◇第106回日本選手権(6月9日~12日/大阪・ヤンマースタジアム長居)
注目の男子100m決勝は、サニブラウン・アブデル・ハキーム(タンブルウィードTC)が10秒08(+1.1)で3年ぶり3回目の優勝を飾り、オレゴン世界選手権代表に内定した。
今大会では9日の予選を10秒11(±0)で通過すると、準決勝では10秒04(+0.8)をマークして世界選手権の参加標準記録(10秒05)を突破。決勝でもその強さを発揮した。
サニブラウンは1999年3月生まれの23歳。東京・城西中3年時の2014年全中では100mで3位、200mで2位に入った。城西高時代は1年時からインターハイ200mで2位に入るなど活躍。2年時の15年には世界ユース選手権では100mと200mをいずれも大会新記録で2冠に輝いた。また、北京世界選手権に200mで出場し、準決勝に進んでいる。
17年には日本選手権で100mと200mの2冠。ロンドン世界選手権200mでは史上最年少で決勝に進み、7位入賞を果たした。その後、フロリダ大に進み、19年には100mで当時の日本記録となる9秒97をマーク。ドーハ世界選手権男子4×100mリレーではアンカーとして日本の銅メダルと日本新記録(37秒43)樹立に貢献した。
19年11月のプロ転向後も、引き続き米国を拠点に活動。昨年の東京五輪では200mに出場して予選落ちだったが、今季は3月中旬の屋外初戦で10秒15をマークするなど、調子を上げていた。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
-
2024.12.12
-
2024.12.12
-
2024.12.11
2024.12.07
不破聖衣来が10000mに出場し12位でフィニッシュ 完全復活へ実戦積む/エディオンDC
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.12
日本GPシリーズチャンピオンは福部真子と筒江海斗!種目別800mは落合晃&久保凛の高校日本記録保持者コンビがV、女子1500m田中希実が4連覇
日本グランプリ(GP)シリーズ2024のシリーズチャンピオンが発表され、男子は400mハードルの筒江海斗(ST-WAKO)、女子は100mハードルの福部真子(日本建設工業)と、ともにパリ五輪のハードル種目代表が初の栄冠に […]
2024.12.12
世界陸連が6つの世界記録を承認 川野将虎が男子35km初代世界記録保持者に
12月11日、世界陸連は5月から10月にかけて誕生した世界記録を正式に承認したことを発表した。 10月27日の日本選手権35km競歩(山形・高畠)で、川野将虎(旭化成)が樹立した2時間21分47秒も世界記録として認定。同 […]
2024.12.12
月刊陸上競技2025年1月号
Contents W別冊付録 箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望 大会報道 福岡国際マラソン 吉田祐也 日本歴代3位の激走 涙の復活劇 全日本実業団対抗女子駅伝 JP日本郵政グループ 4年ぶりV 地域実業団駅伝 中学 […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会