HOME ニュース、国内

2022.06.10

東京五輪8位の田中希実が4分11秒83で制し、世界陸上代表内定/日本選手権
東京五輪8位の田中希実が4分11秒83で制し、世界陸上代表内定/日本選手権


◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目

女子1500mは昨年の東京五輪8位・田中希実(豊田自動織機)が4分11秒83で優勝。オレゴン世界選手権代表に内定した。

広告の下にコンテンツが続きます

9日の予選を4分15秒19で通過した田中。決勝はスローペースでレースが進んだが、終始、主導権を握り、他を圧倒した。

田中は兵庫・小野南中3年時の2014年全中1500mで優勝すると、西脇工高時代のインターハイ成績は16年と17年の1500m2位が最高。18年の同志社大入学後は、学連登録せずにクラブチーム所属で試合に出場していた。18年U20世界選手権3000mでは金メダルを獲得。19年世界選手権には5000mで決勝に進み14位だった。

20年には1500mで14年ぶりの日本新となる4分05秒27をマークし、昨年7月に4分04秒08まで短縮した。さらに、東京五輪では予選で4分02秒33を出すと、準決勝では3分59秒19と4分切りを達成して通過。決勝でも再び3分台となる3分59秒95で8位に入り、この種目で日本人初入賞を果たした。3000mでも日本最高記録(8分40秒84)を保持している。

◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)2日目 女子1500mは昨年の東京五輪8位・田中希実(豊田自動織機)が4分11秒83で優勝。オレゴン世界選手権代表に内定した。 9日の予選を4分15秒19で通過した田中。決勝はスローペースでレースが進んだが、終始、主導権を握り、他を圧倒した。 田中は兵庫・小野南中3年時の2014年全中1500mで優勝すると、西脇工高時代のインターハイ成績は16年と17年の1500m2位が最高。18年の同志社大入学後は、学連登録せずにクラブチーム所属で試合に出場していた。18年U20世界選手権3000mでは金メダルを獲得。19年世界選手権には5000mで決勝に進み14位だった。 20年には1500mで14年ぶりの日本新となる4分05秒27をマークし、昨年7月に4分04秒08まで短縮した。さらに、東京五輪では予選で4分02秒33を出すと、準決勝では3分59秒19と4分切りを達成して通過。決勝でも再び3分台となる3分59秒95で8位に入り、この種目で日本人初入賞を果たした。3000mでも日本最高記録(8分40秒84)を保持している。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.28

2月に名古屋アジア大会・競歩のリハーサル大会 名古屋市の特設コースで実施

愛知陸協は、26年2月21日に名古屋市で第15回愛知競歩競技会を行うと発表した。 愛知競歩競技会は、これまでパロマ瑞穂北陸上競技場や知多運動公園陸上競技場(Bフードサイエンス1969知多スタジアム)などトラックで実施され […]

NEWS 箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」

2025.12.28

箱根駅伝Stories/人一倍練習をこなして成長した駒大・伊藤蒼唯 夏場のケガを乗り越え「身体で感覚を思い出せた」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 トップ選手が集まる駒大で代名詞が 駒大・伊藤蒼唯(4年)の代名詞は「 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」

2025.12.28

箱根駅伝Stories/3連覇に挑む青学大の絶対エース・黒田朝日 「チームが勝つために最大限の走りがしたい」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「花の2区」で2度の爆走 箱根駅伝で、黒田朝日(4年)は、「花の2区 […]

NEWS トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝

2025.12.28

トヨタ自動車、旭化成、Hondaの「3強」が中心!第70回記念大会を制するのは?日本代表たちの激走にも注目/ニューイヤー駅伝

◇第70回全日本実業団対抗駅伝(1月1日/群馬県庁前発着・7区間100km) 第70回の節目を迎える全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝inぐんま)は2026年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100 […]

NEWS ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導

2025.12.28

ミュンヘン五輪ハンマー投金メダルのボンダルチュク氏が死去 引退後はセディフ、カツバーグらを指導

男子ハンマー投のA.ボンダルチュク氏(ソ連/ウクライナ)が亡くなった。85歳だった。 ボンダルチュク氏は1972年のミュンヘン五輪の金メダリスト。1969年に当時の世界記録75m48を投げ、史上初めて75m台を記録した選 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top