世界選手権に内定している女子やり投の北口榛花、男子110mハードルの村竹ラシッド、男子200mの鵜澤飛羽に向けた壮行会を行い、その後選手が報道陣の取材に応じた。 今年20秒1台を連発し、国内 […]

NEWS 110mH村竹ラシッド「勝負できるようになってきた」DLファイナルはミスも「大事なのは世界陸上」

2025.08.31

110mH村竹ラシッド「勝負できるようになってきた」DLファイナルはミスも「大事なのは世界陸上」

JALは8月31日、9月の東京世界選手権に内定している女子やり投の北口榛花、男子110mハードルの村竹ラシッド、男子200mの鵜澤飛羽に向けた壮行会を行い、その後選手が報道陣の取材に応じた。 ダイヤモンドリーグ(DL)フ […]

NEWS 北口榛花 世界陸上連覇へ「ケガをしても目標は変わらない」復帰2試合終え「出たことは間違っていない」

2025.08.31

北口榛花 世界陸上連覇へ「ケガをしても目標は変わらない」復帰2試合終え「出たことは間違っていない」

JALは8月31日、9月の東京世界選手権に内定している女子やり投の北口榛花、男子110mハードルの村竹ラシッド、男子200mの鵜澤飛羽に向けた壮行会を行い、その後選手が報道陣の取材に応じた。 合宿先のトルコからリモートで […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第60回「溢れんばかりの志を~ある人に思いを馳せて~」

2025.08.31

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第60回「溢れんばかりの志を~ある人に思いを馳せて~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第60回「溢れんばかりの志を~ある人に思いを馳せて~」 山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Onlin […]

NEWS JAL壮行会 世界陸上へ北口榛花「ここから下がることはない」状態上向き 村竹「DLはケガではない」鵜澤「追いつきたい」

2025.08.31

JAL壮行会 世界陸上へ北口榛花「ここから下がることはない」状態上向き 村竹「DLはケガではない」鵜澤「追いつきたい」

JALは8月31日、9月の東京世界選手権に内定している女子やり投の北口榛花、男子110mハードルの村竹ラシッド、男子200mの鵜澤飛羽に向けた壮行会を行い、メディアにも公開した。 前回優勝で、パリ五輪でも金メダルを獲得し […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年9月号 (8月12日発売)

2025年9月号 (8月12日発売)

衝撃の5日間
広島インターハイ特集!
桐生祥秀 9秒99

page top