HOME 高校

2022.06.17

武田莉奈がIH未実施種目の2000m障害で高校最高の6分35秒94/IH東北大会
武田莉奈がIH未実施種目の2000m障害で高校最高の6分35秒94/IH東北大会


◇インターハイ東北大会(6月14日~17日/青森市)

夏のインターハイを懸けた地区予選となる東北大会(青森市・新青森県総合運動公園陸上競技場)3日目の6月16日、インターハイ非実施種目の女子2000m障害(オープン種目)で武田莉奈(仙台育英3宮城)が6分35秒94の高校最高記録を樹立した。従来の高校最高は、2014年に島田美穂(山梨学院)が打ち立てた6分36秒81。

武田は序盤から飛び出すと、1000mを3分17秒で通過。後半もそのペースを維持し、8年ぶりの高校最高記録更新につなげた。「最後の障害を越えた後に、タイムを見て高校最高を出せると思いました。出すことができて良かったです」。

この種目に取り組んだのは昨年から。「興味があったので始めました。障害を跳ぶ様子を見ていた先生などから『いいんじゃないか』と言っていただきました」。昨年の自己ベストは6分52秒26だったが、今季は5月中旬の県大会で6分42秒02と記録を短縮。「東北大会では高校最高を狙っていました。ただ、本当に出るとは思わなかったです」と声を弾ませた。

インターハイの実施種目でないため、武田にとって2000m障害はこのレースが高校最後。駅伝チームの副主将を務める武田は「これからは駅伝に向けてがんばっていきたい」と力を込めた。昨年の全国高校駅伝には8人の登録メンバーに入ったものの、レース当日は補欠に回って全国制覇をサポート。「今回は5人の中に入りたいです。そのために3000mの自己ベスト(9分38秒65)を更新して9分10秒台を目指したい」と意気込んだ。

◇インターハイ東北大会(6月14日~17日/青森市) 夏のインターハイを懸けた地区予選となる東北大会(青森市・新青森県総合運動公園陸上競技場)3日目の6月16日、インターハイ非実施種目の女子2000m障害(オープン種目)で武田莉奈(仙台育英3宮城)が6分35秒94の高校最高記録を樹立した。従来の高校最高は、2014年に島田美穂(山梨学院)が打ち立てた6分36秒81。 武田は序盤から飛び出すと、1000mを3分17秒で通過。後半もそのペースを維持し、8年ぶりの高校最高記録更新につなげた。「最後の障害を越えた後に、タイムを見て高校最高を出せると思いました。出すことができて良かったです」。 この種目に取り組んだのは昨年から。「興味があったので始めました。障害を跳ぶ様子を見ていた先生などから『いいんじゃないか』と言っていただきました」。昨年の自己ベストは6分52秒26だったが、今季は5月中旬の県大会で6分42秒02と記録を短縮。「東北大会では高校最高を狙っていました。ただ、本当に出るとは思わなかったです」と声を弾ませた。 インターハイの実施種目でないため、武田にとって2000m障害はこのレースが高校最後。駅伝チームの副主将を務める武田は「これからは駅伝に向けてがんばっていきたい」と力を込めた。昨年の全国高校駅伝には8人の登録メンバーに入ったものの、レース当日は補欠に回って全国制覇をサポート。「今回は5人の中に入りたいです。そのために3000mの自己ベスト(9分38秒65)を更新して9分10秒台を目指したい」と意気込んだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.29

中大・吉居駿恭が5000m連覇!圧巻スパートで13分26秒71「一歩一歩前進できるように」/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、最終種目となった男子5000mは残り250mから仕掛けた吉居駿恭(中大)が13分26秒31で混成を制し、大会連覇を果 […]

NEWS “ラストシーズン”の寺田明日香「意外と走れた」決勝6位も予選で12秒台マーク/織田記念

2025.04.29

“ラストシーズン”の寺田明日香「意外と走れた」決勝6位も予選で12秒台マーク/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、女子100mハードルは中島ひとみ(長谷川体育施設)が自己新となる12秒93(+1.8)で優勝した。 東京五輪代表で元 […]

NEWS 【学生長距離Close-upインタビュー】東京六大学5000mV東大・秋吉拓真「みんなが驚くような番狂わせを」

2025.04.29

【学生長距離Close-upインタビュー】東京六大学5000mV東大・秋吉拓真「みんなが驚くような番狂わせを」

学生長距離Close-upインタビュー 秋吉拓真 Akiyoshi Takuma 東大4年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。47回目は、東大の […]

NEWS 100mH中島ひとみが高校以来の主要タイトル!日本歴代5位12秒93に「東京世界陸上出場の実現を」/織田記念

2025.04.29

100mH中島ひとみが高校以来の主要タイトル!日本歴代5位12秒93に「東京世界陸上出場の実現を」/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、女子100mハードルは、中島ひとみ(長谷川体育施設)が日本歴代5位の12秒93(+1.8)で優勝した。 予選で自己ベ […]

NEWS 110mH標準突破済みの阿部竜希がV「代表狙うからには国内で負けないように」/織田記念

2025.04.29

110mH標準突破済みの阿部竜希がV「代表狙うからには国内で負けないように」/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、男子110mハードルは阿部竜希(順大)が13秒36(+1.9)をマークして優勝した。 4日前の日本学生個人選手権準決 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top